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【#1025】まずは平均点をとれ

2023.07.14  まずは平均点をとれ

この記事は、 
アマチュアミュージシャンを
プロに育てる
オンラインサロン
【HARK Startup Boost 】(https://twitter.com/info_harksb/status/1428688646043930636?s=21)にて
書かれた内容です。


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おはようございますー


オーナー明後日から九州行くので
仕事終わらせるのにバタバタしてて忙しいんですけどね
こう言う時も
なんやかんや連絡が来るものですね

今日はちょっと涼しいので
多めに仕事しようかと思ってます。



どうも
夏は仕事したく無いオーナーです。

暑いし
バカンスしたいですよね。笑





さて
本日は大好評
クオリティ理論のお話をしようと思います。


オーナーはですね
音楽で成功するのには
「クオリティは関係ない」
と言う立場なわけですが

この
「関係ない」

「必要ない」


ごちゃ混ぜになる人が多いです。


めちゃくちゃヘタクソの方が良い。
なんて誰も言ってません。


そりゃあクオリティが高い方がいいでしょう。

そんなことはわかっていますが
クオリティとは結構
「曖昧な」
ものなわけです。


これは昨日お話しした
「数値」
のお話と連動していますよね。


数値で表せないものを物差しにしてしまうから

みなさんは
みなさん自身が
「前に進んでいるかわからない」
という事になってしまうわけです。


では
みなさんはアマチュアミュージシャンなわけですから

新規の客がみなさんを好きになる上でどう言う項目があるのでしょうか


ここで一つ目に出てくるのが
「クオリティ」
ですね

「音楽クオリティ」
と一言で言っても色々なクオリティがあります。

楽器の演奏技術。
アレンジの多彩さ。
音の綺麗さ、オシャレさ。
楽曲の完成度。
歌唱力。
そして
エンターテイメント性


このように
クオリティと言っても

「数値よりのもの」

「主観的なもの」

両方が混在していることがわかりますよね。


例えば
「演奏技術」

これは数値寄りなものです。

聞けば上手かどうかわかりますし


例えば
「いい音」

これは技術者の経験や使っている機材の値段、環境など
これも数値によっていますよね


では
「エンターテイメント性」
とか
「楽曲の完成度」
とか
「オシャレさ」
とか


こう言うのは
例えばジャンルとか
流行りとか
好みとか

こういう「主観的な感覚」で判断する部分がかなり多くなります。


これが
「混在している」
ということが
問題なわけですね。



では
一旦冷静に
「現実的な話」
だけをしてみましょう。


例えば
みなさんがライブで歌う時に

「バックバンド」
として
サポートギタリストが来たとします。

歌を歌うのに伴奏をしてくれるわけですね。

この時
「上手かどうか」
とか
「聞きやすいかどうか」
とか

こういう
「数値より」
の部分が大事になってきますよね。

ミスばっかりしているサポートギタリストは嫌ですよね

では
「何点なら」
OKなんでしょうか?



はい。今日のポイント一つ目ここ。

主観的な判断の中でもこの
「数値よりのもの」
に関しては
点数が上がるごとに
反映される効果が薄れていく。

と言うことがあります。


例えばですね

みなさんが歌う時に
サポートギタリストは
「超絶技巧のテクニック」
は必要ないですよね。

そんなもん披露する場所ないでしょう。

また
「とんでもない斬新なアレンジ」
これも必要ないですね。


この
「超絶技巧」

「とんでもない」
という
「飛び抜けた」効果は
ここでは必要ないわけです。


これに点数をつけてみましょう。

おそらくサポートギタリストとしてなかなかいい感じの人だな、
と評価されるためには

ギタークオリティ点数はおそらく
「65点」
くらいの点数を持っていれば合格。
と言う事になるのではないでしょうか。


しかしですね
みなさんは
新規の客を
「自分のファンにしたい!」
と思っているわけです。

だから
このサポートギタリストに
「できれば100点を出して欲しい」
と、
考えるわけですね。

これは自然な事なので仕方ないと思います。


しかしですね
この
65点サポートギタリスト

100点サポートギタリスト

この二つを比べた時に
みなさんがファンを獲得する確率が
「どれくらい」
上がりますか?


ここ。
この数値をみなさんは把握しなければなりません。


みなさんがサポートギタリストを呼ぶのに
リハーサルと本番の二日間で
大体
65点の人なら「3万円」ってところでしょうか。

100点の人なら
おそらく20万円くらい。

費用対効果としてこの
「差額17万円」
を差し出す代わりに
みなさんは
「65点から100点に上がる」
と言う効果を購入していると言う事になります。

それ
ファン増えるんでしたっけ?


このギタリストが
65点から100点になる事で
このライブを見た新規の人たちがファになる確率って
「どれくらい」
上がるんでしょうか?

また
「具体的に何人」
増えるんでしょうか?

ここの計算をしていないわけです。


もちろんですね
上がります。
増えます。
それはわかってるんですよ。

「どれくらい」増えるんですか?
って言う話です。


みなさんが一回のライブで
「17万円」
かけて手に入れたそのクオリティで

その対価として得るものは
「新規何人?」
なんですか?


ここが理解できていない人たちが
クオリティの話をするんです。

だからオーナーはこのことを
「趣味で音楽やっている奴ら」
と読んでいるわけですね。

これは全くの無駄です。



例えばですね
みなさんが「新規のファン」を獲得するためには

音楽のアプローチとしては第一に
「相手の好みにハマる」
ということが1番効果的です。

楽曲が好き。
声が好き。
雰囲気が好き。
映像が好き。
歌い姿が好き。

この
「好きという曖昧なもの」

当てはまることで
相手はファンになってくれるわけです。


では
相手のこの
「好きと言う曖昧なもの」
にハマるために

みなさんが行うアプローチって
果たして
「クオリティ」
だけでしょうか?


音楽やライブパフォーマンスだけでも

演奏クオリティ
楽曲クオリティ

これ以外に

照明演出
音響演出
舞台演出
ライブのエンターテイメント性
ダンス
トーク
サプライズ演出
などなど

ファンの好みにハマるアプローチってたくさんありますよね。


みなさんの言う
世間のアマチュアミュージシャンのいうこの
「クオリティ」
というのは

新規獲得の手段の
ほんの一部分でしかないわけです。



例えばですね
みなさんが
「新曲」
を作るとしますよね

その時に
「クオリティ」
以外のアプローチとして

音楽が「キャッチーである」こと。

これって違うアプローチですよね


音楽が
「ソリッド」
である。

これもアプローチとしてアリです


あえて
「弾き語りの曲にする」

これも
アプローチですよね


はい。
クオリティが関係ない部分でも
みなさんはたくさん勝負できるわけですよ。

しかも
こっちの方が強くてわかりやすい。


はい
今日の二つ目のポイント。ここです。


「音楽クオリティ」
のアプローチは客からわかりづらいものであり

それ以外に
「客のわかりやすいアプローチ」
というものはたくさん存在する。

まずはそっちが優先じゃないの?

です。



クオリティを上げる前に
まだまだたくさんやることあるよね?

ってことですよね


今言った通り
「バックバンド」

「音源」

クオリティを上げるのは
お金を払えば簡単に出来るんですよ。

たくさん金を出すと
クオリティが上がる。

なので
今やる必要ないんですよ。


みなさんが今やらないといけないのは

「かけるお金は最小限で出来るだけ効果の高いもの」

を、選んでやっていかないと

みなさんの点数は上がっていかないわけで
ファンは増えていかないわけです。


つまり
「クオリティ以外のアプローチ」
をどこまで突き詰められるのか?

この部分が1番の勝負所になるわけです。


他のミュージシャンと違うところになるわけです。

だって
みんなクオリティで競っているから。笑
そうじゃない部分をどんどん伸ばした方が有利に決まってるでしょ。笑

簡単な話ですよね



オーナーの肌感覚でいうと

アマチュアミュージシャンにおいてこの
「音楽クオリティ」
というのは

大体65点くらい取れていれば合格。
大体75点取れていれば素晴らしい。

って感じです。


これ
裏を返すと
85点とっているアマチュアミュージシャンは
「無駄な事に時間を使っている」
ということも出来るわけです。



はい。
今日のポイント三つ目。



みなさんは
75点のクオリティ以上のものを出そうとすること自体が
「時間の無駄」
であると言うことです。

そんなことよりも
もっと気をつけないことがたくさんあるし
もっと効果的にファンに訴えかける部分がたくさんあります。

演出や
衣装
ブランディング
「クオリティ」
の範囲だけでも
まだまだたくさんあります。

これを総合的に
「平均点65点」
を取るように伸ばしていかないといけないわけです。

歌の上手さだけ
80点とっても意味ないんですよ。

平均点が高くないとダメなんです。


この
「平均点を超えている」

と言う時点でもうみなさんは

「新規の人の好みにハマる可能性がある」

からです。


はい。
今日の結論ここです。


みなさんは勘違いしています。

「クオリティ」
というのは
「高ければ高いほどいい」
と勘違いをしているわけですけど

「アマチュアミュージシャン」
においては
この「65点」がボーダーラインとなります。

65点を超えていれば
誰かしらの好みにハマることがあると言うことです。

これが
「45点」ではダメです。

今の人たちは音楽たくさん聴いてますからね。



なのでですね

アマチュアミュージシャンとして
「クオリティ」
の話をする時にはまず

みなさんは
「平均点65」
を目指すことが
まずやるべきことである。

と。

こう言う結論になるわけです。


もちろん
得意なことは80点とってもいいんですよ。

でも35点がたくさんあったらダメです。


みなさんに大事なのは
まず「平均点」です。

日本人は
「いいところをたくさん評価する」
という生き物ではなくて

「減点方式」
の生き物です。


日本人は減点方式なので
みなさんの音楽活動を
「減点方式」
で評価しています。

だからまず
「平均点をクリアしていること」
が求められるわけですね


この時に
「どこか1箇所だけ100点を取れていれば良い」
とか

そういう「嘘」を誰かに教わりました?
そんなわけないでしょ。笑

日本人は潔癖症なので。
そんなわけないです。


どんなに天才でも
挨拶できないと嫌い。
とか。

どんなに下手くそでも愛想がいいと
優しく面倒みる。
とか。

こう言う生き物ですよ



なので結論。
もう一回言いますね



アマチュアミュージシャンが
「クオリティ」
の話をする際には

まず
「平均点65」
を目指しなさい。

これが結論です。



みなさんバカなのですぐに

「アレンジで100点取りたい」
とか
「歌唱力で95点を取りたい」
とか

言うでしょ?


クオリティはそんなに簡単に上がりませんし
逆に
クオリティはお金をかければ簡単に上がります。


みなさんはまず活動していく上で
その活動を応援してくれるファンをある一定数まで集めることでしか
次のステージには行けないわけです。


その時に必要なのは
「平均点」ですよ。


みなさんの今活動を色々とやっていますよね?

はい。
今のこのアプローチは
「65点を取りに行っているか?」
です。


もしかして
他に20点のところがあるのに
65点取れているところを80点にしようとしていませんか?

です。
これです。


これを今の皆さんの活動に当てはめて
活動を見直してみてください。

無駄なことをたくさんやっていますし
ファンを増やすのに
必要なところがカバーされていないですよ。



みなさんは
「アマチュアミュージシャン」
な訳ですのでね。

今必要なのは  
飛び抜けた1箇所の90点ではなくて
平均点65です。

しっかり頭に入れておいてくださいね。



本日のお話は
ここまでです。


それでは今日もですね!
新規を獲得するためにまずは

「平均点65」

を目指して
しっかり頑張りましょー!




いってらっしゃい!


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