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アニメ『ふしぎ遊戯』の感想

マーイアガレースーザークーミラクルラー(オープニングの歌詞冒頭)

アマゾンプライムビデオで全52話見ました。

『ふしぎ遊戯』は1995年から1996年にかけて放送していたアニメです。原作漫画がありますが私は未読です。

異世界ファンタジーもので主人公が現代から昔の中国っぽい世界に行ってしまってなんやかんやするというもの。

少女マンガなのでかっこいい男性キャラクターがたくさん出てきますし、少女マンガにありがちな若干性的なシーンもあります。

初めて見たときはスゲエ子供の頃だったのであんまり気にしたことなかったのですが、大人になった今改めて見てみると抱く抱かないやら強姦されかけるやら結構ハードなことやりますよこいつは。

簡単にストーリーを説明すると
主人公は中学生の女の子で受験に悩むお年頃。
お友達と一緒に書物の中の世界に取り込まれてしまい、訪れた国の伝説の巫女として扱われ、仲間ともに儀式を執り行います。
そのなりゆきで敵対する国、巫女と闘っていくという感じ。

かなり雑に説明しましたが、巫女という立場で守られながら仲間たちに惚れたり惚れられたりという感じで若干のハーレム感があります。

登場キャラクターの鬼宿(たまほめ)と星宿(ほとほり)の2人から好意を向けられるのは2人の声優が緑川光と子安武人というのもあり、スゲーなこのアニメという印象を覚えました。

1995年はちょうど『ガンダムW』の年でもあるのでちょうど緑川光さんと子安武人さんが主役はりまくりの時期だったのでしょう。いやほんと凄いな。

もちろん主人公(ヒロイン)の声も友達の声も可愛いので声優に関する不満はなかったです。(昔のアニメに声が合わないなと思うこと自体あまりないのですが。)


見ていてなかなか面白いなと思った点は主人公が書物の中の世界を生きているシーンは誰か別の人間が読み進めているという描写がされているところ。

数日から数ヶ月過ごしていたとしても現実世界では読み進められた時間でしかないので長くても数時間くらいしかたっていないのです。

終盤、この書物の謎が解明されるにつれ現実世界でも色々ストーリーが進んでいき、リンクしていったのがかなり面白かったです。

またEDの入り方がよくできているので毎回イントロが流れるとテンション上がります。



ストーリー全体の評価とは別に個人的に好きな話は44話。張宿(ちりこ)という少年の仲間がいるのですが、その彼のメイン回。敵に身体を乗っ取られてしまい、敵を道連れにするため自ら命を絶つという話。

張宿は少年で戦闘能力はほぼなく、特異な力も弱くて憑依してきた敵を追い出すこともできないのでやむなくこういう方法をとることになってしまいました。かわいそう。

妙に力強い作画と声優の演技、普通に苦しむ描写がすごく記憶に残ってしまいました。酷いアニメだ・・・。とてもよかった。


まとめ

声優がつよく、ストーリーも面白かった。昔のアニメなのでごく稀に作画が崩壊しているところもありますが、かなり安定していたと思います。少し前の少女マンガのアニメに抵抗がないならばオススメできるアニメだと思いました。ニャーオ。

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