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ドラマ『エマ ~恋するキューピッド~』

2009年/製作国:イギリス/上映時間:一話約54分(全4話)
原題
 EMMA
監督
 ジム・オハンロン
原作 ジェイン・オースティン




予告編(ジェイン・オースティン DVD & Blu-ray)



STORY

 可愛くて才色兼備で性格も明るい裕福な名家のお嬢様、21歳のエマ・ウッドハウス(ロモーラ・ガライ)は、イギリスハイベリー村ハートフィールドのお屋敷に、年老いた父親と一緒に暮らしている
 母親はエマがまだ幼い頃に他界しており、姉のイザベラは結婚し25キロ程離れたロンドンに住んでいる

 エマの趣味は、「恋のキューピッド」となり周囲の人々を“幸せ”へと導くこと
 そのようなわけでエマは、ハートフィールドのお屋敷にて16年の月日を家族同然に過ごした、母親代わり且つ最愛の友でもある元家庭教師のアン・テイラーを、隣人のウェストンと結婚させることにし、その目論見を見事に成功させた(と思い込んでいる)。
 しかしその縁結び大成功と栄光の陰で、最愛の友を失った(最愛の友が1キロ先の家に引っ越してしまった)エマは、精神的な孤独と不安に直面することとなってしまう(エマの父親では、知的な会話にしても、冗談にしても、到底エマを満足させることは出来なかったのである)。
 エマはその対処法として、自分の内面からこれまで以上に目を背けつつ、より一層他人への「恋のキューピッド」家業へと情熱を注ぐことにより、その孤独と不安を解消しようとする。
 
 エマの姉イザベラの夫の兄である義兄ジョージ・ナイトリー氏(ジョニー・リー・ミラー)は、エマの欠点を知る数少ない人物の一人であったため、その暴走の危険性に一早く感づき、極めて紳士的に(優しく遠回しに)エマの「恋のキューピッド」家業に対し忠告を発したが、当然のようにエマはその忠告を右から左へと聞き流し、次の「縁結び」のターゲットとしてロックオンした17歳の無知で純粋な私生児、ゴダード寄宿学校の特別寄宿生ハリエット・スミス(ルイーズ・ディラン)に狙いを定め、「お節介の矢」の乱れ撃ちを開始するのであった。
 ※エマはハリエットを完璧なレディに仕立て上げようと目論み、ハリエットはそんなエマを盲目的に崇拝したため、事態は予想だにしない大混乱を引き起こしてゆく

 世間知らずで暇な金持ちお嬢様エマの巻き起こす、とんでもなく可愛く、とんでもなく残酷で、とんでもなく面白い「成長物語」&「ラブストーリー」を、刮目せよ❣


レビュー

 最も愛するジェイン・オースティン作品、『EMMA』。
 
 
本作(BBCドラマ)の出来も、オースティンドラマ史上最高。
 ※『高慢と偏見』も素晴らしいですけれども、私は『EMMA』推し
 またラストシーンは原作から変更されてますけれども、個人的には原作よりも断然BBCドラマ版のラストを偏愛しております。
 サントラも衣装もロケ地も俳優も、とにかく何もかもが全部好き・・・

 ※時間が出来次第、追記予定✨


その他

日本版ソフト&配信は、原盤から16分程度カットされており、

・英版 229分 ⇒ 3時間49分
・日本版 213分 ⇒ 3時間33分

となっております。


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