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【代表インタビュー】エンジニアが心からテクノロジーを好きでいられる環境に(後編)

※この記事は後編です。下記リンクより前編がご覧いただけます。(後編から読んでいただいても問題ございません。)



東京オフィス代表 船木俊介

プロフィール

上智大学在籍中からスタートアップ企業でシステム開発に携わる。
2000年には後に東証マザーズに上場するマーケティング企業の立ち上げ、フリーランスエンジニアを経て2010年に株式会社スーパーソフトウエア東京オフィスを設立。
ITコンサルティング事業を行いながら、2012年には750万ダウンロードという当時として驚異的な数字を記録したアプリ「漫画カメラ」を開発してリリース。
2014年、日本最大規模のC2Cベビーシッターサービスを作る。クライアントの課題解決をテーマにしたITサービス事業を行い、現在もエンジニアとしてAI(人工知能)やアプリケーションの開発も行っている。



___スーパーソフトウエア東京オフィスで大切にしていることについて教えてください。

「プロアクティブさ」を大切にしています。
スーパーソフトウエアでは、指示されたからやるという受け身の姿勢は基本的に評価されません。そうではなく、自分から能動的に動いていくということを社内共通で意識するようにしています。やはり、「つらいな」「面倒だな」って消極的になると良い仕事ってできないので、積極的に食らいついていくという姿勢というのは大事にしている文化です。
あとは「オープン」というのがあります。社内外どちらに対してもですが、例えば1つのプロジェクトのチームであっても、スーパーソフトウエアのエンジニアも他社のエンジニアも同じチームとして働きますし、区別なく、スキル次第でそれぞれの役割を果たすという文化です。古臭い非効率なことは無くして効率的にオープンに働けるように常に意識しています。


___完全週休2日制、月平均残業10時間未満、資格手当など働きやすい環境が整っていると感じますが、このあたりに関して何か狙いはあるのでしょうか。

狙いというよりは、結果として働きやすい環境になったということなんですよね。
エンジニアって仕事のこともそうですが、技術書を読む時間とか学習したりするスキルアップの時間って必要で、ずっと毎日夜遅くまで仕事をしてたら結局新しい技術の学習など他のことができなくなってしまうんです。スキルアップの時間っていうのをしっかり取りたい。
あとはスーパーソフトウエアでは「成果」っていうのが一番問われるところで、プロセスとして長時間残業したからえらいとか一切ないんです。成果としてどのように進捗あげていったかが大事で、逆に成果をあげられていれば時間という面では自由が利きますが、ただその分成果を担保しようねという。
そもそも根底には家族って大事だよねっていうのもあって、家族と過ごす時間というのは取る方がいいですし、無意味な残業をするくらいなら家族と過ごしてほしい。僕も子どもが産まれてから、家で過ごせる時間を増やしたいなと思いますもんね。そういう時間がとれる会社じゃないとダメだと思います。

技術で人が幸せになるということを追及。それを叶えられる環境を提供したい。

___ご自身もエンジニアとしての経験を積まれてきて、エンジニアにとってどのような環境が理想であるとお考えですか。

エンジニアといっても種類がいろいろあって、上流をやる人、アーキテクチャ、設計、実装、サーバ、フロントをやる人など様々です。
ですが世間でエンジニアの仕事だと想像されるものの大半は、プログラミングであることが多い。それはそれで楽しいしプログラム書くのが好きな人には向いていますが、エンジニアリングとは何かと定義を考えたときに、「ふわっとした抽象的なものを具体化・具現化する経験と能力を持つ人」ということかなと思っていて。つまりエンジニアリングっていうのは、例えばこんなアプリやシステムを作りたいというニーズがあった時に、じゃあどう作れば目指す形になるのかというのを具体化していく、いわゆる情報の不確実性を減らすという行為です。実装だけではなく、エンジニアリング全体が仕事としてできるというのがエンジニアの本当の醍醐味であり理想の環境だと思います。
やっぱり部分的な作業ではなくて、より広い視野でものを作って、最終形態まで実現できる。漠然としたものから実際の具体的なものが出来上がり、人に届けて、使われる、そして役に立つ。これがエンジニアにとっては一番良いことだと思っています。
もちろん全ての人がいきなり何もかもできるわけではなくて、当然経験や知識も必要になるので、人に喜ばれる仕事をした、自分はこれを作った、という状況になっていけるように段階を踏んで日々成長していってほしいなとは思いますね。

___「作ったものが役に立つ、これがエンジニアにとっては一番良い」ということですが、それがエンジニアにとってのやりがいということですか?

やりがいだしエンジニア冥利っていうのでしょうか、エンジニア職の本望っていうのはたぶんそこなんですよね。
人の役に立つものを作るということは、ソフトウェアエンジニアでも自動車のエンジニアでも一緒で、結局専門知識を活かして最終的に役に立つものを具現化して実現しているんです。そしてそれによって人が幸せになるということを追及しているので、それがエンジニア職の本望であると考えています。

ただ、やっぱりエンジニアリングがあまり注目されずにプログラミングというものに矮小化されているのにはずっと違和感がありますね。
よくDXって目にすると思いますが、同時に「IT人材は不足します!」って言われていて、これを単に「プログラム書く人が不足する」という風に捉えられがちです。しかしそうではないです。
世の中に求められてるのって、いわゆる高度なIT人材って言われるような、エンジニアリングができる、問題を扱える、具体化できる、そういった人材が足りないんですよね。社会的にも求められている。プログラマで一生を終わるのはなく、一歩上のスキルを身につけて成長できるような環境がエンジニアにとって良いと思っています。

___そういった成長に繋がる仕事がスーパーソフトウエアには多いのでしょうか?

そうですね。
最初はいろんなチームに入って実装を行う案件、成長したらリードエンジニアが中心となるラボ型の開発や、より高度なソリューションで課題解決するプロジェクト、といった順で3段階に分かれており、エンジニア個々人の成長段階に合わせて最適な仕事がありますね。
もちろん、お客様からの依頼の抽象度が高い、つまり不確実性が高いプロジェクトはそれなりのスキルが求められるので、年収ランクも成長に応じて高くなります。

___お客様の要望を汲み取って形にしていくためには、どういうコツや努力が必要ですか?

主に3つあると思っています。
1つは、まず知識経験はやはり必要ですね。
自分の中のナレッジデータベースの蓄積、どのようにしたら作れるのか、作り方のデータベースが要ります。料理でも食材の切り方やレシピを知らないとできあがらないのと同じです。お客様のオーダーに合わせたものを作りたいわけですから、実現方法の知識経験が必要です。

2つ目は、チームで協力して作るためのチーム開発の経験。
協力姿勢であったり、お互いに気持ちよく仕事するためのスタンス。意外と見落とされがちですが、スポーツと同じで「チームプレー」における作法というところが大事なものの1つ。個人でできないゴールを達成するのが仕事ですから。伸びないエンジニアはだいたい独善的で他者の存在が希薄ですね。

最後はコミュニケーション力。
人って話しをすることで相互理解すると思いますが、でも話って実はかなり曖昧なんですよね。どちらにでも取れるような表現とか、抜け漏れがあったりするので。ただ、実際にものを作るエンジニアリング過程では曖昧さを全部クリアにしていかないと具体化できない。なのでコミュニケーションといっても、ただ話をすればいいというわけではなく、お客様やチーム内でのビジネスコミュニケーションが必要ですね。

これらの3つが必要です。それをプログラミング能力が大事って矮小化してしまうとただの作業者のようになってしまうので、それは良くないかなというのが先ほど言いたかったことですね。


___スーパーソフトウエアで活躍されているエンジニアの特徴を教えてください。

開発そのものが好きな人が多いですね。永遠にやってても楽しそうな人。別に笑顔で楽しそうというのではなく、眉間にしわを寄せて考えたり、試してみたり、その技術に触れてる時間が好きな人。
プログラミングはもちろんですが、エンジニアリングとしてどう作っていくか、どうやったらこの問題が解決できるのかというのを考えることに熱中できる人が、弊社所属に限らずこの業界自体に向いていると思います。リーダー、メンバー、同僚、お客様など最終的に誰かに喜んでもらいたいっていうのが原動力となって日々の仕事をしている人が活躍している人ですね。
ビジネスって、どんなビジネスでも喜ばすとか信頼を得ることが重要ですから。そうやって人と人との間で技術と向き合っていく。
顧客のために技術を使っていきたいとか、もの作りは好きなんだけど管理とか調整ばかりなのは嫌だよって人は、スーパーソフトウエアに入ると実際に作るってことができますし、エンジニアリング・プログラミング両方ができるので良いと思いますね。

技術に人生をかけた人と一緒に働きたい。これから出てくる新しい技術で新しいことを一緒に考えたい。

___今後の展望を教えてください。

創業40年とはいえ東京オフィスは10年くらいで、ようやく良い形ができてきたかなという感じです。ここ数年は連続で120%以上成長してるとはいえ、まだまだイメージとしてはベンチャー・スタートアップくらいの気持ちなので売上規模として100億は目指したいと思っています。
やはり技術自体が好きな人が、技術によって人を幸せにする。そのためのソリューションであるとか製品サービスであるとか、そういうものを開発していく。AIとかWeb3とかいろんな分野がありますが、開発しながらお客さんの信頼を増やしていくと。そして技術で新しいことにどんどんチャレンジしていきたいという仲間を増やしたいし、一緒に働きたいと考えてます。


___船木代表ご自身の夢はありますか?

僕は20歳のときからずっと今でもミュージシャンですね。
中学生くらいからギターをやっていて、高校の時は下手な軽音バンド、大学ではジャズ研入ってゴスペルのサークル作って、音楽とバイトの毎日で…ミュージシャンというのはずっと夢だったんですよね。音楽ってマーケティング的な要素もすごくあるので、自分が良いと思うものと人が聞きたいものって違うんですよ。となると音楽を追求したところで勝てる場所ではないなあということもあって、ITにシフトしてきたっていうのもあるんですが、音楽自体は聞くのも演奏するのも作るのもやっぱり好きです。
あとは子どもが健康に育ってほしい、ということですかね。




最後までお読みいただきありがとうございました!

船木代表の想いやお人柄が伝わりましたら幸いです。
また次の投稿でお会いできますように!



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