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【#985】IQが低いままで楽しめるコンテンツを提供する

6/2 IQが低いままで楽しめるコンテンツを提供する

この記事は、 
アマチュアミュージシャンを
プロに育てる
オンラインサロン
【HARK Startup Boost 】(https://twitter.com/info_harksb/status/1428688646043930636?s=21)にて
書かれた内容です。


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おはようございますー
朝からずぶ濡れでバイク通勤のオーナーです


でも大丈夫
新しい雨がっぱを
導入したばっかりですからね!
ふふふん



オーナーはあんまりドラマとか
アニメとか見ないんですけどね
今「推しの子」というやつが
流行っているらしいですね




これって
「IQを上げる」
というアプローチをしていたんだよー!
という記事を読みましたので
今日はそのお話をしたいと思います。



今なんか話題になっている
推しの子というアニメですけど
見ている方いますかね?




うーん
どれくらいなんだろうな



オタク率の高いミュージシャン界隈とはいえ
最新のアニメをリアルタイムで
追いかけているとなると
まあよくて30%くらいの人ですかね



このアニメって
ざっくりのストーリーを説明すると主人公が
自分の推しているアイドルの「子供」に
転生するという
まあ奇想天外なストーリーなわけですが



でもまあ、
よくありがちなストーリーなんですよね



最近のネット漫画界隈では
こういう異世界転生的な
ストーリーは掃いて捨てるほどあります。



この物語もストーリーが素晴らしいとか
こういう「クオリティ」の部分ばかりが
取り上げられるわけですが
オーナーはそこは興味ないわけですね



この物語はそもそもファンが
自分の推しの子供に転生するというお話なので
この「推しのアイドルが
どういう人物なのかを説明する」という

この「背景説明」が大変なわけですね




ここがうまくいくと
視聴者が増える。


逆にここの導入を失敗すると
うまくいかない。



見ている視聴者が
「このアイドルってどういう人なんですか」
というストーリーを知った上で


その後の「子供が生まれた後」の
話をしないといけない。



これ
皆さんもよくやる失敗例です。



「導入」をした後ならその物語は面白い。


しかし
この「導入」をさせるのが
1番難しいわけです。



このアイドルはこういう経緯で
デビューしてこういう功績があって
こういうトラブルがあって
なんやかんやで今子供がいますよ。



この「なんやかんや」の部分を
視聴者にまず「前提情報として」
与えることが必要なわけです。



ここポイント。



推しの子は
「初回90分」という異例の長尺で
この「導入部分のなんやかんや」を
一気に見せるという
そういうアプローチをしたそうです。



だから
その後の話を見やすい。
理解できる。



これ
1番初めに
「視聴者のIQを上げている」わけですね
ここなかなか面白いアプローチだと思います。




アニメなんて
深夜枠を全部流し見て
第一話を見てガンガン切っていくような
そういう文化ですからね



第三話までとりあえず見ないと
ストーリーが面白くならないという
こういうアプローチは失敗につながるわけです



ここ皆さんもやりがちなミスですよね



では一度まとめますね



最近はやっている
「推しの子」というアニメは
どうやら面白いらしいんだけど
流行っているらしいんだけど



でもそもそもその
ストーリーの「前提のお話」を
理解しないと楽しめない。



だからこのアニメは
第一話が「90分(3話分)」という
異例のアプローチをして


そのアニメを初めて見る視聴者のIQを
「90分かけて上げて」


その後の展開を期待させるような
アプローチをして見事に成功した。と、
こういうことらしいですね



では
抽象化してみましょう



アニメのように
「ある程度の視聴者数が見込めるフィールド」
においては
ファンのIQが上がっている状態で
その母数もたくさんある。



つまりアプローチとしては
「IQの高い人たちを取り込む方法」が
正しいわけです。




ここでの「初回90分」というアプローチは
この一回90分かけて
「ファンのIQを一気に引き上げる」という
アプローチであり


これをやったことで物語を楽しむための
「前提情報」を刷り込む事に成功した。
こんな感じですね



では今度は
アマチュアミュージシャンの
お話に落とし込んでみましょう



「再具体化」ですね



アマチュアミュージシャンの活動においても


例えば
「世界観」とか
「歌詞の意味」とか
「人となり、キャラ」とか




こういうものって
「初めて見る人」には
なんのことかわかりませんよね?



よくわからない若いにーちゃんが
辛いものを食べていてもなんも面白くない。



これは「ヒカキンが辛いものを食べる」から
面白いわけであって
あなたが辛いものを食べても面白くない。



これは「前提情報」が 
不足しているからなんです



皆さんのライブで音楽を聴くときに
それが素晴らしいと思うかどうかには
この「前提情報」が大きく関わっていて


その情報が多ければ「好意的」
その情報が少なければ「否定的」と、

傾向としてはこういうふうに
判断しがちになります。



ここでいう
「前提情報が多い=IQが高い」
「前提情報が少ない=IQが低い」と、
こういう図式になるわけですね



この「推しの子」というアニメから
みなさんはここを勉強しないといけません。



皆さんは自分達の音楽を聴いてもらう
「新規のファン」を捕まえるときに
どうしても「音楽素晴らしいでしょ!」と
言いがちです。



「歌詞がオシャレでしょ!」
「ストーリーが面白いでしょ!」
「ここひねってるでしょ!」と言いがちです




しかしですね
それって
「前提情報がないと理解できないもの」
ですよね?


あなたがどういう音楽を
普段からやっている人なのかとか。

あなたがどういう想いを持って
活動している人なのかとか。

あなたが過去にどういう曲を
歌ってきたのかとか。



こういうことを
「前提情報として知っている人」が
楽しめるコンテンツを作ってしまいがちです。



これではうまくいきません




皆さんがやるアプローチとして
大きく二つのアプローチがあると思います。



一つ目
「IQが低いままで楽しめる
コンテンツを提供する」です。



二つ目
「みている人たちのIQを
一気に引き上げてからコンテンツを提供する」
です。



今回のこの「推しの子」のお話は
この「二つ目のアプローチ」だったわけですね



しかし注意点がありまして
ここ説明しましたよね



ある程度のIQの高い視聴者が
すでに滞在している



ここ。
ここがポイントなんです



IQが高い事に抵抗がない人じゃないと
このIQが高いアプローチは
受け入れてもらえないわけです。



例えば
そもそもアニメ好きであるとか。
こういう人じゃないと
このアプローチは成功しません。



アマチュアミュージシャン界隈の
このIQが高いファンというと


「プロミュージシャンのファン」とか
「アマチュアミュージシャンの
めちゃくちゃコアファン」とか
こういう人のことになってきますが



なかなか
この人たちに強制的に
「IQを上げるアプローチ」


ここでいうと
「あなたのことを知ってもらうための
前提情報を強制的に与えるアプローチ」を
やることは結構難しいことですよね



なのでですね
スタートアップブーストでは
一つ目の
「IQが低いままで楽しめるコンテンツを
提供するべき」と教えているわけですね



常に新規。


ファンに対しても
新規と同様のアプローチ。
これが正しいと思います。



もちろん
皆さんの中身をどんどん知っていって
ファンになり
コアファンになり

音楽の中身や歌詞の意味や
あなたの普段の生活や
こういうものに興味が出てきて知って
深くなっていくと思いますが


それにはかなりたくさんの「前提情報」と
長い長い「時間」がかかります。


今日のポイントはここですね



ファンのIQを引き上げるためには
1
めちゃくちゃ強いインパクト
2
たくさんの物量
3
長い時間触れ合う



このどれかが必要です



これはやっぱりアマチュアミュージシャンには
かなり不利な戦いになると思うんですよね。




新規をたくさん獲得していく中で
ずっと残っている長くみている人たちが
「自然と」IQが高くなっていく


これが自然な流れだと思います。



はい。
あの
アニメ見てないので
情報間違ってたら教えてくださいね。笑



こうやってオーナーは
読んでもいないアニメの内容を
色々な人が喋っていたり
ネット記事になっていたりという情報を


色々なところから拾ってきて組み合わせて
だいたいこんなストーリーなんだろうな
っていうそういう楽しみ方をします。





これ
本当にアニメ見たときに
答え合わせができるので楽しいですよ。
おすすめです。



本日のお話はここまでですー



さて雨ですけれども


今日もしっかりと
IQの低い人たちに伝わる表現で
皆さんのことを知らない人たちに届く伝え方で
新規を獲得していきましょう!


いってらっしゃい!

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