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双海灘町横丁はしご酒①を開催しました。

2022年9月23日(金・秋分の日)
17:00-21:30
上灘商店街の一部にて
横丁を出没させるイベントを
実験開催しました。

なぜやるのか

双海という人口3000人ちょっとの小さな町の単位で考えると、夜飲めるお店はほとんどありません。

私は大学生の頃、毎日飲み歩いてました。笑
真っ直ぐ家に帰るなんてもったいない!と思い
今夜は誰を誘ってどこに行こうかなー
なんてことばかり考えてました。
全然話したことのない人でも
話を聞いてみたいなーって思ったらガツガツ誘って美味しいお店に連れて行ってもらっていろんな話を聞かせてもらっていたし、
友達とも、野毛とか新橋とか横浜とか、いろんなところではしご酒したりして楽しんでました。

双海に来て、体重が10キロくらい
自然に落ちたんですけど、それは無駄に消費するところがないから。
それはとってもヘルシーで、幸せなことで
そんな双海が大好きだし自慢なのですが

ふと、「あ〜今日のみて〜!」と思う時とか
仕事関係の人ともっとゆっくり話したいなー
お酒の場で深く語りたいなー
なんて思ったときに、なかなかやりづらさがあります。

呑みたいとなるとほとんど
町外に出ないといけないので
誰かが我慢してハンドルキーパーするか
泊まって帰るか
代行やタクシーか
本数の少ない汽車か・・・

なんにせよちょっと一苦労。
東京の時のように、あまり話したこともない憧れの人を飲みに誘いたいと思っても、
そこまで段取りして飲みたいとなるのはなかなかのハードルのため、またにしようかーと流れてしまいます。

さらに私が来てからはずっとコロナだったから、
地元のお祭りのあとの慰労会とか地域の飲み会とかも全然なくて、シラフでしか地域のおいちゃんたちと話したことなくて、もっと仲良くなりたいのになーって、ずっともどかしかった。笑

私は双海が大好きすぎて、極力双海から出たくないし、一緒に飲みたいって思った人は双海に来て欲しい。
双海の好きなおいちゃんたちと一緒に呑んでもっと仲良くなりたい!
だから、双海を呑める町にするしかないー!

そのあたりが、1番の動機でした。

そのためには、今あるお店が夜も開けれる状態になるように、地元の人たちが外で飲む文化を復活させないといけないし、それですらナイトエコノミーを楽しむようなアクティブな人口は少ないので、町外からも飲みに来てもらわないといけない!
と思い、一気にいくつもの呑み屋がふえることで、
「双海でのもうか」というきっかけを創出しようと思ったのです。

準備は大変でした

準備のほとんどは、交渉だったかな?
会場に使わせていただく駐車場の持ち主さんとか
そこに車停めてる方へのお願い、
ご近所さんへのお願い、
出店者さんを集めるための交渉などなど。

いろいろと手順間違えて怒られたり
「よく思ってない人もたくさんいるよ」って主語や理由不在の悪口?言われたり
いろんな方面からいろんな意見もらったり
もういやだーってなりそうになることもあったけど

「いい企画やん!」「たのしそう!」「すごいね」「いきたい!」とかいろんなポジティブな意見をくれる人がほとんどだったので、背中を押されてなんとか開催まで走れました。

やっぱりみんな、お酒の場や楽しい場は好きなんですよね。イベントの説明してる時、呑めるの?って嬉しそうな顔して微笑む人も多くて反応が良かったのが印象的でした。うれしかったなー。

細かいことは気にすればいくらでも出てくるし、解決策も正解はわからないし、やってみないとわからないことが多すぎる!ということで
とりあえず、範囲も狭めにして、地元向けに小さめに実験開催してみよう、ということになりました。

当初の予定では、
既存店舗2つと臨時出店6つで
ひとり3軒はハシゴさせる仕組みにしたら
イベントとしての集客は50人はいないと
お店もやれないかなー
なんて計算していたんですが
その、「50人」ってのがどんなもんなのかもわからず。

歩いてこれる範囲の人たちだけで
50人も来てくれるのか?と
不安すぎて、でも、地元のおいちゃんたちは来るかこないかは当日の気分だろうし確証の予約とか取りづらいから、
仕事でよくご一緒する県庁やメディア関係の人たちを安心のために誘いまくっていたら
「いくね!」と言ってくださる人たちだけでもゆうに100人を超えてしまったのでした。😅

嬉しい誤算で、これ以上地元の人たちも誘いすぎて増えてしまったら、提供するものが全部売り切れて足りなくなるのでは?!と心配に。

直前でアタフタしてしまう羽目となったのでした。

みんながどのくらいお金を使って、どのくらい食べるのかもわからないけど、とりあえず売れるものが無くなるのはやばい!と焦ってたら、
直前で、たくさん仲間を引き連れてきてくださるはずだった"海とかもめ"のみわさんが、出店側に回ってくださり、もうひと店舗も呼んできてくださいました。ありがたし。。

回る店舗は受付でガチャ!

今回は、受付に来てもらって千円を預り、
三軒分のおつまみチケットを
ガチャで引くというルールを作ってみました。

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理由はいくつか。

ひとつは
8-10店舗呼ぶとしても
店舗や出店場所によって
来客数・売り上げにバラツキがでてしまうのが心配でした。
1回目でこちらから無理言って出店していただいてるし、ばらつきはあまり出てほしくないし、仕込みの具合も調整したい。

あとは、「おいちゃんはハシゴなんて面倒だからしないよ!飲むときは1店舗にドーンと座って動きたくない!」という意見もあったのですが、
ハシゴ酒するという文化を作っていくことこそが、双海を呑める町にするには大切だと思ったから強制的にハシゴさせる仕組みとして。

さらに
地元だからこそ、意外といったことがなくてハードルが高くなっちゃってるお店とかありますよね。
でも、呑める文化を作っていくためには、行ったことのなかったお店に偶然的・強制的(?)に行ってもらうことで、知らなかったけどいいお店ね〜また普段から使ってみよう!となることが大切だなと。

それらをどう解決するか、いろんな人を巻き込んで話し合ってアイデアを出し合った結果、
今回のように、ガチャガチャで決めてもらおう!
となったのです。

最初は、せんべろチケットを3店舗分で3000円を入場券としよう!と考えてましたが、
近所にちょっと飲みに行くのに最低1人3000円はハードルが高いという意見を確かにと思ったため、1000円でつまみチケット3軒分にしてみました。

ちなみに、同グループの場合は、代表1名がガラポンをして、グループみんな同じ3軒分のチケットを渡す運用にしました。

準備

この時、私の経営するゲストハウス「ポパイ」には
2週間の長期滞在をしている女子大生や、1泊の予定が1週間延泊してくれた男の子、住み込みスタッフのりなてぃ、そして柏のシェアハウスで一緒だったケンさんもたまたま3日くらい泊まりに来てくれていました。

ちょうどよく、面白いイベントがあるのでぜひお手伝いお願いします♡
と巻き込ませていただき、前夜のパンフレット折やガラポン箱の作成、食材の仕込みなどから全力でサポートしていただきました。

当日は、加えて協力隊OBの先輩や同期、農家さん、県庁の方、役場職員さんなども協力してくださり、お昼から軽トラで椅子、机、テントなど備品を何往復もして運び、組み立て、ライトアップの設置など会場をセッティング。

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本番中も、交通誘導や受付などをたくさん手伝っていただきました。
みんながいないと困ってた、本当にありがとうございました〜〜!!!


やってみて

受付でガチャで決まったお店に行く
という仕組みを、パンフレットのことばだけでは
あまり伝えきれられていなかったようで
仕組みがよくわからないという人も多かったのが課題として残りました。

当日は12:00から会場準備を始めたのですが
(出店店舗が少なかったためポパイも出店しました。午前中はその仕込み。)
思ったよりも色々と手こずり。
時間が経つのは早く、ポパイとしての準備もバタバタとしながらも、
他の出店者さん達によろしくお願いしますの挨拶したりしてたらあっという間に16:30に。

汽車でくる組の第一便が到着する時間帯、
駅の方面から続々と人が歩いてくるではないでしょうかー!
(こんなに人が降りる上灘駅をみてみたかったww)

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各店舗に、ロスが出ないよう気を遣いながら仕込み量を調整していたことから、受付は「先着100名」にしてみました。

各店舗30人分耐えれるだけのごはんは最低限用意してね!と。

準備不足で、出店者も含めてSTAFF全員がバタついていた中で、行列ができて焦る焦る。

結局、100人分のチケットは販売開始の17時からちょうど1時間で完売しました。

思ったよりもみんな、飲むばかりでご飯をあまり食べていなかったり・・・?
で、各店舗が用意しているご飯もなくなる心配はあまりなさそうだったので、その後に来られた方は、チケットないけど好きにまわってください、という形にしました。

想定をできていなかったいろんなことで、
課題もたくさんありました。

・チケットを買った人と、買ってない人のお得感などの差をもっと出さないといけない・・?
・チケットを持っているお店が満席で入れない、空席になるタイミングがわからない、何度も歩いて確認しに行くことへのオペレーションの悪さなど
・席が足りない
・明が圧倒的に足りない
・電気に小さな虫が無数に寄ってくる
・受付は終了後も一人置いておくべきだった
・明るさや出店場所などにより人の集まりにばらつきが出た
・etc........

まだまだアンケート収集中ですが
色々と、次回に向けた課題が出てきました。


しかしながら、総論としては、
「嬉しかった」です。

そこにいた人たち
夜が更け、ほろ酔い隣、気分も高々になった人たち
みーんな、嬉しそうな顔をしてるんです。

「久しぶりにいろんな人に会えてお話しできた〜」
「こんな機会を作ってくれてありがとう〜〜」
「こんなに人が来て、久々に賑やかでええねえ」

本当に嬉しそうに、純粋に、食事やお酒と、仲間との再開・お話を楽しんでくれていて、
やはり双海で飲めるって最高だな〜
飲める場所は必要だな〜〜
って思いました。

オペレーション面での反省は多くありつつも、
一回目をとりあえず形にすることができたのは大成功。
そして、200人を超える方に来ていただき、大反響だったことも、よかったです。

子供やお年寄りにどう楽しんでもらうかというのも次なる課題ですが
また次回まで、色々と考えを練って、バージョンアップさせていただきます!


次回は11月にまたできればと思っておりますので
よろしくお願いいたします!!!






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