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文体を真似する



 小説を書くとき何がいいのかとある人に聞いたとき、真似をすると読みやすくなる、教えてもらいました。

 そのことを聞いて僕は、思わずなるほどと納得しました。そうか、真似をすればいいのか、と。 

 でも、その人は付け加えます。

 真似をしようとしても、ほとんどの人ができないから。

 そうか、できないのか……。

 じゃあ、どうしようと僕は考えて、

 まあ、とにかくやりたいようにすればいいじゃないかと結論づけました。自分の好きなように書く。そして楽しむ。その先に何かがあると結論づけました。

 そもそも、僕はプロになりたいのか問題があります。いま文学賞に出してデビューを目指している、と書いいているし、実際に賞に送っているのですが、本心から小説家になりたいのか考える瞬間があります。楽しむためにやるのなら別に小説家にならなくてもいいのです。それでも、書いているのは自分が書くことに価値があると心のどこかで思っているからかもれません。

 だったら、書き続ればいいだろう。本当は小説家になりたいのです。一度きりの人生。挑戦してみたい。だったら書こう。文体を真似するのです。わかりやすい文章を書くようにする。

 これは自分で開発するしかないのでしょう。影響を受けた作家や、真似したい人からいろいろと盗む。そうやって自分の文体は完成するはずです。

 でも、小説だけで生計を立てることはできないので仕事(アルバイト)を続けます。

 そうやって、こつこつと続けていきたいと思います。

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