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キャンプのあと、小2息子にアンサー日記してみた

小学2年生には、GW中の宿題が一つだけあるらしい。

「日記」

連休最終日に大変だなあと思いつつ、机に向かう息子を横目で見守る。なにやら、ふたりだけで出掛けたキャンプのことを書くようだ。
しばらくすると、書き終わった日記を見せてくれた。「薪割り体験」を文章にしてある。斧の使い方が上手いと褒められたことが、嬉しかったようだ。息子、かわいいなぁ。

そして僕は思った。アンサー日記しよう。
ということで書きました。息子の名前は、"ムスコ"にしてあります。


やってみたいを大切に

2024.5.6 パパ

「パパ、まき割りやりたい!」
ムスコはパパの手を強く引いて、大きな声で言いました。目がとてもキラキラしていました。「やってみたい」の気持ちにふれると、パパはうれしくなります。「がんばれ!やってみな!」と応援したくなります。
まき割り体験は、小さなオノを使いました。小さかったけど、ケガをしないか実は心配でした。でもムスコはしっかりお兄さんの説明を聴いて、オノをまっすぐ振り下ろしていました。一発でパコーンと木が割れると、心配していた気持ちはふき飛びました。パパは「うまーい!」とさけんでいました。
夕ごはんにカレーを作ったとき、「野菜を切ってみたい」とムスコが言いました。手がすべりにくいニンジンを、頼むことにしました。左手をネコの手みたいに丸めて、包丁をまっすぐストンストンと使っていました。パパは「上手じゃーん!」とさけんでいました。
キャンプ場の犬と仲良くなったムスコは、「家で犬を飼いたい」と話してくれました。一緒にスマホで調べてみましたが、ペットショップで買うと30万円以上するらしいです。「毎日散歩をするのは大変だね」と想像しながら話しました。

キャンプをした3日間で、ムスコのたくさんの「やってみたい」を知ることができました。すぐにできることと、すぐにできないことがあるけれど、それを言葉にして伝えてくれることがうれしいです。
さいごに、ムスコとキャンプに行くことはパパの昔からの夢でした。つまり、パパの「やってみたい」でした。一緒にキャンプしてくれてありがとう。また行こうね!


初めてした、アンサー日記。
読んだ息子は嬉しそうであり、少し照れ臭そうだった。恥ずかしいのを誤魔化しながら「パパ、ボクシングしようぜ」と細い腕でパンチしてくる、そんな息子が愛おしい。井上尚弥の試合が流れるリビングで話した、5月6日の夜。文章に書いて伝えるの、いいな。

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