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#114 人材の潜在能力を引き出す!〜HBDIを活用した新時代の育成法〜


新たな人材の獲得や育成に関して、常に進化する手法を探し求める経営者やリーダーの皆さん。HBDIの活用で、人材の思考の特性を把握し、その強みを最大限に活かす方法を探ることができます。この記事では、HBDIをオンボーディングや人材育成の現場でどのように活用するのかを詳しく解説します。

1.オンボーディングとは?

オンボーディングは、新たに入社した社員が自社の文化や業務に迅速に適応するための取り組みやプロセスを指します。具体例として、あるIT企業では新入社員の初週にチームの現状や目標、役割についてのプレゼンテーションを実施。これにより、新人は自身の役割やチームの期待を早期に理解し、迅速に業務に取り組むことができました。

2.HBDI (ハーマン脳優先指標) とは?

HBDIは、個人の思考の特性や強みを4つの領域(A、B、C、D)で評価するツールです。例として、A領域が高い人は論理的な判断が得意で、データベースの構築や数値解析の業務に適していることが分かります。一方、C領域が高い人は人間関係を重視し、チームビルディングや顧客とのコミュニケーションが得意とされます。

3.HBDIをオンボーディングや人材育成に活用する方法

(1)新入社員の思考スタイルの理解

新入社員の思考スタイルを早期に理解することで、その人の得意な業務や役割を見つけ出しやすくなります。例えば、新入社員のYさんはA領域とC領域が高かったため、データ解析チームのリーダーとして配属されました。Yさんは、チームのコミュニケーションを効果的に行う役割も担当しました。

(2)チーム編成の最適化

HBDIの結果をもとに、各メンバーの思考スタイルをバランスよくチーム内で配置することで、チーム全体のパフォーマンスを向上させることができます。あるプロジェクトチームでは、論理的思考の強いメンバーと関係的思考の強いメンバーをバランスよく配置。これにより、データ分析とチームのコミュニケーションがスムーズに進行しました。

(3)コミュニケーションの質の向上

各メンバーの思考スタイルを理解することで、誤解を避け、より効果的なコミュニケーションが行えます。HBDIを用いた研修を実施したA社では、各メンバーが相手の思考スタイルを理解し、よりスムーズなコミュニケーションが可能となりました。

まとめ:HBDIを活用した新たな人材育成の展開

HBDIは、各個人の思考スタイルや強みを明確にし、それを活用することで、組織内のコミュニケーションの質やチームの効率を向上させる有効なツールです。オンボーディングや人材育成のフェーズでこのツールを取り入れることで、新しい時代の人材育成の方法を実現することができます。

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