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【就労アセス基礎編】就労系障害福祉サービスにおける職業的アセスメントハンドブック📗


https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000822240.pdf


就労選択支援の概要がついに公開されました!

そこで、就労アセスメントって実際どのようなことをしているのか、参考になる資料をご紹介していたと思います。

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このハンドブックはH27年4月(改定R3年4月)に厚生労働省から発出された「就労移行支援事業所による就労アセスメント実施マニュアル」の基礎編として作成されています。

内容としては次の4つのパートに別れています。

(途中のコラムも参考になります)


1 職業的アセスメントの基礎

フローとしては、「面談」⇒「標準化検査」⇒「職務分析」⇒「ワークサンプル」⇒「模擬的就労」⇒「現場実習」になります。

それぞれの様式などのリンクも記載されており、非常に便利ですね。


2 職業的アセスメントの方法

職業的アセスメントの視点としては、「身体的側面」、「教育・職業的側面」、「心理社会的側面」、「経済的側面」、「職業選択に関する側面」があり、実務上はアセスメントシートなどを活用しながら行われます。


3 多機能連携に向けた視点

今回の就労選択支援の目的において、当事者自身が自らの能力を把握する(自己理解)ことが最も重要ですが、関係機関の情報共有がその次に来るかと思います。

現行の特別支援学校で行われる就労アセスメントの取り扱いが、就労選択支援事業所になるかは不明ですが、個人情報の取扱にも注意しながら情報共有する仕組みが必要になりそうですね。


4 職業的アセスメントの活用事例

下記の事業所の取り組みが紹介されています。

・江戸川区立障害者就労支援センター

・株式会社チャレンジドジャパン

・社会福祉法人北摂杉の子会

・NPO 法人発達障害サポートセンターピュア

・ヴィスト株式会社

・ワークステーション Jade 中野


内容を見てみると、「ワークサンプル幕張版(MWS)」や「自閉症者の移行アセスメントプロフィール(TTAP)」を使われていることが多いようですね。


就労選択支援をうまく活用するためにも、就労継続支援事業所などでも試みることが重要かもしれませんね。

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