見出し画像

小説を書き始めて三年経って思うこと

 小説を2020年に書き始めたので三年が経って、今年で4年目になります。
 三年前は何もわかっていななかったなと振り返ることができます。今、自分がはじめて書いた小説を読み直すと何知らなかったなと分かります。それまで、自分は全く小説を読んだいなかったので自分が書いたものがいいものかそうでないかの判断ができませんでした。とにかく自分の納得したものが書きたいと思って向き合ってました。
 とにかく自分の体験したことは普通の人とは異なっていて面白いかもしれないという期待から書き始めました。でもその作品は文学賞に通らなかったし、3年経ってもどの文学賞に一時通過もしないことを知ると、自分のやり方は間違っているなと言うことに気づきました。根本的にやり方を変えないといけないとわかりました。

 僕は、小説を書き始めるまで全く小説を読んできませんでした。二十三歳の時にある作家の生まれ変わりと言われる夢を見るのですが自分ごとのように感じることができず小説を読もう思いませんでした。資格をとって仕事をすることを目指していました。それに、小説を読もうとしても全く頭に入らないのです。ずっと、自己啓発本や簡単なエッセイといったものを読んでいて、全く小説には縁がありませんでした。
 小説を書き始めたあとに、小説を書くには小説を読むのが重要だと気づきました。小説の文章力や表現力、描写力は、自分が読んできた小説が影響を受けます。だからこれから読むことを中心にしたいと思っています。
 作家の石田衣良さんがYouTubeの番組で小説家になるには小説を最低1000冊読む必要があるとおっしゃってました。初めてこの動画を見た時のは、ふんそうなのか程度で聞いていたのですが、三年経ってこのことはとても大切だなとわかりました。
 そして、僕はとりあえず小説を1000冊読んでみようと決心しました。これが今年の2月になった時でした。それまでおそらく三年間で、200冊ぐらいの小説を読んでたと思います。なのでこれから800冊読んでから自分の作品を書き上げようと決めました。
 そして、2、3、4月と合計で150冊ほど読みました。
 太宰治や谷崎潤一郎の新潮文庫の本は、ほとんど読みまましたし、古典だとフランス文学を中心に読みました。ジュールヴェルヌが面白かったです。海底二万里や地底旅行といった壮大な冒険物語は、現代の作家では表現できないような重厚な物語でした。
 これらの作品を読むことによって、自分の中にある読解力の向上や物語の引き出しが増えています。明らかに、そのことを感じています。だから、今は創作より読書を中心にしています。書くことは、noteの日記で慣れればいいかなと思っています。年内に自分の目標とする小説の量を読んで、その後に本格的な創作に入りたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?