3つの昔話と1つの現実
虎本剛です。
SHASEN×ステージタイガー「ヒマワリ」は絶賛稽古中。
全体の1/3〜半分ほどのシーンの動きがザックリつきました。
なぜ1/3か…というとですね。
この作品は、3つの昔話により構成されているからなんです。
おお!
作家によるネタバレ!
…というほどでもないですが。
そうです。
チラシや公式HPのあらすじを読んでいただければわかるのですが、
ヒマワリは東京在住の主人公・高岩柑一(谷屋)が父・実(佐竹)の遺品整理をし、1970年代後半ごろの出来事を知る…という物語。
ですので、1970年後半から1980年代にかけて、3つの時代のエピソードが繰り広げられるのです。
1/3ということは、一つの時代分の稽古が進んだよ…ということです。
現在は2/3、序盤の数年後、新たな時代のエピソードの稽古中。
当然、時間が経てば登場人物の在り方や考えは変わっていきます。
その登場人物一人一人の変化と成長こそが、「ヒマワリ」の最大の見せ場だと思っています。
そんな中で、主人公でもある若き日の柑一(鍋海光)は、将来を見据えて、家を出て東京へ行きたいと願いますが…果たして。
おお!
作家によるネタバレ、その2!
そうです。
この物語は、
そんな昭和の家族の中にいながら、
家を出て東京に行きたいと願う若者の青春物語でもあるのです。
僕は毎稽古、こっそり主人公の言動が突き刺さり続けています。
だって柑一は、自分の至らなさを全て環境のせいにして、家を出ようともがいていたあの日の僕そのものなのだから。
優しく温かく、そして心に何かが突き刺さる物語になるのではないでしょうか?
なーんて、小難しいことを言いましたが、稽古場は俳優のおかげでいつも大爆笑の連続です。
当初、「濃厚な会話劇にする!」と宣言しておりましたが、どんどん派手に楽しくおかしく成長を遂げております。
ダンスも殺陣もありませんが、激しく躍動し、暴れ回り、叫び倒して、音もバリバリ入って、おそらく照明もズガン!といきそうです。
everytime 汗だくです。
ステージタイガーがお送りする「エンタメ会話劇」と読んでもいいかもしれません。
さあ、今日も稽古。
僕は稽古がとっても楽しみです。今日はどんなオモロいシーンが生まれるんやろうとワクワクするのです。
そんな作品を、ぜひ見てほしいなと思います。
劇場でお会いしましょう!
虎本剛でした!
SHASEN×ステージタイガー
「ヒマワリ」
【日時】
2024年1月27日(土)〜28日(日)
1月27日(土)19:00〜
1月28日(日)13:00〜 17:00〜
【会場】
近鉄アート館
【料金】
前売 3,800円 当日 4,000円
【詳細】
http://st-tg.net/_sp/himawari/
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