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春を呼ぶ桜、そこから学ぶ戦略

こんにちは。SSKCの武部です。
4月に入り、慣れないランドセルを背負う子どもたちや少し大きな制服を
着る学生を見かけるようになりました。
社会人にもなると、なかなか新生活のドキドキを味わう機会は少ないですが、私も新年度、気持ちを引き締めて頑張りたいと思います。

さて、今回のテーマは春の代名詞「桜」にまつわるお話です。


今年の桜

日本気象株式会社の桜の開花予想では、今年は全国的に見ても平年並みか
平年より早い開花になると言われていました。お住まいの場所によっては、
もう既に桜を楽しまれた方もいるのではないでしょうか?

桜は、開花から散るまで約2週間程度と言われています。
満開で咲く桜はもちろんのこと、春風に吹かれて散っていく様子もとても
綺麗です。たった2週間ではありますが、開花から散るまで、どの段階に
おいても楽しめる、ここに桜の魅力を感じます。

桜は見るだけじゃない?

桜を見て楽しむ、いわゆる「お花見」が私たちにとって身近な文化となっていますよね。

近年は視覚的に楽しむだけでなく、食料品や雑貨まで幅広い分野で桜をモチーフとした商品を目にする機会が増え、楽しみ方も多種多様となりました。

商品自体は通常時に販売されているものと同じでも、パッケージが季節に
合った期間限定のデザインとなると自然と購買意欲が湧いてくるものです。

こうした期間限定という希少性をもたせ、購買意欲を高める戦略はスノッブ
効果と呼ぶようですが、マーケティングの視点から見ると日本の桜を楽しむ文化を利用した売上アップや話題性アップを図ることができます。

近年は、国内に限らず、アジアを中心に桜のデザインを用いた商品が販売されており、桜を活用したマーケティング戦略は国境を越え、展開されているのです。

文化を知る

ビジネス戦略やマーケティング戦略を考えるうえで、文化への理解はとても重要です。

「文化」と一口に言っても芸術やスポーツ、食など数多くの文化が存在
します。
例えば、海外展開を視野に入れる食品メーカーが国際市場に参入する際には、各国の文化を理解することが不可欠です。国内で成功したマーケティング戦略が、同じ手法で成功するとは限らないですよね。現地の食に対する嗜好や商文化など、各文化を考慮したマーケティング戦略が必要となります。

このようにマーケティングを考える際に文化を踏まえた戦略を立てるように、BtoB企業であれば、企業文化を理解し、戦略を練ることが重要だと感じます。

相手企業の文化を理解するのはなかなか難しい面もありますが、コミュニケーションをとることやHPから企業が行っている活動や取り組みを把握する
ことで文化や価値観を理解することもできます。
BtoBビジネスを行う弊社にとっては、相手企業の企業文化を理解することが、ひとつマーケティングのキーとなるでしょう。

おわりに

今回は、春になるとよく目にする桜関連の商品をヒントに文化とマーケティングの結びつきについて考えてみました。

経営学者ピーター・ドラッカーが、企業の目的は「顧客を創造すること」と定義するように、マーケティングの面においては、単なる顧客満足を目指すのではなく、その一歩先の新たな市場を創り出すことが今後より重要になってくるかもしれませんね。

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