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自閉症の原因が解明

テンプル・グランディンは重度の自閉症の子どもだったが、大学教授になっている。また、家畜に苦痛や恐怖を与えない動物愛護の精神にかなった畜産施設の設計者としても有名である。

テンプルの『我、自閉症に生まれて』という自伝では、テンプルは生後8か月ごろ、母親が抱こうとしたら、母親をひっかいている。テンプルには、通常の子どもなら生まれているはずの母親への信頼が生まれていなかった。

母親への信頼がいつ頃どのようにして生まれるのか、これまで解っていなかった。母親への信頼はいつの間にか子どもに生まれている。

一般的には、母親が赤ちゃんを抱いたり、授乳をしたり、オムツを替えたりといった世話をすることで、母親への信頼が生まれると考えられている。

しかし、自閉症の子どもも母親に普通に育てられているが、母親への信頼が生まれていない。そこで、母親への信頼はいつ頃どのようにして生まれるのか調べた。

すると、日本でただひとり家庭出産をおこなっていた産婦人科医、大野明子の『分娩台よ、さようなら』という本で、母親への信頼がいつ生まれるのか明らかになった。(生まれてすぐにお母さんに抱かれていた赤ちゃんが)「体重を測り、洋服を着せるだけの間の、ごくわずかな時間、お母さんからほんの少し、30センチほど離されただけなのに、さっきまで静かだった赤ちゃんが泣いたりします。お母さんにもう一度抱っこされると、すぐに泣きやみます」(p.261)と書いてあった。
母親への信頼は生後早期に生まれる!
 
クラウス&ケネル&クラウスの『親と子のきずなはどうつくられるか』という本にも、まったく同じことが書いてあった。分娩室でお母さんに抱かれていた赤ちゃんが、お母さんから離されると泣いて、お母さんに戻されると泣きやんだ。(pp.69-70)

赤ちゃんがお母さんから離されると泣いたということは、もしも赤ちゃんが歩ければ、お母さんの後を追うということを示している。そして、赤ちゃんがお母さんを刷り込んでいたことを示している。
刷り込みは鳥類で知られているが、人間の赤ちゃんも刷り込みをおこなっている!

ほとんどの方が、カモのヒナが母ガモの後を追いかけている写真や映像を見たことがあると思う。カモのヒナが母ガモの後を追いかけるのは、母ガモを刷り込んでいるからである。たとえカモのヒナでも、母ガモを刷り込まないと母ガモの後を追いかけない。

こうして、自閉症の原因が解明した!お母さんを刷り込んだ赤ちゃんは、お母さんへの信頼が生まれているので自閉症にはならない。しかし、お母さんを刷り込めなかった赤ちゃんは、お母さんへの信頼が生まれていないので自閉症になったのである。

赤ちゃんがお母さんを刷り込めなかったのは、生まれた赤ちゃんを新生児室に入れるといった、自然の摂理に反した出産環境が原因である。

赤ちゃんを新生児室に入れてはいけなかったのだ。そもそも、病院で新型コロナのクラスターが多発したように、新生児室は安全とは言えない。

人間の赤ちゃんも、鳥類のヒナとおなじように刷り込みをしている。母子同床が自然の摂理である。母子同床であれば、赤ちゃんはお母さんを刷り込めるので自閉症にならない。

自閉症は赤ちゃんへの無知から生まれた医療事故である。出産に関わっている医師や助産師は出産環境を早急に改善する必要がある。

(詳しく知りたい方は『自閉症の原因が解明:自閉症は医療事故』という電子書籍を読んで欲しい)

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