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【超!簡単なステージ論】一流エンターテイナー鬼龍院翔のノウハウを全公開!

ゴールデンボンバーが好きなんです。
数年前、意を決してワンマンライブに行ってみたら、瞬く間に虜に!
ステージも会場も、終始笑顔に溢れていて最高の空間でした。
曲もよかったなぁ……

そんなゴールデンボンバーのほぼ全てを担う鬼龍院翔さん。
プロとして頭と体を働かせる彼のノウハウ、知りたくありませんか?

エンターテイメントの世界で生き抜く覚悟が伝わる1冊でもあります。


どんな本だった?

「今までありそうでなかった、ステージに立つ人への指南書」です。

  • みんなを楽しませること

  • 少しでも成功に近づくためにできること

の2本柱で書かれています。


人の前に立つ素晴らしさと苦しさも散りばめられていて、

読むと、エンタメ業界の人たちがどのように「魅せようと頑張っているか」がわかるかも。

理想論じゃなくて、ゴールデンボンバーとして実践で培ってきたノウハウをオープンにしています。

紅白歌合戦やワンマンライブ、対バンなど実際の出来事の話も超具体的!

気配りの塊

エンターテイナーとして、ものすごいプロ意識です。
今も昔も、生半可な覚悟でやってきたわけではない。

楽しさを提供するためのシビアな視点も持ち合わせています。

そんな中でも、全方位気配りはマスト中のマスト!!!

お客さん、他のアーティストのファンのかた、スタッフさんなどへ、どんな気配りをするべきかを懇切丁寧に教えてくれています。

バンド運営のコツ

バンドだってビジネスである。
仲良しこよしだけでは成立しない。

ゴールデンボンバーの場合も…

仲良さそうでも、もちろん喧嘩(意見の衝突)はある!らしい

売れた時のことを見据えて、売れてない時から実践するべきこともしっかり伝えてくれています。

そして、お金の取り決め、大事!!
→お金の分配方法も教えてくれています笑

SNSや個人情報界隈も…将来的に大墓穴を掘らないように、早め早めに策を講じた方がいいのでしょう。

20年近くのバンド活動で得たこと

もともと鬼龍院さんは小器用な人なんだと思います。

でも、いろいろなことに正面から臆さずにぶつかったからこそ得た経験も山ほどあったことでしょう。

音楽の世界で生きられるのは、多くの場合せいぜい3〜5年。
ほとんど挫折していきます。

そこを突破するのは、ほんのひとにぎりという怖い怖い世界。

そんな怖い世界で20年近く走り続けているゴールデンボンバー!

すごいことですが、彼らにも活動の転換点はあったわけでして。

そんな時に、本書でちょいちょい例で出てくる樽美酒研二さん。笑

彼はゴールデンボンバーのアイコンとして、認知度は抜群!
どの人でもイメージしやすいように、あえて名前を出しているのではないでしょうか?

実際、エピソードも具体的で想像しやすかったです。

自分の心の守り方 

アーティストだって人間。
いちいち気にしていたら身も心ももたない、とはわかっていても苦しくなってしまうことも。

プロの心の守り方、知りたくないですか?

・外からの声から自分を守る

一般人では一生経験できないことを、彼らは経験してきているはず。

それはいいこともあれば、悪いこともあるわけで。

心無い言葉、ありがた迷惑な言葉、甘い言葉、一方的な言葉……たくさんの言葉をぶつけられて心にダメージを喰らう日もあるでしょう。

プロアーティストも人間。
心がある。
人の言葉に惑わされないようにする、鬼龍院さんなりのスタイルがわかります。

・お客さんの反応から心を守る

ライブハウスで、聞いてくれる人が少なくても心が折れる必要はない!

その理由は……本の中で具体的過ぎる例で説明してくれています。
下積み時代のお話から、有名になった後のお話まで。

精神論じゃなくて、こうゆうふうにもとれるよね、という視点の切り替え方。

なるほど!これなら必要以上に凹まないかも!
日常にも応用が効くかもしれません。


「最後に」を読んで…

「最後に」に書かれていた内容がとっても良かったんです。

実は、この本を読むことで今後、ゴールデンボンバーのパフォーマンスは「マニュアル通り」に見えてしまうのでは、とちょっと不安に思ったんです。

でも、そこはさすがの鬼龍院さん!まったくもって杞憂でした。

「ゴールデンボンバーはマニュアル通りじゃない!
しっかりとしたナマもののパフォーマンスだよ!」(私なりの意訳)

とフォローの一文を、鬼龍院さんの言葉で入れるのはさすがの気配りでした。


読み終わった感想

ライブパフォーマンスのコツや、機材の配置の仕方など超実践的なことがたっぷり書かれていました。

他にも、成功するための気持ちの持ち方、バンド一本で食べていける基準まで、本当に全てが盛り込まれていてびっくりでした。

実際にゴールデンボンバーのライブに参戦したことがあるから「これ、鬼龍院さんよくやっているよな〜」と、読んでいてにやっとしてしまう部分もあって面白かったです。

もちろんこれは、ゴールデンボンバーとしての一つのスタイル。

これがベストだったり、実践すれば必ず成功する、というわけではないでしょう。

でも、エンターテイナーとして実際に成功した人の経験や、実践してきたことをまとめている本なんて、他にあまりないのではないでしょうか??

舞台に上がる人の悩みに寄り添ってくれる良書だと感じました。

エンタメ業界に無縁の人が読むと、エンタメ業界で生き抜くことの凄さと大変さを感じられると思います。

結論、すごいいい本でした!

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