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皆さんこんにちは。
会計ソリューショングループマネージャーの藤井です。

本日(※執筆時)は4月1日ということで、
電車の中や街の中に新入社員らしき若々しい方を見かけます。

今年は1日が月曜日なので、1週間フル新しい環境に身を置いて、
週末は一気に緊張の糸が解けて体調を崩してしまわないか心配ですね。

今日はそんな今の若者が当たり前のように生活に染みついている「タイパ」についてです。

2022年の新語大賞にも選ばれていますのでご存じの方も多いと思いますが、

タイパ(タイムパフォーマンス)とは、
中長期的な損得を意識した「費用対効果」(コストパフォーマンス)の考え方から派生し、
時間消費の観点から全ての物事をいかに効率化するかを考えた行動志向や、
かけた時間に対する満足度を意味する。「タムパ」、または「タイパ」と略され、
「タイパ」は今年の新語 2022の大賞に選出された。
商標登録されているため、使用するときには権利を侵害しないようにしなければならない。

Wikipedia

「タイパ」は商標登録されてるんですね…。

従来のコスパ(費用対効果)から派生し、タイパ(時間対効果)となってきたようですが、
両者とも共通していることは、【投資効率】ということです。
投資(投下)するモノが"資本(お金)"から"時間"になっただけですね。
どちらも"最小限の投資で最大のリターンを"というROI的発想なのは変わりません。
ROI(投下資本利益率(%) = 利益 / 投下資本 × 100)

ですので、ビジネスの世界においても「タイパ」は通用するお話ですね。
・無駄な会議をやめる
・形式的な書類の作成をやめる
などなど色々発想は活用できそうですね。

ただ気を付けなければいけないこととしては次の2点かなと思います。
 ①短期的な視点になりやすい
 ②"タイ(時間)"という分母だけに着目しがち

①コスパもそうでしたが、それ以上にタイパは短期志向が強い傾向に感じています。
  A.1時間で 40のリターン
  B.2時間で100のリターン
 冷静に考えればBなんですが、次の②でも触れますがどうしても時間が短い方が良し!
 という考え方に陥りやすいです。

②これもコスパでも同様のことをよく目にしますが、
 コスパ最強!って言っている人の9割はコストしか見ていない説(極論)。
  A.1,000円で 40のリターン
  B.2,000円で100のリターン
 これもBを採用すべきですよね。
 でもコスパというと"コスト"ばっかり目についちゃうんです。
 ROIは分数なので、大きくするには「分母を小さく」するだけじゃなく、
 「分子を大きく」することでも大きくはなります。
 

リターンが利益のような金額に置き換えられるものなら気づきやすいかもですが、日常生活でのリターンっていうのはそれだけじゃないと思います。
幸福感であったり、体力であったり、おいしさであったり、楽しさであったり…。
そういったポジティブ要素をリターンとして考えたときに、
タイパを片手落ちで意識しすぎるあまり、
分子の時間を小さくする代償として分母の利益(見返り)を小さくしてしまうと何の意味もないですし逆効果にだってなるわけですね。

今回は以上となります。
また次回お会いしましょう!!

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