[生成AIのススメ]AIのおかげで芸術を諦めなくていい時代になったから、みんなどんどん脳内の物語をこの世に溢れ出してほしい
小さい頃から妄想をするのが好きでした。
脳内のわたしはものすごいファンタジーな美しい世界で、風を切るように空を飛び回るのです。
そんな世界観が好きで、子どもの頃からずっと絵を描いてたり、ゲームに浸りっぱなしだったりしました。
そのうちパソコンにハマり、テクノロジーが好きになり、webやCGにハマり、大学の時は海外の映画祭にまでVFXアーティストとして参加したり、デジタル系のアート賞とかの学生部門で優勝したりしてたくらいです。
ほんと筋金入りの妄想家だと思う。
就職したってそれは変わらなくて、仕事では自分の好きなような世界は作れないから、ずっと趣味でCGやゲームやwebツールなんかを作ってました。
ただ、仕事も割と忙しくて、そのうち結婚して子どもができてバタバタしてるうちに親の介護が始まり…と、いつのまにか妄想や芸術を諦めていた時が何年も続きました。
でも、思い通りの世界は作れなくても、ありがたいことに選んだ仕事がたまたま企画とかデザインとかに浸れる職種だったのでそれで満足できてました。
プライベートが育児と介護でてんてこ舞いだったから自分の思う芸術作品は作れなかったけど、仕事が好きだったからストレスが溜まることなく過ごせてたのです。
そんなとき、2022年の夏頃から急に生成AIが盛り上がりました。
Midjourneyの誕生です。
それまでGANなどを使って一部の技術者が扱えてた生成AIが突然民主化した瞬間でした。
Midjourneyは当初、制限はあるものの無料で誰でも生成できました。
なのでちょっと触ってみたのです。どんなものかなって。
もう驚きました。え、こんな一瞬で思い通りの絵や写真が作れるの?しかも高クオリティで?って。
ちょうどその時、仕事でたまたまGANで生成画像を後輩たちとひーこら言いながらやっと作ってたくらいだったので、それはもう驚き倒しました。
それからStable Diffusionをいじり始めたり色々して驚くほど早い一年を経て、2023年の10月にはchatGPTでDall-e3が使えるようになりと勢いが増しに増しまくっています。
そんな時代です。
何かしらの障がいがあったり、苦手意識や、何かの理由で芸術を諦めていた人はぜひAIを触ってほしいと心から思うのです。
このたった一年でAIは指一本で芸術作品を作れるようになりました。
普通のテキストで作品が作れるのです。
text2imgを使い、文字が書ければもう作品になるのです。
なんなら、voice2imgで喋れれば作れるくらいになってます。
絵が描けなくて表現を諦めてたってよくある話で、苦手意識で芸術から遠ざかっている人の何と多いことか。家庭環境やプライベートのいろんな理由でわたしのように諦めてた人も多いですよね。
でも、本当に勿体なさすぎるのです。
脳内に入れっぱなしだった素晴らしい世界を周りの人と共有するということが出来る時代になったのです。
ぜひぜひのぜひにAIに触れてほしい。
自分の思ってるモノ、頭の中のモノが思い通りに表現できることの素晴らしさ。
こういうのが見たいと頼んだのに、思いがけないようなすごい絵をAIが出してきた時にびっくりするあの感じ。
逆に全然思い通りのものに辿りつかない時もあるのですが、それはそれで楽しかったりする。
一部の芸術家やイラストレーターからするとAIで作り出した絵に対する複雑な感情があるというのは分かります。
芸術にAIを使うのにも賛否両論があります。
しかし、何かしらの理由で芸術を諦めてた人にとってAIはほんとに救いになるとわたしは思ってます。
とにかく子供も大人もどんどん新しいAIいじってみてほしくて、どんどん脳内の妄想を具現化してほしくて、世の中の芸術が特別な人だけのものではなく、もっと盛んにもっと身近になれば本当に嬉しいなと願っています。
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