ハッタリと嘘の狭間で(第88話)
中心地から少し離れた場所がどうやらピッチ本番の会場らしい。
「ここです」とタクシーが停まった場所を見て、一瞬「?」となった。
協会の中をピッチ会場にしているということだ。
半信半疑で中に入ると、設営スタッフがせっせと準備をしてくれている。
ちょっとした展示スペースも設けてくれており、リハーサルがあるというので、そこまでの時間をのんびり過ごす。
確か、日本、香港、韓国、カナダ、アメリカから3チームといった構成で決勝戦という感じだったはずだ。
様々な国からどんなチームが来ているのかを見るのは興味深かった。
海外を感じさせてくれたのは、大型犬を会場まで連れてきているチームもあったことだ。
てっきり、ペットに携わるプロジェクトなのかと思っていたが、そのチームの発表になって全く関係のなかったことを知る。
こういった自由さというかおおらかな感じは日本ではあまり感じたことがない。
ランチも会場内に準備されており、これぞアメリカ!といったサンドイッチは普通に美味しかったし、大きな注ぎ口が付いたパックにコーヒーが入っていて、それがスタバが届けてくれるモノだと教えてもらったときには日本でも欲しいサービスだったりもした。
こういった会場1つとっても日本では体験したことのない、いい意味でほんわかしたところはリラックスさせてくれた。
株式会社stakは機能拡張・モジュール型IoTデバイス「stak(すたっく)」の企画開発・販売・運営をしている会社。 そのCEOである植田 振一郎のハッタリと嘘の狭間にある本音を届けます。