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#112 新人育成の秘密武器!〜ソーシャルスタイルで効果的なサポート〜

組織の成長と発展を支えるのは、その中で活躍する人々です。特に新しいメンバーの質とその育成の仕方は、組織の未来を左右する大切な要素となります。マネージャーや経営者の方々は、新人のオンボーディングをどのように進めるか、という点に頭を悩ませることが多いでしょう。そこで、今回はこの問題を解決する一つの方法として、アセスメントツール「ソーシャルスタイル」の活用について詳しくご紹介します。


1.オンボーディングの重要性

オンボーディングとは、新しく組織に参加するメンバーが、その組織やチームの文化、業務、人間関係などを理解し、効果的に機能できるようになるプロセスを指します。新しい環境に適応することは容易ではありません。ここでのサポートの質が、新人が組織に溶け込み、その中で早くから貢献できるかどうかを左右します。

2.ソーシャルスタイルの特徴

ソーシャルスタイルは、人々のコミュニケーション特性や振る舞いを4つのタイプに分けるアセスメントツールです。

  • 挨拶者型:他人との関係を大切にするタイプ。友好的で温かみがあり、チーム内でのコミュニケーションを活発にします。

  • 計算者型:論理的かつ冷静な判断を好むタイプ。客観的なデータや事実を重視し、その上での意思決定を行います。

  • 決断者型:スピーディな行動や判断を好むタイプ。リーダーシップが強く、物事を推進する力があります。

  • 感受者型:細やかな感受性を持ち、他者の気持ちや環境の変化を敏感に感じ取るタイプ。

3.ソーシャルスタイルの活用方法

(1)オンボーディングの初期段階での診断

新入社員がどのソーシャルスタイルに該当するのかを早い段階で把握し、それに基づいて研修の内容や進め方をカスタマイズすることが可能です。

例:感受者型の新入社員は、人間関係の構築に重きを置くため、チームビルディングのワークショップなどを初期段階で実施すると良いでしょう。

(2)メンターとの最適なペアリング

指導役や先輩のソーシャルスタイルを合わせて考慮することで、新入社員との相性を最大化し、より効果的な指導やサポートが期待できます。

例:計算者型の上司が、挨拶者型の新入社員を指導する際には、具体的なデータや事例を用いたフィードバックが効果的です。

(3)期待値の明確化とフィードバック

ソーシャルスタイルに応じて、どのようなフィードバックや評価が効果的かを理解し、それを基に指導や評価を行うことができます。

例:決断者型の新入社員に対しては、短期間での目標設定や進捗の共有が彼らのモチベーションを高める要因となります。

まとめ:ソーシャルスタイルの推奨

ソーシャルスタイルを導入することで、新人のオンボーディングプロセスがより効果的に、そしてスムーズに進行することが期待されます。組織の成長を支える新人育成のため、このツールの活用を強く推奨します。

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