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コミュニティらしい生き方を考える

このnoteは1期生から参加している、コミュニティのカレッジ のアドベントカレンダー企画「私とコミュニティと」です。

こんにちは、空 佐和です。
コミュニティに関わったり、デザインをやったり、空き倉庫のリノベーションをしたりして最近は生きています。

コミュカレのメンバーから「私とコミュニティと」というテーマをもらいました。
何を書こうかすごく迷いすぎて、書いては消してを何度も繰り返しました。それくらい私とコミュニティの間には不思議な関係性があるのかもしれません。

少しの間、お付き合いいただけると嬉しいです。


コミュニティらしい生き方とはなにか?

新卒で入社したオシロで、先輩から「そらちゃんの生き方はコミュニティらしいね」と言われたことがありました。

コミュニティらしい生き方ってなんだ?

その言葉の意味が全然わからず、ずっと心の中に引っかかったままモヤモヤしていました。

だけど、コミュニティづくりやコミュマネの仕事を通して、コミュニティって正解は無いからこそ自分で見つけるものなんだと気づきました。

そこから時間をかけて言葉にしていくと、自分にとってコミュニティらしい生き方って、人と人との素敵な関係性をデザインしていくことなんだと思います。

きっとこれまで触れてきたコミュニティが、一人ひとりの拠り所になるような温かいサードプレイスだったから。そんなイメージがあるからこそ、次は誰かにコミュニティを通じて、愛を渡していきたいと思うのかなと。


コミュニティらしい生き方をする上で大事にしたい5つのこと

私にとってコミュニティらしい生き方をするために大事にしている5つのことがあります。

1:好奇心......新しい学習機会を探し出せること
2:持続性......たとえつまずいても努力し続けられること
3:柔軟性......態度や姿勢を柔軟に変えられること
4:楽観主義......「新しいチャンスは必ず実現できる」と前向きに考えられること
5:冒険心......結果につながるか定かではなくても、リスクをとって行動できること

これはこれは「計画的偶発性理論」という新しいキャリア形成の理論で紹介されていた、偶然を引き寄せる人に多いとされる5つの行動特性なんだそう。

個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方。
予期せぬ出来事が起きた際に行動できるだけの準備をしたり、偶然の出来事に遭遇すべくフレキシブルに行動したりすることで、チャンスが生まれるのです。

コミュニティという生き物のような、答えのない、正解のないものに関わりながら生きていきたいなぁと思ったとき、人と人との関係性の中で、いかにチャンスを掴めるか。その偶然の出来事の積み重ねが、自分の生き方を豊かにしてくれるんじゃないかと思ったんです。

そして、この5つのテーマを見たときに、日頃の自分が大切にしていたことが言葉になった感覚がありました。


そんなこんなで、5つのテーマを大切にしているといくつかの偶然が起きました。
その中でも特に印象的だった1つのエピソードがあります。

愛知県設楽町で倉庫リノベーション

去年の終わりごろから、愛知県設楽町で倉庫のリノベーションを仲間達とはじめました。
(来年の5月にはカフェ&バーのオープンがオープンする予定)

1年かけてやっとここまで。やっと屋根が付きました。

きっかけは去年の卒業制作。
アートプロジェクトを設楽町で行わせていただいたことをきっかけに、一般社団法人未日来のロゴデザインをさせてもらいました。そこから気がつけばリノベーションチームに入っていました。

最初はコアメンバー4.5人で始めた倉庫の改修。
元々大工さんの倉庫だったので、大量の木材や工具が詰まっていて、そのゴミ捨てや片付けからのスタートでした。テレビで見るようなリノベーションに到達するまでの、地道な片付けの時間が長かった…

そんな私たちを見かねてか、地元の人たちが声をかけてくれるようにもなりました。たまに野菜を届けてくれたり、様子を見に来るきっかけに飲み会をして帰ったり。

徐々にこの場所に遊びにきてくれる人が増えました。

そして、毎月のように東京から設楽町へ通う生活をしていると、周りの友達も面白がって遊びにきてくれるようにもなりました。片道5時間くらいかかるのに、わざわざ東京から時間とお金を使って、倉庫の改修をしに来てくれるんです。

沢山大変な作業をしてくれたはずなのに、楽しかったからまた行くわ!と言って何度も来てくれる友達がすでに5人くらいいます。

倉庫の改修作業をするたびに、元々知らない人同士が勝手に仲良くなって、繋がっていく。意図していなかった広がりが、大きなパワーになって、コミュニティになってきたなと実感しています。

リノベを手伝いにきてくれる仲間たちと

この人の広がりは、リノベーションを始めた当初、全く想像もしていなかったこと。こんな偶然とも言えるような仲間に恵まれたのは、自分が大切にしていた5つのテーマがあったからなのかもなと振り返ってます。


終わりに


コミュニティの形って本当に様々だと思うんです。人それぞれイメージするコミュニティの形も違えば、正解はないし、うまくいくための近道もない。

だからこそ、
「コミュニティらしい生き方とは」という問いを探求していきたい。
5つのテーマを持って、行動していけばきっと次なる偶然にであえるし、それがコミュニティを通じて素敵な人と人との関係性をデザインすることに繋がるんだと思います。

なんだか、来年もワクワクしてきました。

p.s.
設楽町のリノベーションに関わりたい方を大募集しています!


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