しつこい爪水虫の治療にも取り組むも、牛歩の改善

 がん治療の入院治療で、副作用の発疹を診察に来られた皮膚科の医師にかねてから気になっていた足の爪の崩壊状況を見てもらった。かなり前に一度皮膚科にかかり「白癬菌」の検査もしてもらったが、その時は「白癬菌」は確認されなかったと記憶している。今回は、見事に「白癬菌」による爪水虫との診断が出た。

 このため、さっそく治療を開始。気の長い治療になることを覚悟して取り組んでいる。フルマラソンを走っていたので、足の爪はかなり痛めつけられている。親指の爪は半分ほど黒く変色し、割れて閉まっているし、小指の爪に至っては、原形が想像できないくらい崩壊している。中指や薬指の爪も変形して角張ってしまっているありさま。かねてから、なんとかしたいと思ってはいたが、なかなか皮膚科を受診していなかった。

 さっそく、白癬菌治療薬として「クレナフィン爪外用液10%」という液剤が処方された。てっきり、飲用薬と思っていたので、これは好都合だった。飲用薬の嫌いな私は、ひとつでも飲用を減らしたかったからだ。外用液は一日一回、足の爪に塗るだけの簡単なものである。ただ、薬に付いている刷毛が液を吸い込み、液量がどっと多くなることで過剰に塗ってしまうことがある。調整が難しい。薬品会社に要望しているのだそうだが、改善は未ださなれていない。

 白癬菌との戦いは、長期戦になる。少なくとも半年は覚悟、とのことだったが、ぼちぼち半年が近づいてきた。確かに、親指の爪の黒味は取れてきたし、爪の形もやや見えてきたものの、再生には程遠い。気長く焦らず、おつきあいの日々がまだまだ続きそうだ。

 今日の新聞報道によると、福井県の製薬会社「小林化工」が爪水虫などの経口抗真菌剤「イトラコナゾール錠50『MEEK』」約10万錠分を自主回収するそうだ。製造過程で通常の服用量を超える睡眠導入剤成分が混入し、意識喪失や強い倦怠感などの副作用が確認されたという。原因は、チック体制の不備で、ヒューマンエラーとのこと。

 幸い、私はこの薬を使っていないので、被害はないが、治療薬が製造工程でのヒューマンエラーで、かえって毒薬になってしまう怖さを感じる。もし使っていたらと思うと・・・。製薬会社の社会的責任を再認識してほしい。

貴重なあなたの時間を、私のつたない記事を読んでいただく時間に費やしていただきありがとうございます。これからも、地道に書き込んでいこうと思いますので、よろしくお願いします。