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パソコンのこと、本のこと

用事を済ませようとパソコンをひらいたら、何度も固まって四苦八苦する。
(何回やってもネットに繋がらない…)

仕方なく再起動してみたら、再起動にもすごく時間がかった。
ちっとも動かないパソコンを前にじりじりしていても仕方ないので、本を読むことにする。

小川哲さんの『君のクイズ』


最初に大きな問い (なぜ読みあげられてない問題に正解できたのか) が提示されて、徐々に理由が明らかになっていく。
クイズの奥深い世界を体感できる、キレッキレのクイズ小説だった。
見たことのない世界を味わえるのが、小説を読む醍醐味だなぁと思う。
クイズ番組は子供の頃たまに見ていたけれど (クイズ王決定戦みたいな) 今は地上波のテレビをほとんど見ない生活になってしまった。
贔屓にしてるYouTubeがあるかというとそうでもなくて、暇な時間は寝ているか (瞑想中に寝ることもある) 溜まった家事をしているか (やるべきことは無数にある) 読書していることが多い。

ほかの家族は動画視聴もゲームもするけれど、私はどちらも全くしない。
敢えてしようと思わないという感覚に近いかも…

もうひとつ本を読んでいて思うのは「まだまだ知らない言葉がたくさんある」ということ。
あらたまった熟語は口にすることが皆無なため、古い小説に出てくる言葉は全然知らなかったりする。
言葉を知っていることは、それだけ表現できる世界に拡がりがあるということだと思う。

知らない語彙に出会うと、そんな表現もあるのかと目が開かれる思いがする。
その一方で消えていく言葉もたくさんあるんだろう。いろんなタイプの辞書を読み比べるのも面白そうだ。

再起動してみたものの、パソコンは全然動かない…
もうそろそろ替えどきなのかなぁ。
少し前に家電屋さんで相談したときは、まだまだ使えそうな雰囲気だったのだけど。

仕事で反応の速いパソコンを使っているせいか、自宅のパソコンの遅さに疲れきってしまう。
もともと機械全般が苦手なこともあり、やりたいことが遅々として進まない。
スマホだってパートナーが強く勧めなければ、いまだに化石みたいなガラケーを使っていたかもしれない。
そしたらnote を書くこともなかったはずで、手書きのノートで満足していただろう。
そう思うと、人並みにスマホを使えるようになったのはいいことなのかもしれない。
パートナーが暗示したとおり、学校連絡にスマホは必須だったから。


そのあと何度めかの再起動を経て、やっと目的を果たすことができた。
(とりあえずホッとする)
目的を果たせると、パソコンを買い替える気も失せていく。喉元過ぎればなんとやら。

夕方少しだけうたた寝する。
(窓を少し開けて、揺れるカーテンを眺めながら眠るのが至福の時間だ)

相変わらずnote は習慣的に書いてしまう。
SNSは、ほとんどnote だけ。
(Instagramは、月に数回ひらくかどうか)

他者の人生は本で体感するのが一番いい。
それが最近思ったこと。
パソコンに振りまわされつつも、ゆっくり過ごせた休日だった。


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