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五月病と安易に呼ぶのはあまりに五月に失礼で

雨と気圧の影響で、ゴールデンウィーク明けだから…そんな単純な理由ではなく、様々なことの複合で心身が疲弊している。
現在の作家としての仕事が主に在宅の物のみで、会議も今年は1回を除いては全てリモートで、現場に必ず行かないといけないのは隔週のラジオのみ、という状況なので、否応なしに「1人で思い悩む」時間ばかりが増えていく。
会議で思うように発言できなかったり、自分の出したアイディアに色よい反応が得られなかった場合も、その後に雑談などがあれば若干の埋め合わせができるものの、そういう時間が取れる環境ではないのがリモートの難しいところで、もしかしたら本来はこちらの考えすぎだとしても、先方に「あいつ使えないな」と見られているんじゃないか、いつか、いや、近い将来に作家を外されるのではないか、そんなことばかりが頭を巡っては、また苦しくなっていく。
会議に出席している他の人達は恐らく自分よりも圧倒的に仕事量が多くて、宿題を考える時間は明らかにこっちの方が長いのに、その結果がこれなのか、なんて才能がないんだ、年齢的にはあの人よりもこっちの方が上なのに、今まで何をしてきたんだ、なんて無駄な日々を過ごしてきたんだ、あの時に引き返した方が良かったのではないか、時間は元には戻れない、年齢を減らすことなんてできない、その現実にまた苦しくなる。
あの話やこの話も、もっと若ければすんなり通ったんじゃないか、誰とやり取りをしていても「ところでおいくつなんですか?」と聞かれた瞬間に息が止まりそうになる、それが壁になるだろうことはわかっているから、案の定そこからぷっつりと連絡がなくなっている、きっと原因はその1点に違いない、答えをあからさまに聞く勇気もなく、また苦しくなっていく…。
それもこれも全て雑談が足りないのが原因なのかもしれない。
誰かに「そんなことないですよ」と言って欲しいだけなのかもしれない。
我ながらあまりにも心が12歳から成長していない。
いや、もっと下かもしれない、そう決めつけるのは12歳の少年達に失礼かもしれない、そもそもお前に彼らを「少年」と目下の存在として位置付ける資格はあるのか…。
そんなことばかり考えている。
救いを別の場所に求めて、行き詰まった時に色々なライブのチケットを衝動的に取ったりして、観ている時は確かに楽しいのだけど、効力が回を追う毎に弱まっているのがわかる。
何ならライブ中にも日常の悩みが顔を出して、ステージ上で行われていることに集中するまで時間がかかったりする。
非日常にどんどん浸れなくなっている。
抜け出せない不安と焦燥に頭も身体も持っていかれて…。

とにかく今は、少しでもそれを軽減するために、新たな人とのお仕事と雑談が欲しいです。
何ていうか、その報酬がどうというより、「これをやっていることへの充実」とか、「貢献できているという感触」を、ちょっとでもちょっとでも増やしたいです…。
雨が降り続ける東京の月曜日に。

サポートを頂けるような物は書けていませんが…。