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#23 将来子供たちが巣立ったら、家族の集合場所はキャンプ場にしよう

家族でキャンプに行きたい。
アウトドアな子供時代を過ごしたわけでも何でもないのに、数年前から漠然とその思いを抱いていた僕。コロナ禍で出掛けられないストレスを、全てキャンプギア購入に充てた。気づけば物置の中には、テント、寝袋、焚火台…ワクワクするものだらけ。キャンプの何に僕は惹かれるのか、少し書いてみようと思う。


荷物を積み込め、テトリスのように

通常の旅行であれば、洋服と飲み物とお菓子があれば行けちゃう。一方キャンプは、持って行く道具がわんさかある。テント、タープ、テーブル、椅子…小物は調理器具からコップ、お皿まであり、結構な物量だ。家族4人だと、ミニバンでもいっぱいになる。例えばホンダオデッセイでは、テトリスだったら全部消えてるぐらい隙間を埋めないと積みきれなかった。
車が横付けできるオートキャンプ場にしても、やっぱり荷物は少ない方がいい。最悪テントがあれば泊まれるし、食材と鉄板類があればBBQが楽しめる。焚き火の薪は、大体現地に売っている。忘れ物がちょっとぐらいあっても、その不自由さも楽しんじゃえ。そんな気持ちで荷造りをし、あとで「あ、冷蔵庫にベーコン忘れた」となるのであった。

設営~はじめての家族共同作業~

家族全員で何かを組み立てるなんてこと、今までなかったよな。インナーテントを妻と広げ、息子たちがペグを打っているときにふと思った。僕が中村俊輔ばりの司令塔になり、我が家の小野伸二や稲本潤一を動かしていく。一つ一つの作業は単純なので、不慣れな僕たちでも意外とうまくいってしまう。この際、組み立て方が間違っていても構わない。使うのは僕たちだし、明日には片付けてしまう。その気楽さもキャンプのいいところだ。
子どもたちがテキパキ動き、頼んだ作業が終わると司令塔の僕に報告をくれる。家でタブレットにかじりついて動画を観ているあいつらと同一人物とは思えない。普段とは違う面が、この非日常空間では見えてくる。

アウトドアクッキング

外で食べるメシはうまい!たとえ凝った料理ができなくても、肉焼いてごはんと食べるだけで相当な満足感がある。白米を炊くのが面倒だったら、パックごはんをお湯で温めればいい。野菜を切るのが面倒だったら、家でカットして持ってくればいい。中華鍋を持参してパラパラチャーハンを作ってもいい。なんでもありなのだ。
僕は炭の処理が面倒なので、ガスコンロを多用している。お湯を沸かすにもちょっと炒め物をするにも、かなり重宝している。手間のかかり度合を調整できるところも、すごくいい。火起こしから始めても、スイッチひねるだけのガスコンロ使っても、誰にも文句は言われない。とにかく、外で食べるメシはうまい!

焚き火とコーヒーと家族の時間

夏は暑いから向かないけど、春とか秋口のキャンプには焚き火とコーヒーの組み合わせがいい。いいというか最高。
日が落ちて少し肌寒いぐらいのとき、みんなで焚き火を囲んで温かいコーヒーを淹れて飲む。普段しないような話をしたり、自然の音を楽しんだり。いつもと違う場所で、家族の特別な時間が流れる。一息ついて寝る前に少しゆっくりするのが、僕はとても好き。おすすめ。


今小学校と保育園に通っている息子たちは、大きくなってきっと同じ家では暮らさなくなると思う。一年に一回会えればいいぐらい、なのかもしれない。そのときも今と変わらず、「みんなでキャンプ行こう」って言いたいと思っている。何歳になっても家族みんなで、焚き火を囲んでくだらない話をしたいな。


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