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【人生は選択の連続】第1志望を諦めてよかったこと・後悔したこと

私の経験から、第1志望の大学を諦めるメリット・デメリットについてお話します。

大学受験がメインの話になりますが、少しテーマを広げて「1番ほしいものが手に入らないときの在り方」を提案できるといいなと思います。

前提として、私は第4志望の大学に進学しています。
その経緯が知りたい方はここからどうぞ。

それでは本題にレッツゴー♪ 


【前提】人生は妥協まみれ

突然ですが、質問です。
1番欲しいもの、手に入ってますか?

今、「ん~まあ、1番好きなものだけに囲まれて幸せに暮らしてるかな」って思ったあなたへ。
今すぐその最高にクールなスマホを閉じて、この三流記事を読むのをやめてください。この記事を読むのは、あなたにとって時間の無駄です。その環境を最大限楽しむか、周りの人への感謝を捧げる瞑想でも始めてください。

そして今、瞑想していないあなたへ。
わかります。ホント、欲しい物って手に入らない!

でも、それが人生ですよね。

・コンビニのお気に入りのパンが売り切れ
・欲しい服、高すぎて買えない
・第1志望の就職先がコロナの影響で、新卒採用中止
・推しが既婚者だった

こんなこと、日常茶飯事ですよね

そんなとき、あなたが第1志望にこだわるべきか。
これを考えるには、二つのことを比較する必要があります。
それは、「第1志望で得られる経験」「第1志望を諦めて得られる経験」です。

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この天秤がどちらにかたむくか。
私の大学受験失敗という具体例とともに見ていきましょう。




【第1志望を諦めてよかったこと】

第1志望を諦めてよかったことは、大きく分けて2つあります。

1.理想を求め努力することで、成果と自信が生まれる
2.思いもしなかった経験ができる

それでは、詳しく見ていきましょう。



1.理想を求め努力すれば、成果と自信が生まれる



第1志望を諦めると、理想と現実のギャップが生まれます。
「こんなはずじゃなかった」「自分はもっとできるはずだ」という思いが、原動力になります。

周りの人とは異なったモチベーションをもって努力することで、いつか結果がついてきます。そして、その成果がもたらすものは、どんな環境でも輝ける自信です。

私の大学時代、勉強面だけでも、形に残る成果は以下のものがありました。

・講義の成績で、Sが何個も取れた
・2年生のとき、ゼミ内の論文大賞に選ばれた
・3年生のとき、学校内の論文大会で佳作に選ばれた
・成績優秀者向け助成金を利用でき、留学費用のウン十万を負担してもらえた。留学の成果として、フランス語検定準2級に合格した

「周りのレベルが低いからこそ、簡単に成果が出る」と言う人がいるかもしれません。
たしかに、私が他の大学に行っていたら、上のような成果は得られなかったと思います。

しかし、周りに流されず自分がやるべきことを貫いた経験は、どんな環境でも輝ける自信に繋がりました。この自信は、新しいことにチャレンジする勇気となり、私を支えてくれています。



2.思いもしなかった経験ができる



私は大学時代、入学したときには想像もしなかった経験ができました。
具体的には、こんな感じです。

・1年生のとき、ミスコンに優勝した
・映画監督として映画祭でグランプリを受賞した
・監督した映像作品がオムニバス映画の一作品に選ばれ、劇場公開&舞台挨拶を叶えた

華やかな経歴だけを書きましたが、実は、私が最も想像していなかったのは“群馬での暮らし”です。
群馬に引っ越したときは、ここでの暮らしに何の希望も持っていませんでした。しかし、情報収集をして人と会って、アクティブに暮らしていくうちに様々な魅力に気づきました。


以下、群馬の魅力について、まとめてみました!

〈 人 〉
群馬の人はとっても人懐っこく、一緒にご飯を食べたり、お酒を飲むことが大好きなんです。遊べる場所は少ないですが、「人と楽しく話すことが、一番の娯楽」だなんて、素敵じゃないですか。
〈 観光 〉
また、群馬には草津温泉、伊香保温泉、水上温泉、四万温泉と歴史的な湯どころがあります。世界遺産である富岡製糸場もあります。東京に住んでいれば、こういった文化的な場所に訪れる機会はなかったかもしれません。
〈 食 〉
食でいうと、小麦と野菜を使った料理がとても美味しいです。小麦の文化が古くから浸透しており、うどん、パスタ、ピザの種類が多く、クオリティも非常に高いです。野菜でいうと、葉物野菜の味が強く、どんな料理にもコクをプラスしてくれます。
〈 高崎市の市政 〉
さらに、私が住む高崎市は、「高崎を若者のまちにする」というビジョンの元、文化で街を盛り上げようとする取り組みが盛んです。一番驚いたのは、高崎アリーナで行われた音楽イベント「TAGO STUDIO TAKASAKI MUSIC FESTIVAL 2019」で、無料でくるりを見れたことです。市の全面サポートによって参加無料で行われたイベントでした。
また、高崎市は映画文化にも力を入れています。高崎映画祭という映画祭を毎年開催しており、市内には普通の映画館2つ、ミニシアター2つ、合計4つの劇場があります。


群馬に暮らす人はよく「群馬は何もない」と言います。しかし、実際暮らしてみると、群馬の日常は彩り豊かです。
非日常的な楽しみがある都会とは違った、豊かな暮らしのカタチを知ることができたのは、本当によい経験だったと思います。

大学卒業後は、東京で就職したいと思っています。これから東京で長く暮らしていくと考えたとき、この4年間を群馬で暮らせたことは幸せでした。
北海道が私の故郷であれば、群馬は私の第2の故郷です。

以上、【第1志望を諦めてよかったこと】をお話してきました。
総じて言えることは、周りに流されずに努力を続けること、その場所の魅力を探そうとすることが大切だということです。




【第1志望を諦めて後悔したこと】


私が第1志望の大学を諦めて後悔していることは、2つあります。

1.学力が高い人たちと切磋琢磨できない
2.首都圏の多様な文化に触れる機会が少ない

これは「友達と勉強しにカフェに行く」ということを例にとると分かりやすいです。

第1志望を諦めた場合、友達の偏差値は自分と同じかそれ以下になります。よって、一緒に勉強して切磋琢磨できる友達を見つけることが難しくなります。
また、都会と地方では、「カフェまでの移動」だけで触れられる情報の量が変わってきます。
カフェに行くまでの道程ですれ違う人、電車の中吊り広告、道端のショーウィンドウ...。都会に住むと、自然と多様な文化に触れることができるんです。地方なら、自転車でいつも同じ景色の道を通るだけです。

この例だけでも、私が後悔する理由がわかってもらえたと思いますが、
ここからはさらに詳しく、私の大学生活について話していきたいと思います。



1.学力が高い人たちと切磋琢磨できない


大学がただのモラトリアムだと思っている人には、刺さらない内容だと思います。
私の場合は、勉強が好きで、遊びも勉強も全力で楽しみたかったので、戦える仲間がいないのは大きな問題でした。

大学に入学した時、講義のレベルの低さが私を失望させました。
単純にレベルが低い講義と、内容は難しいのに「学生はどうせわからないだろう」と先生が評価を激甘にしている講義の2種類がありました。

単純にレベルが低い講義は、数学の科目に多かったです。
私が高校時代に勉強していたものを復習する内容だったので、授業には行かずにテストだけ受けることもありました。授業料がもったいなかった!

内容が難しいのに評価が激甘の講義は、モチベーションを維持しながらちゃんと勉強するのが大変です。周りの生徒が居眠りをしている中、一人で先生の話にがっつくことの虚しさ...。先生も「学生は聞いていない」と思っているから、結構テキトーな話をしているんですよね。
大好きだった「美学」の授業で、先生がステージ上で体育座りしだしたときは流石に笑いました。みんな寝ていたから、どうでもよくなったんでしょうね。(スキニーパンツの大池先生、今どこで教えていますか?先生の授業が大学生活で一番好きでした)

一人で頑張り続けるのが難しければ、助け合える仲間を探し出すという方法もあります。
よーく観察していると、自分のように一人で頑張っているひとはいるものです。大抵は、授業の最後に先生に質問しに行っているひとがそれです。彼・彼女らは内向的なことが多いので、必ずしも仲間にできるとは限りません。
私の場合は、いつも一番前で一人で授業を受けていた男の子と仲良くなって、なんとかモチベーションを維持していました。


こんな風に、第1志望を諦めることは、勉強の面でマイナスがあります。
勉強を頑張りたければ、強い精神力を保つか、独自の人脈を発掘するしかないと思います。

しかしモチベーションを維持することさえできれば、他の学生を出し抜けるということにもなります。これは【第1志望を諦めてよかったこと】の「1.理想を求め努力することで、成果と自信が生まれる」でお話しました。



2.首都圏の多様な文化に触れる機会が少ない


首都圏と地方の文化の価値を比べることはできません。しかし、私はいまだに、首都圏の多様な文化に触れられなかったことを後悔しています。

大学入学したとき、私はコンサート・プロモーターになることが夢でした。
とあることをきっかけに、その夢をやめて、今は雑誌編集者になることが夢です。
(夢の話はまた今度投稿でお話しする予定です)

それらの夢に近づくことを考えたとき、やはり首都圏の多様な文化から常にインスパイアされる環境は必要だったと思います。


街を歩くことで得られる情報については「友達と勉強しにカフェに行く」のところで、お話ししました。
それよりも多くの情報をもたらしてくれるのが、色々な趣味を持つ人との出会いです。
地方と都会の学生を比較するのは心が痛みますが、やっぱり都会の学生は「独自の興味関心を持っているな」と感じます。東京には、遊ぶところがたくさんあるので、自分の興味を簡単に深堀りできるんです。
対して、地方は遊ぶところが少ないので、触れられる情報も限られて、趣味が限られてくる。

最新の情報に触れていたい人や、人間が好きで色んな出会いをしたい人には、やっぱり都会の暮らしがあっていると思います。


私の場合は、情報感度の低さをカバーするために、情報収集を意識的に行うようにしています。ツイッターやインスタなどのSNSに加えて、好きなウェブサイト何個かを徘徊してます。
いいなと思った記事に関しては、最近はフリップボードというアプリを使って保存し始めました。

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以上、【第1志望を諦めて後悔したこと】をお話してきました。
総じて言えることは、周りに流されずに頑張るには、自分を強く持つ精神力が必要だということ。
理想と現実とのギャップを努力で埋めなければいけないのです。
努力をしたところで埋まらないギャップも、もちろんあります。




【まとめ】


1番ほしいものが手に入らなかったとき、どうしたらよいか。

【第1志望を諦めてよかったこと】では、
周りに流されずに努力を続けること、その場所の魅力を探そうとすることが大切で、それができれば、大きな成果や思いもしなかった経験に恵まれるということがわかりました。

【第1志望を諦めて後悔していること】では、
孤独に頑張る精神力が試されるが、それでも埋まらない理想と現実のギャップがあるということがわかりました。


結論、経験の重さが計り知れない以上、
第1志望にこだわった自分と、第1志望を諦めた自分を比べることはできないのです。


それでも、私が一つだけ言えることは「自分の選択を信じよう」ということです。
私は第1志望を諦めて、得たものがたくさんありました。
第1志望にこだわれば、もっと違う経験があったとも思います。

でも、どれも自分にとってかけがえのない経験であることには変わりないのです。



【おまけ】

最後に余談ですが、最近、ひろゆきさんがこんなことを言っていました。

「自身より知識や経験など、教養が完全に上回ってると言える相手は幼稚園児ぐらいまでだと思います」。

つまり、どんな経験にも価値があり、誰しも、誰かの経験を見下すことはできないのです。

私は今でも「第1志望にこだわらなかったこと」がよかったのかは、わかりません。それでも、自分がやってきたことに自信をもって生きていこうと思います。
そして、誰かの人生の選択も尊重できる人でありたいと思うのです。


次回は、1年生のときの、ミスコンに出るまでの“空白の7カ月”についてお話します。闇が深すぎて引いちゃうかも⁉


このnoteは、

◎春から○○生のあなた
◎他大学に編入するか迷っているあなた
◎楽しい大学生活にワクワク・ドキドキしているあなた
◎陰キャから陽キャに転生したいあなた(?)

にピッタリです。


(ただ、私のファンとして読んでくれてもいいんですよ~)

っじゃ。


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