「選択」「判断」「決断」
こんにちは。SSKCの武部です。
もうすぐ3月ですね。日を追うごとに春の暖かさを感じられるような日も増えてきました。とはいえ、季節の変わり目は、天候の変化や気温差が激しい日もありますので皆様体調には気を付けてお過ごしください。
3万5000回
「選択」「判断」「決断」。
これらに共通するのは、特定の行動や方向性を選ぶプロセスを指しているということです。人は1日に何度も選択をし、あるいは判断、決断をする場面に遭遇します。時には、瞬時な判断を求められることもあるでしょう。
ケンブリッジ大学のBarbara Sahakian教授の研究によれば、人は1日に約3万5000回もの選択をしていると言われています。
この数字、予想よりも多いと感じる方もいるのではないでしょうか?それだけ無意識に選択をしている部分が大半を占めているのだろうと思います。
咄嗟の判断
仕事でも私生活においても、選択や判断を迫られることは多いですが、その判断に自信がない、あるいは感情や環境といった外的な要因が邪魔をして判断に迷うといったことは誰もが一度は経験したことがあるはずです。
よく判断力を鍛えるのにスポーツは最適と言われています。
サッカーを例に挙げると、どんなに技術を磨き上げたところで判断力が備わっていなければ試合で勝てる確証はありません。その都度、その場面でどこにパスを出せばよいか等、相手の動きを見ながら判断していく、ここに判断力が問われます。
多くのスポーツでは、瞬時に判断を求められる場面があり、そうした意味で判断力を鍛えるのにスポーツが一例として紹介されていると考えます。
選択のアプローチ
スポーツを通して、判断力を鍛えるのも一つの手ですが、その選択に至るまでの“選択のアプローチ”を増やすことも有効な手段だと思います。
例えば、
① 情報収集
選択、判断に迷うときの例として、頭の中にある辞書では対応できない時、つまり知識不足の中で答えを出さなければならない時があります。選択するのに情報が不十分だと感じたら、足りない知識を補える情報を得ることも大切です。
② 直感
最適解ではないかもしれないが、判断材料が尽きた時、意外にも大きな影響を与えてくれます。
③ 周囲に相談
自分1人で決断ができないのであれば、周囲にアドバイスを求めることも有効です。別視点からの風を吹き込めば、見え方が変わることもあります。
おわりに
研究にもあるように、人はたった1日で多くの選択をしています。選択をしない、決断せずそのままでいるということは不可能に近く、現実的ではありません。自分にとって先延ばししたくなるような選択も、アプローチの仕方次第で見え方が変わるかもしれません。
どんなアプローチをしても最終的に決めるのは自分です。決断することを避けるのではなく、様々な視点で物事を判断し、その時点でベストな判断を心がけていきたいです。
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