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ICU受験本番について〜2024体験記〜

2本目の投稿にして、いきなり本番の話かよ、、となるかもしれませんが。
受験をしていく中で本番のイメージは大事だと思います!
長い受験生活の中で気が緩みそうになった時、逆に、試験直前で不安な時、本番のことを知っているだけで少し心持ちが変わるのではないでしょうか?超細かいことまで書いてあるので、適宜この記事を見返してもらえたらと思います😊
(あとはなんといってもICU入試に関する情報が世には少ないので、、笑。情報源のひとつになってくれたら幸いです!)

各見出しをつけていますので、気になるところだけ飛ばし読みしていただいて構いません!
なにか質問等あればコメントでどうぞ👍🏻


ICU 入試 公式情報(2024年度)

試験会場: 国際基督教大学
試験科目(A方式): 人文科学or自然科学/ 総合教養 / 英語(リスニング、リーディング) ※以下この順で表記
試験時間: 70分/80分/約30分,60分
配点: 80点/ 80点/ 90点<全科目で中央値補正あり>

2025年度入試から変更ありとの発表もあります。毎年11月頃に入試要項が発表されますので、公式の受験生向けページを確認してください!

各科目の対策(筆者談)等はこちら

・英語リーディング

・英語リスニング

・人文社会科学

・総合教養ATLAS


当日の様子

《試験開始まで》

・駅から会場まで
(筆者は武蔵境駅を使用したのですが)国際基督教大学行きの臨時バスが出ていました(有料)。普段の増便、という感じ。スタッフが立っていてくださるので南口にさえ出られたら迷うことは無いし、バスが次々来るので待ち時間も長くて10分くらい。220円は取られるので、用意をしておくとよいです。
15分くらいバスに揺られて、あっという間に大学に。バスはキャンパス内まで入ってくれるので、歩く手間がちょっと省けます笑。バス降りてからもスタッフの方が立っててくれたり、受験生の流れがそこそこあったりで迷うことなく会場へ。ひとついうなら、自分の受験番号を覚えておくか、受験票がすぐ出せるようにしておくとスムーズに教室割を確認できるので、ちょっとかっこいいです笑。


・会場について
筆者は本館1階の教室が会場でした。 当日、集合時間の1時間くらい前に教室入りしたのですが、既に半分くらいの人がいました。でも、みんなインスタ見たり本読んでたりしてて、笑。私も音楽聴きながら、世界史の文化史の部分眺めたり、散歩がてらトイレの場所確認したり、とにかくリラックスする時間にしました。
教室について。
時計無いです!持参必須でした(オススメ持ち物は後述するね) 。縦9列×横6列で54個の机が並べられていて、隣の席との感覚は30cmくらい。ちょっと狭く感じる人は感じるかもしれないです。

全く同じでは無いけどイメージこんな感じです。キャスター付きだった。

机のサイズはB4くらい。決して広くは無いです。それなのに、机の上にA4を4つ折りした受験表を置かなきゃならなくて、、。 わたしはポケットのついてる服を着ていって、消しゴムや使わない鉛筆は試験中ポケットに入れてました。机の上は、問題冊子と解答カード、腕時計のみ。わりと上手く行きました🙋‍♀️
気になるスピーカーは教室に4個くらいついていて、そのうち2個から出てるように聞こえてました。ひとつは教室前方、もうひとつは教室中央。いわゆる天吊りスピーカーで、音質は悪くないけどアナログ、、な感じ。普段のイヤホンやヘッドホンよりマイルドで低音強めなイメージを持ってくれたらいいかもしれないです(ちょっとゴモゴモしてる)。
あと荷物を全部椅子の下に入れなきゃならないです。

・問題冊子について
問題冊子はB5サイズでした!B4紙に印刷されたものが半分に折られて、2箇所でホチキス止めされた冊子状です。紙が厚めでしっかりしてるのでめくるのに最初は焦るかも。でもみんな同じですので、大丈夫です。多分2科目めには慣れてます。

・試験監督について
私の教室には5名の試験監督がついていました。うち1人の方が主に説明担当、ほか4名は問題冊子や解答カードの配布/回収担当、という感じでした。後者4名のうち1名、英語を母語とされてる試験監督の方がいたので、時々試験監督同士が英語で話されてる場面もあって、内心、“ICUさすが、、”って思ってました笑。
全員優しいので、何か困ったことがあれば迷わず伝えるべきです。実際、わたしは窓際の席だったためか日差しが暑く、集中出来なかったので尋ねてみたところ、カーテンを締める+窓を開けて風通しを良くする、等の対応をしていただきました。一方で、問題が配られたあとに緊張で喉が渇いてしまい、飲み物を飲んで良いか尋ねたところNGでした。
対応可能かNGかどうかは試験監督の方がはっきりと答えてくださいます。その場所での最善での環境で受けるためにも、ダメ元でもいいので伝えてみるのはいいと思います!合否には関わりませんので!

《試験について(個人的な感想含)》

対策は各科目ごとの記事で書こうかと思いますが、、
実際にあったことと、受けている最中+試験後の私個人の感想を交えて書いておきます。

・人文社会科学
70分。論文+四択40題は例年通りでした。
しかし、なんと、知識問題ゼロ(記憶の限りは)
過去問を解いているとわかると思うのですが、例年の論文が筆者の主張(ある意味での愛)が強いのに対し、2024年の論文は少し淡白な印象でした。
過去問演習を控えている子もいると思うのでネタバレは避けますが、論文の対照構造を忠実に追えば、選択肢は迷うことなく切れていくような問題になっていました。
論文を落ち着いて読めば解ける!と思いながら、必死に集中してました。また対策は別記事で。

・総合教養
80分。例年通り、講義(18分程度。日本語のリスニング。メモ用紙有)+大問4つ。問題数は40。
しかしここでハプニングが、、。
講義は校内一斉放送で、天井のスピーカーから流れるのですが、機材トラブル?なのか中々流れず。(追記:後に体調不良者対応だった、という話も流れてきました。)
問題冊子が配られ終えてから20分くらい沈黙が流れました。気まずくて不安になってどうしようもなかったですが、ただ待つしかなかったです。
各設問のリード文も、例年より長かったような気がします。体感1.3倍でした。過去問演習では比較的余裕のあった筆者も、本番では時間が足りず、大問4はリード文に目を通すことなく設問へ。ただ、設問も文章が長い。焦り始めた頃に、「試験終了残り10分」のアナウンス放送。結果的にリード文内に答えがあるものもありそうだったので拾い読みで何とか答案を作りました。(残り5分はあたふたしながら、午後どう挽回するかな、、なんて考えてました)。

・お昼休み
総合教養の遅れ分、英語の試験が後ろ倒しになるだろう、、と思っていたのですが、そんなことはなく。
結果的にお昼休みが20〜30分ほど短くなりました。
それでも再集合まで50分くらいはあったので、ICU名物ばか山(あほ山?)で昼食を取りました。気分転換に外に出るのは結構大きかったです!そこそこ人数も出てたので恥ずかしくないし、個人的にはおすすめな過ごし方です。
昼休み明けがリスニングなこともあってか、至る所から過去問のリスニング音声が聞こえてきて愉快でした笑。

・英語リスニング
例年通り、会話文10問+長めの会話2題+講義3題。いずれも音声は1回で、指示があるまで次のページには進めないため、先読みは不可でした。
音声は総合教養と同様に天吊りのスピーカーからアナウンス放送でした。普段イヤホンやヘッドホンでクリアーに聴き慣れていると、スピーカー独特の音の広がりや篭もり方、低音のごもごもした感じから、聞き取りづらいと感じることもありそうでした。(このあたりも科目別対策の記事に書いてみます!)

・英語リーディング
リスニング後、休み時間なくそのままリーディングへ。こちらも傾向の変更は無く、PART1ではTEXT1〜3、各800words程度の文章に対し各8問ずつくらい。PART2では穴埋め形式の四択問題。(いずれも説明が難しいので公式サイトの過去問を参考いただけると…! )
ラスト1科目、、!と思って必死に解きました。対策等はまた記事にしますが、時間管理が必須です。速読力と精読力が試される試験でした。わたし的には集中力のピークはここでした(遅い)。

・全科目通じて
今年度、全科目で正誤表が配られました。
正直、普通の模試なら大したことないのですが、正誤表確認のひと手間だけでわたしはちょっと動揺しました。
本番はいろいろなことがある、という心構えと、図太い精神で本番に望んで欲しいなと思います!

筆者の個人的感想、アドバイスなど

オススメ持ち物

・時計(腕時計)←教室に時計ないよ
・上着入れるエコバッグ←背中にかけてモコモコが気にならない子は不要
・安心できるもの(使い慣れた参考書、甘いもの、お守りなど)
・脱ぎ着できるもの(基本暑いと思ってた方がいいです)
・水分(科目前に必ず飲もう)
・ICUグッズ←愛の誇示。ICU祭とかで手に入るよ!

本番直前の子へアドバイス(?)

偉そうに言えるような人間でもないですが、折角なので残させてください!

本番会場に行ったら、もう、やるしかないわけです。
みんな頭良さそうに見えるしなんか強そうに見えるけど、その時点で合格が確定してる子なんてひとりもいません。不安な中受けてるのはあなたと一緒です。
だから、あなたも余裕そうな顔してみてください!颯爽と歩いて、よゆーみたいな顔して、にこにこしながら受けてください!楽しむのは大事です、本当に。
本番までの日々、もちろん後悔はあるかもしれないけど、積み上げてきたものは必ずあるはずなので、その力を最大限出すことが試験でのミッションです。いける。

全力を出したら、あとは結果を待つのみ。
あなたにとって最善の進路に進むことが出来ますように!!

最後に

はーー、、!いかがでしたでしょうか。
他の一般大学とはひと味違う、暗記に囚われないこの感じ。筆者は「情報処理能力」の試される試験だな、と感じています。ICU入試独特のユニークさが伝わってくれていたら嬉しいです。

長文になってしまいました!申し訳ありません。
ここまで読んでくださった方、ほんとうにありがとうございます!記事分割した方が良かったかな。

不明な点、もっと知りたいこと、記事の改善点、などなどありましたら気軽にコメントください!すぐに返信致します。(たまに気づかないことあるのでそしたらしつこくコメントください笑)

次から早速受験対策(体験記)編です。

不明点、質問等あればコメントまたは qqkaren6@gmail.com までお願いします🙇‍♀️

では!


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