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ポール・オースター

 最近(5月2日)にある作家の小説を読みました。ポール・オースターの「幽霊たち」という作品です。
 これを読んだのは、毎日2冊は小説を読了するという目標を掲げていて、その日はなんとなく読書の進み具合がよくなかったので短い作品をすぐ読み終ようという気分から、本棚から見つけ出したからでした。
 小説をたくさん読むという目標を掲げてているものの、全て内容が頭の中に入ってくるということは多くなりません。自分のモチベーションや体調に影響します。言っている内容がわからなかったり理解できなかったりする時があるのですが、そういう時は考えずに活字を頭の中に入れるという努力をして読み通す。そうやって、小説を読んでいます。
 前述したように、その日の体調はあまりよくなくて1冊読み終えた後、もう読まなくてもいいかなと思っていたのですが、この作品なら140ページほどだったので読み終えるかなと思って読み進めました。
 すると、どうでしょう。すごく文章が頭の中に入ってきやすかったのです。書き出しは、
 「まず初めにブルーがいる。次にホワイトがいて、それからブラックがいて、そもそもの始まりの前にブラウンがいる」
 と人物の紹介から始まります。誰が誰であるか、はじめの方やゆっくり読まないとわからないのですが、進めていくとブルーいう人物がホワイトという人を監視しているとわかります。そして、ブルーは探偵をやっていてホワイトという人から見張りを頼まれていおり、そこから色々な人間模様がわかってきます。
 不気味な雰囲気を醸し出す内容だったので、最終的にどうなるのであろうか、と興味を注がれました。毎日、小説を読んでいるのですが、ここまで内容に夢中になったのはありませんでした。それくらい衝撃的でした。
 衝撃はそれだけではありませんでした。
 その翌日、なんとなくエックスを開いてみると、ポールオースターが4/30に亡くなっていたということを知りました。そのニュースをみえると、僕は驚きました。ポール・オースターがなくなった後、すぐに僕は彼の作品を読んだのです。
 これのことは、運命的だなと思ってゴールデンウィークにはポールオースターの小説を5冊くらい買いました。そして、「リヴァイアサン」と「スクイズプレー」を読みました。どちらもとても面白かったです。また、内容については詳しく解説しようかなと思っています。
 小説を読んでいると、これはすごいと思うのに出会うことがあります。その時の気持ちを忘れずにモチベーションを維持して読み続けたい思います。


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