名前について(文学フリマあかさたな雑記『な』)
初回の「あ」はこちらから
私の文学フリマの出店名?サークル名?は「アジフライ帝国」と言う。文学フリマに初めて参加するとき、この出店名を何にするかでだいぶ悩んだ。
最初は自分の属性をベースに考えていた。他のSNSではワイフと呼ばれたりしているのでワイフに絡めたりした。
爆裂ワイフ、秋茄子ワイフ、アクセルワイフ、浅草ワイフ……
あきなす、あくせる、あさくさ、と「あ」で始まるのが多いのは、今後カタログなどであいうえお順の索引に載る機会があったら最初のほうに出てくるようにという姑息な狙いがあった。「ワイフ」って単語を使って言葉を作ると、どれもそこはかとなく後ろ暗くて良い匂いがしそうになるのは新たな気づきだった。
うーんうーんと考えながら、夫に「サークル名をどうするか悩んでるんだよね、"あ"で始まるといいんだけど」と相談してみた。夫は即答だった。
「『アジフライ帝国』でいいじゃん。」
君は……
天才だ……!!
「アジフライ」は私の大好物だ。大好物すぎて、ヘタなやつを食べてがっかりしたくないから滅多に注文しないという拗らせ方をしているくらい好きだ。「帝国」は初めて一人暮らしした木造2階建、駅徒歩13分のアパートについていた名前「インペリアル」=「帝国」からきている。なんて私にピッタリな名前だろう。浮かれた私はさらに思いついたアイデアを口にした。
「いいね、それならさ、"帝国"の字をアジフライ定食になぞって"定国"にしたら面白くない?」
夫は言った。
「それだと『アジフライさだくに』だよ。『拙者、アジフライさだくにと申す』って自己紹介する?」
くっそう。
かくして、アジフライ帝国は勃興したのである。
作者名の「スターオブババア」にもちゃんと由来がある。話は2度目の東京オリンピック開催のころまで遡る。詳しくは文学フリマ東京38新刊、「縁環のキリトリ」の1節目に書いたので立ち読みしに来てください。
この名前、"ババア"という単語を、ただ単に年を取った女性の姿をありのまま形容した言葉としか捉えていない自分は付けた当初からなんとも思っていないのだが、聞くほうはだいぶ戸惑うらしい。「なんと呼んだら……」と。わかる。お気遣い痛み入ります。
基本的になんでも大丈夫だ。今まで呼ばれたことがあるのはフルネーム?の「スターオブババアさん」、略した「スタババさん」、"スター"は苗字の扱いかな?の「ババアさん」「スターさん」など。
「アジフライ帝国のスターオブババアです」と名乗るのは意味わからなくてけっこう気に入っている。
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twitterの人に「ブログでやれ」って言われないようにアカウント作りました。違うブログで台湾旅行や入院や手術に関してお役立ち情報書いてます。よかったら見てください。 http://www.ribbons-and-laces-and-sweet-pretty-faces.site