私の健康は、大男6人に託された。

ふざけていると思われるタイトルかもしれない。
彼らだって、「そんなもの託されても…」って感じだと思う。

わかっている。
自分の健康は、自分で管理すべきだ。
私だっていい大人なんだから、自分でどうにかできるものならどうにかしたい。

でも現状、私の健康は、やはり彼らに託すことしかできないのである。


私は元々、自分の健康にかなり無頓着だ。

「さすがにそろそろ痩せなきゃ…」と言いながら特に食生活を気を付けるわけでもなく、睡眠に関しては3時間寝れば活動できてしまう体質をフル活用しているし、運動は一切しない、本当に、全く。

20代なのでまだ何とかなっているが、いつか絶対ガタがくると思う。
でも、基本的に「今が良ければそれでいっか」という楽観的な性格なので、ダメになったらそれはしょうがないと諦めている。

しかし、何故か最近調子が良い。

運動を始めたわけでもないし、栄養バランスに気を配った食生活をしているわけでもない。

いつも通り仕事をして、休みの日には友達とご飯を食べたり遊んだり。
相変わらず運動はしないし、睡眠時間もまあまあ短い。

こんな感じで、この数週間で特に意識して変えたことがないとすると、私の調子が良い理由はもうあれしかない。

そう、あの大男6人の沼に落ちたことだ。


前回のnoteで綴ったように、2023年7月2日、私はSixTONESの沼に落ちた。(正確に言うと、自ら飛び込んだ。)

あの日から数週間、彼らのYouTubeを漁ることで笑いを接種したり、毎日更新されるブログで今日も元気に生きていることを確認できる幸せを噛み締めたり、物凄いスピード感で展開していく話を音声のみで理解しなければいけないという、初心者には中々ハードル高めだが最高に笑えて元気になれるANNを、ニヤニヤしながら電車で聴いたりと、非常に充実した日々を送っている。

まあ、これだけ聞くと、ただオタクライフを満喫しているというだけの話になってしまうが、本題はここからだ。

私が実感している「調子の良さ」というのは、「充実した日々からくる心の健康」だけの話ではない。
心身ともに、数週間前と比べて明らかに変化が出ているので、少し振り返ってみようと思う。


まず、沼に落ちる前の私の1日は、四度寝から始まっていた。
比較的朝には強かったはずなのだが、社会人になってからというものの、朝がつらい。起きたところで、待っているのは「労働が大半を占める1日」なので、起きるモチベーションが劇的に低い。

そんな1日の始まりへの些細な抵抗として、二度寝前提の時間に目覚ましを設定しつつさらに二度寝をもう1セット繰り返し、どうにか1日の始まりを遅らせられないかとアホみたいな戦いを毎朝していた。
結局、数十分後の自分の首を締めるだけの行為とはわかりつつも、一度ハマると中々抜け出せなかったところを見ると、私はあらゆることに沼落ちする素質を持ち合わせすぎているのかもしれない。


こんな感じで始まっていた1日が、SixTONESに沼落ちするとこう変化する。

まず、以前と同じように二度寝前提の時間にセットされた目覚ましを止めに行く。
ここまでは一緒だ。
しかし、この後の行動が劇的に変化している。

なんと、目覚ましを止めた私はそのまま二度寝することなく、ごきげんな状態でベッドメイキングを始めるのである。
なんなんだ、この変わりよう。怖い。

まあ理由は明確で、「朝に聴きたいSixTONESの曲」というプレイリストを作り、起きたらすぐに流せる状態にして眠りについているからだ。

起きたところで、待っているのが「労働が大半を占める1日」というのは今も変わらないが、起きる理由が「1日を始めるため」から「SixTONESの曲を聴くため」に変わった。仕事に行くためではなく、ただ彼らの曲が聴きたくて起きるので、朝起きることへのストレス値がかなり下がった。

ちょこちょこリストは更新されるが、「Boom-Pow- Wow!→S.I.X→WHIP THAT」で、一人暮らしのワンルームにクラブ空間を誕生させるセトリが最近のお気に入り。
朝から頭を振りながら支度を始める姿は決して人様に見せられないが、めちゃくちゃテンションが上がるのでオススメ。


そんな感じで、起きた瞬間から彼らの音楽に触れ、職場につくまでひたすら楽しい時間を過ごしている。

すると不思議なことに、仕事に対する意識も変わってくるのだ。

今まで後ろ向きな気持ちでやっていた作業、例えばちょっとした掃除とかは「誰かやってくれないかな〜」と思いながら渋々やっていたのだが、楽しい朝の時間を過ごした後の私は、「まあ、今私機嫌いいから、ついでにここもやっちゃお〜」なんて気持ちになれる。

また、午前中の仕事が終わらなかった場合、以前はお昼休みに食べながらやっていた。
しかし、今の私は、午前中の仕事は何が何でも午前中に終わらせるつもりで取り掛かるようになった。

なぜなら昼休みは、出社してから退社するまでの中で、唯一SixTONESに触れられる貴重な時間だからだ。

各々好きなタイミングで休憩を取るので一人で食べることも多いのだが、そんなときはすぐさまSixTONESのYouTubeを開く。
一人と言いつつ周りには人がいるので、いかに真顔を保ちながら食べられるかが勝負だ。(大体笑いを堪えられないので、たぶんやばい人だと思われている。)

同僚と食べることもあるが、一人だった場合の貴重な時間を無駄にしたくないため、結果仕事の効率も良くなった。


退社後、家に着くと今までは本当にやることがなかった。

平日は誰かと遊ぶこともほぼないし、一人でできる趣味もない。
一人暮らしを始めてからテレビも手放してしまったので、とにかく暇でしょうがなかった。

かと言って、自炊をしたり部屋をこまめに整理したりすることもなく、もう全ての投稿を見たのに無駄に更新して眺めてしまうインスタや、一度観始めると永遠にオススメを辿ってしまうYouTubeで時間が過ぎていき、気付いたら寝落ちしていた、なんて最悪の状況になる日も少なくなかった。

それが今ではどうだろう。

帰宅してYouTubeを観るのは変わらない。
ただ、オススメ動画を何気なく流し見をしていたときとは違い、彼らの動画を観ていると仕事同様、家事に対してもやる気が出てくる。

忙しい中でも6人全員で動画を撮り、毎週私たちに幸せを届けてくれる彼らを観ていると、「私もちゃんとしなきゃ!」と思えてくるのだ。

食べながらYouTubeを観ることが多く、今までは食べ終わったらそのままぼーっと動画を眺め、食器を洗うのは朝になってしまう、なんてことも多々あった。
しかし、SixTONESの動画を観ながら食べていると、なぜか「これ観終わるまで時間あるから、ついでにお皿洗っちゃお!」と思えるのがなんとも不思議。

そして一回スイッチが入るとやる気が継続しやすい性格なので、食器を洗い終わった後はANNを聴きながら掃除をしたり、「2時間後、あの番組があるからそれまでにお風呂入っちゃお!」なんてことが起こり得るのだ。(TVerで観てるけど、次のボーナス入ったらテレビ買おうかな…)


そういえば、生活習慣が改善しただけではなく、食生活も変わっていたことを思い出した。

友達と遊ぶときには、相変わらず食べたいものを好きなだけ食べている。
変わったのは平日の食生活だ。

食べることしか楽しみがない生活を送っていた以前の私は、「ちょっと頑張ったから」「今日はなんか良いものを食べた方がいい気がするから」というよくわからない基準のもと、頻繁に外食やテイクアウトをしていた。
一番ひどかった時期は週5で外食をしていたので、その頃の冷蔵庫には、飲み物しか入っていなかった。

そうなると、私の食費が一般的な一人暮らし家庭の平均を大幅に超えていることは、容易に想像がつくと思う。

趣味もないし、給料のほぼ全てを食費に費やしていた。

だが、推しができると話は変わってくる。

もちろん、友達と美味しいごはん屋さんに行くことは今でも大好きだ。
問題は、ヤケ食いのような感覚で食べていたもの。

今までは、それで自分の機嫌を取っていたので「必要経費だな」とすら思っていたのだが、SixTONESで自分の機嫌が取れている今の私からすると、脂肪にお金をかけるなら1円でも多く彼らのために使いたい。
いや、ちょっと良い感じに言ってしまったが、正直に言うと、彼らから得られる自分の幸せのために使いたい。

なので、最近の平日は寄り道をせず、スーパーで安くなった食材を1週間分買い、SixTONESの動画を観ながら食べている。

結果、食べる量が減って心なしか身体が軽くなったし、食費も格段に減った。素晴らしい。


久々に会った友達に近況としてこの話をしたら、「推しのおかげで、生活習慣が改善して節約もできるようになったとか愉快すぎる」との感想をもらったので面白半分で今回書いてみたけど、本当に誰得???という感じの文章になってしまった。

まあ、何はともあれ、大男6人のおかげで今日も私の健康は保たれている。
本当にありがとう。
今後ともよろしくお願いします。

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