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テレビゲーム関連の仕事は、ゲームの専門家であるゲームライター・ゲーム評論家におまかせあれ

こんにちは、ゲームライター(あるいはゲーム評論家)として活動する渡邉卓也です。

いかにもゲーム好きな見た目の筆者

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が大ヒットしていますね。全世界では興行収入10億ドルを超え、日本でも週末3日間での興行収入が18億円と大人気です。

しかしながら本作、映画評論家からはあまり評価されていないというか、そもそも評価できないと考える人すらいるようです。

僕もすでに文春オンライン・IGN JAPANで『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の記事を書きましたが、そこに記したように本作は「ゲームの映画化」というよりは「映画という媒体を使ってマリオの世界を描く」という作品です。

単にマリオの小ネタをたくさん入れるだけでなく、テレビゲーム(ビデオゲーム)を通じた体験を想起させる作りなわけで、そりゃマリオのゲームをしっかり遊んでいなければ真価を理解しづらいわけですね。

そう、ゲームの歴史はどんどん深みを増しており、ゆえにそれに関して言及するには詳しい人が重要になってきます。そこでポイントとなるのがゲームライターやゲーム評論家なわけですね。

◆「ゲームを知らないとできない仕事」が増えるのではないか

昨今はゲーム原作の映像作品がいろいろ登場しています。ドラマ『THE LAST OF US』は海外でも非常に高く評価されていますし、映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』もいい作品でした。

上記2作品は原作を知らなくても楽しめる作品なわけですが、一方で『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は原作への思い入れが必要で、しかしながらそれが一般的にウケているという状況になっています。

これは今後のゲーム原作映画の方向性が変わりうる大きな一石ですよね。だって、観客の多くがゲームに(程度の差はあれど)詳しいというわけですから。

逆に、ゲームの文脈を知らないと否定的な評論を書けないケースもあります。映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』はゲーム好きに対する理解不足があり、それゆえに炎上じみた騒ぎになったわけですが、この問題は当事者でなければわからないのです。

今後もゲームはより存在感を増していくでしょう。そこで重要になってくるのが、ゲームをプレイして文章を書くことを生業にしているゲームライター、あるいはゲーム評論家です。

ゲームライターは、普段こそゲームメディアなどで仕事をしている人たちですが、なかには一般的なメディアで仕事ができる人も存在します。

僕も文春オンライン、東洋経済オンライン、現代ビジネス、プレジデントオンラインなどに寄稿しましたし、レッツエンジョイ東京なんてお出かけ情報メディアでもPR記事を書きました。

昨今は、取引先の方に「ゲームに詳しい人を探していて、渡邉さんにたどり着きました」と言っていただけることも多く、嬉しい限りですね。

……で、結論を言いますと、ゲーム関連の文章が必要な場合はぜひゲームライターやゲーム評論家に声をかけてみてください。『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のように、今後はゲームに詳しい人の力が必要な場面も増えてきますから。

もしよければ、わたくし渡邉卓也に連絡をください。気軽にメール(ssdm360@gmailどっとcom)をいただければ嬉しいです。

◆ゲームライターには専門性がある

なお、「ゲームライターならゲーム全般に詳しいんだろう」というのは誤解ですので、その補足はさせてください。

たとえば私は、任天堂のゲームは好きでよく仕事にも関係してきます。「スプラトゥーン」、「どうぶつの森」、「スーパーマリオ」などはとても好きですが、一方で「ゼルダの伝説」シリーズは最近まで嫌いでした(一方、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』はとても好きですし、新作も楽しみにしています)。

また、ゲームは体験の遊びなので、自分が触れなかった時代については語りにくいものだったりします。10年前のゲームをいま遊んでもいまの評価にしかならず、当時どう感じるのかはそのとき遊んだ人しか語れないのです。

一口にゲームといってもジャンルは非常に幅広いです。「スポーツ記者」といってもスポーツ全般に詳しいわけではなく、野球・サッカー・相撲など専門性があるわけですよね。

ゲームもまた幅広い遊びなので、ゲームライターもそれぞれ専門性がかなりあります。適した専門スキルを持っている人に声をかけるのがベターかと思いますので、ゲームライターのことをもっとよく知ってみてくださいね。


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