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【三回目の】クリスマスへ

🐈‍⬛12月も半ばに入り、ふたご座流星群が流れた未明の空。早くに少しウトウトしてしまい、夜中の変な時間に目覚めて ふと思い出して夜空を見上げると、空気の澄み渡った静かな宵闇と共に星が瞬く。そんな黒い空を見上げながらも、想う事は一つ。ただ ただ 貴方に 逢いたいなぁ。お散歩などしながら 流れる星に願う。「この先もずっと一緒に」

もう、今年も残り僅かとなった、主様と過ごす今。一緒に過ごしていない時の事を 既に想像出来なくなっている。貴方に出逢えてからの毎日は 本当に別世界で異次元。だけどそれが「本来の居場所」だったのかな?とも思える。きっと、出逢えてなくてもそれなりには楽しく過ごせていたはず。それまで出会えていた人々と、やっぱりそれなりに。だけど、多分満たされはしなかっただろう。心の底から欲していたモノには辿り着けなかったかもしれない。ただ一人の人に「大好き」だと言える行為、脇目も振らず…というか、脇目にも誰も入らず、主様だけを見ていられる事が、こんなにも心地好かったなんて知らなかったから。

次の主様との逢瀬で「絶対これは見せてあげたい! 」というお菓子を見つけてしまい、味見用と主様用を準備するなんて、予想もしていなかった。食にすら全く興味もなかった私が、 季節に合わせてその旬を…味は勿論、見た目でも感じさせてくれるモノを、主様と共有したいなどと思考する事すら噓みたい。そして、それらを見た時の貴方の反応が楽しみすぎて、独り悶える…そんな私の勝手なヒトリアソビが出来上がってしまうなんて。驚きの連続ですらある。そんな日常を繰り返してきた。

私達は「主従関係」でこそあるけれど、関係性に於いての厳格なルールや約束、契約書なども一切設けていない。しかし、この関係性を継続する為の、危機管理的な約束事はきちんと設けている。お互いに身バレするような言動、写真、動画は主様から厳しく禁止されているし、個人情報を特定されるようなモノには気を付けている。とてもお互いに尊い関係性だとは思うが、一般・世間的には「不倫」であり、それを正当化するつもりはない。

どんなに綺麗ごとを並べようが、傷付けている人がいる事実には変わりなく、どんな家庭環境であろうが、法律に反している時点で堂々と居られる関係性ではない事は十分理解している。ただ、それが「悪」かと言われれば、そういう訳でもなく、多少の罪悪感は持ち併せてはいても、可能な限りは継続を望んでいる。その為に、一般的な恋人同士が行うようなデートは諦めたり、各制限は大いにある。あまりそれが見られない方々もいるけれど、それはその二人の関係性なので、異論を問うつもりもない。

でも、私はもうこの人に出逢い、この人を知り、この人に堕ちてしまった。他の誰でもない、この「S様」という一人の人間の深みに嵌ってしまった。藻掻けば藻掻くほど、その複雑な溝に身体のあちらこちらが引っ掛かり、また、藻掻く事を諦めて身を潜めていても、気持ちのあちらこちらがすぐに刺激されてしまい「大好き」だと、叫ぶ事しか出来なくなる。悍ましい程に、私を叩きのめす。這い上がっても、簡単に転がされ…時には自分から転がりにも行きたくなる程に、貴方の魅力が広いから。

🐈‍⬛私の愛おしい皇帝🐈‍⬛

🐈‍⬛私達の関係性の一部に於いての 世界観を醸し出していると思うこの、エルクポの『キミとダスキス』(@kimi_to_daskis)さんのイラストが本当に大好き。 (ふと突然発せられる下ネタを披露してくれる時の主様はこんなお顔をしている)クールなくせに、突然子供の無邪気さを前面に持ってきたお茶目さんを披露してくれるし、体調不良になると一気に気持ちまでどん底まで持って行かれるし、だけど私が迷うとすぐに掬い上げてくれるから、多分、私は貴方が居てくれたら、独りでも遊んでいられるんじゃないかと錯覚しそうな程。きっとその二人の「バランス」なんだよね。

大して甘さもなく、厳しくもあるのに、柔らかくて深い、なのに少し自虐的な部分もありつつも、子供っぽくて中身は本当は熱い人…というのが、私の主様のイメージ。言葉が足りない部分もあるけれど、概ね間違ってはいない。最近 主様の声を聞いてなくて「はぁ 寂しいな 聞きたいな」と 思っていた矢先に、おねだりもしなかったのに、突如 聴かせてくれる歌声とその温かい声に安堵した。少し短すぎて物足りなくもあったけど、そんな瞬間に以心伝心!掛けてきてくれるそのタイミングが繋がる瞬間が嬉しくて好き。

そんなこんなで、気温が一気に下がり雪や雹が降った12月も後半…父がお風呂の中で突然意識を失った。慌てて母と呼びかけるが反応無し。隣に住む弟も呼びつつ、救急車を呼び、搬送途中で何とか意識が戻りホッとする。突然の事に怖くて震えた…色々考えさせられた日。順番とはいえ もうそんな歳。

そして、先日の健診結果で「要再検査」が判明し、その再検査へと向かう。ピロリ菌の可能性があった為、それを確認する為、胃カメラに挑む。初めての胃カメラにトラウマ級の苦しさを植付けられ、意識を失いそうな程苦しめられたので、酷く拒絶したかったが、今回はしっかり部分麻酔が効くから、寝てる間に終わっているという。それならば…と合意し、致し方無が全て自分の為。不安要素は取り除いていく、この先も主様と過ごしたいから。

🐈‍⬛3回目のクリスマス🐈‍⬛

🐈‍⬛12月も、21日で主様と過ごし二年三ヶ月が経過。一年 一月 一日 毎時間 毎分 毎秒 それらが過ぎ去ると同時に、私達の記憶も厚さを増す。昨日、気付けなかった事も、明日には確認出来るかも。一年前に話せてなくても、その経過を辿れば今に至り、今日も貴方と過ごせる現状が幸せ。

そして、年末にも関わらず…父の入院と入替えで、関東に住んでいた娘ちゃんが、あちらを引き払い帰って来たので、母と娘ちゃん、女子3人でX'masパーティ!素敵ケーキと美味しい食事、男性陣に遠慮する事なく頬張りました。 あと少し…早く主様にも逢いたいな。主様とはまた別の愉しみ方が出来るといいな。逢いたいよ。

🐈‍⬛いつか一緒にケーキも食べたい🐈‍⬛

🐈‍⬛*・゚。:.*ᴍᴇʀʀʏ ᴄʜʀɪsᴛᴍᴀs*・゚。:.*🐈‍⬛

時間は有限!残りも楽しもう!今年は主様と過ごす3回目のX'mas。色々あったけど、その全てに意味があって 無駄な事など何一つなかった。「不思議な関係ではあるけれど、かなり当たり前になってきた」と主様が素敵な言葉をくれた。聖なる夜に嬉しいプレゼントを頂きました。

それぞれに色んなカタチがあって、今を生きてる。私達には私達だけの物語があって、この先も紡いでいく。他と比べる事が如何に無意味で、時間の無駄か…日毎に少しずつ理解できていく。それは、貴方が見放さずにきちんと見守ってくれているから。忘れん坊ではあるけれど、私が納得できるまで、嫌がらずきちんと向き合ってくれているから。きっとお互いに足りない部分は多々ある。だけど、それでいい。完璧なんて面白くない。私達には、刺激が必要でしょう?

平穏で安定した日々も大事。でもそれだけではきっと物足りない私達。だからといって、無理に壊すような事は勿論しない。この心地いい空間を最期まで、守り抜けるように努力はしたいな。誰かが「擦り合わせ」をする時点で、それはもう「無理」しているから、続かないと思う…と言っていたけれど、私はそうは思わない。「擦り合わせ」という言葉の意味の取り方にもよるだろうけれど「相手を知る」事が私は一番大事だと思っている。何も知らない、分からない内は毎日の会話が「擦り合わせ=情報集め」だと思っている。それを知る事で、自分に合う・合わないは見極められるから。でもそれを知ろうとする努力もしないで、そこに胡坐を掻いていては、歩み寄る事など当然出来ない。そして、思ったのと違った…などと憤慨する事になるんだろうと思う。

勝手に自分で想像しておいて、実際が違うと「裏切られた」と罵る。本末転倒もいいところ。自分が本当に欲しているのなら、形振り構わず、手に入れるべき。怖くて言えない、嫌われたくない…気持ちは分からなくはないが、そうやって言えないとわかる、または言わせないように支配している側からすれば、格好の餌食になるのは目に見えている。だからこそ、自分の気持ちはきちんと意思表示して欲しいと思う。後の祭りではもう遅いのだから。
自分を守れるのは自分だけ、自分の気持ちも自分だけのものでいい。

🐈‍⬛be continued🐈‍⬛


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