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キーボードを掃除したかった話

 事の発端はとある休日のこと。
 ずぼら人間の私は休日をほぼほぼパソコン周辺で過ごせるようにしているのですが(というかパソコンとPS5とiPadを一か所にまとめているので、もうずっとパソコン前でだらだらしている)、その日は朝からだらだら朝ごはん代わりのヨーグルトを食べながらiPadでYouTubeを見てたんですよね。
 かまってー! と走ってくる猫。へいへい、と食べかけのヨーグルトをデスクに置いて猫をなでなで。満足した猫が去っていき、さて続きのヨーグルトを……と思ったら。

 キーボードの上にヨーグルトこぼしてた。

 そんなところでヨーグルト食ってるアンタが悪い。おっしゃる通りです。
 しくしく泣きながらキーボードを拭いたものの、拭いたところで取れやしない。あっこれよく考えたらキーキャップ外せるじゃん! ということを思い出し、キーキャップを外してヨーグルトふきふき。大きな被害はなく無事に清掃は完了したのですが、そのとき私は思った。

「……キーキャップ外したらキーボードめっちゃ汚いな……」

そうだ、掃除しよう。

 普段から拭き掃除やスライムを使った清掃はちょこちょこしてたのですが、猫飼い、猫の毛が溜まる溜まる。何でこんなに詰まってんの??? お猫様がキーボードの上で寝るからです。そうですね……。

 以前も紹介したことがあるのですが、私がつかっているキーボードはこれです。

 最近同じシリーズで銀軸のフルキーボード買おうかなってちょっと悩んでいる。この間ソフ〇ップで銀軸試し打ちしてときめいてしまったばかりに。いやそういう話ではなく。
 使い始めて1年ちょっと、掃除しだすとさすがに皮脂汚れとかも結構あってキーキャップの汚れも気になったんですよね。そこそこちゃんと掃除してるつもりなのになあ……見慣れると駄目だなあ……としょんぼりしながら半分くらい掃除して、私は唐突に思いついた。

 せっかくだからキーキャップ変えよう。

 掃除が変な方向にドリフトした瞬間であった。

JIS配列とUS配列問題

 しかして問題は、JIS配列のキーキャップってほぼと言っていいほど売ってないことなんですよね。ローマ字打ちなのでひらがながなくなってしまうことはよしとしても、US配列だと細かい記号の位置とかも結構違うので、どうしようかなあとちょっと悩んだのです。
 スマホ+iPad用にキーボードは持っていて(ロジクールのK480を愛用)、iPadで創作時に記号の位置が違って打ち間違えてアワワするのはよくあることだったので、その辺をどうしようかな……という。ブラインドタッチで打てる人間ではありますが、しかし見てないつもりでも記号打つときとかは結構見てることも多いよな……というのが正直なところ。そしてきっと視覚に騙されて違う記号打って泣く未来しか見えない。
 でもせっかくメカニカルキーボード使い始めたし。可愛いキーキャップとか使いたいぞ。最近レジンで可愛いキーキャップ作って売ってる人とか見るぞ。いや待てよその前に私のキーボードは普通のキーキャップ買って換装できるものなのか? 多分大丈夫だけど何かなんにも分からんな。という感じで散々悩んだ挙句、私が出した結論。

 とりあえず安いの買ってやってみればよくない?

 私はそういう人間だよ。(だめだったらだめだったときだよ)

キーキャップ買った

 というわけでAmazonでめっちゃ安くて私好みのやつを探した結果、これになりました。どん。

 今推しのメンカラが紫だっていうこともあるんですが(篁志季の方を見ながら)、昔から私はどうにもアメジストがめちゃくちゃ好きなのもあって紫が好きなんですよね……あと赤と黄色好きが体に染みついてる。ここんとこ緑とベージュ増えた。大体推しのメンカラです。ヲタクだから仕方ない。
 120キーがいいなあとは思ったのですが、ダークパープルがあるのが112キーだけだったのでそこは妥協。いいもんキーキャップ換装できること分かったら今度のときはもうちょっとお金出して私好みのがっつりしたやつ買うもん。くらいの気持ちです。そもそも120に増えたところで何が増えるのかも分からない……我ながら何でそんな分かんないのに行動するのか分かんない……。たまに自分にびっくりする……何とかなるだろと思い過ぎでは……?

掃除→キーキャップ換装

 キーキャップ外しての掃除を半分くらいで諦めてしまっていたので、改めて全部ひっぺがしました。うわきたねえ。写真に残そうかと思ってたんですがあまりにも汚くて人様に見せられるような状況ではなかった。そっと見なかったことにしました。
 黙々と拭き掃除、日ごろの雑な掃除じゃこの辺綺麗にならないんだな……と反省。これから半年に1回くらいはこうやってひっぺがして大掃除しよ……と心に決めつつ。

この状態に持っていくまで思いのほか時間かかった

 さて、掃除ができれば次はキーキャップをはめていきます。当然買った分はキーが足りない&合わないものがあることは理解していたので、とりあえずはめられるものははめていく。意外と何もないとどこに何のキーなのか自信がないので、撮っておいた写真とにらめっこしつつ。
 分かってはいたことなんですがやっぱり記号が合わなくて、さてどうしたものかなあと腕組み。

歯抜け状態

 意外と困るのが()がJISだと8/9なんですけど、USだと9/0なんですよね。それも困るし、アトコロンとセミコロンも困る。キーキャップ、同じ列は同じ色のやつ買ったけど色もずれる。それはそう。
 さて、じゃあ困るところは前のやつをそのまま使いましょうね、ということで、一度はめたものを今度はひっぺがしひっぺがし。上段の半角/全角~バックスペースまでの部分は記号と数字が一致しているところもありますが、そこは諦めて全部引っぺがして前のものへ。あとはEnterの隣の記号ゾーンは記号が合わないものと色が違ってしまう2箇所をひっぺがし。ついでに右側Shiftキーがちっさくなってしまうのでそれもひっぺがし。無変換/変換/かたかなひらがな/空白キーはそもそもない(空白キーは合わない)ので、そこも前のものをつけることにしたのでした。ハイブリットっていうとかっこいい気がする。

完成図

換装を終えて

 まあこうやってnote打っててもほとんど手元は見ないんだけど。でもパソコンの方見るとキーボード可愛くなったな! ってにこにこしちゃので、やってよかった。掃除もしたから心なしかキータッチが軽くなった気がする。気のせい。
 ちょっと全体的にキーの高さが低くなった? かも? という感じはあって、それは私には逆に打ちやすくなったかも。というのが今のところの感想です。悪くない。
 掃除はともかく(回数を増やせ)、換装自体は簡単にできるんだなーということが分かってにこにこした私、次なるキーキャップを探し出す。気が早い。何だかんだ言って今年いっぱいは今の状況で使う気がする。
 何だかんだ飽き性でスマホのカバーもころころ変えたい人間なので、楽しいこと見つけちゃったな! という感じ。あとはなあ、JIS配列のキーキャップがいっぱいあればいいのになあ……。かといってUSに慣れて変える気もないのは、これで文章打つのが慣れてしまってるからですね。今更USに切り替えて覚え直すのもな……というのが正直なところ。職場でパソコン叩いてるときはどうしたってJISだし。キーキャップのためだけにUS配列を使う! ってごねるわけにはいかないのだった……。そもそも職場のキーはこうやって遊ばない……。

 こうやって遊べるのもメカニカルキーボードの醍醐味! って考えると、どんどんキーボード沼に足踏み入れていきそうで怖い私なのでした。いやもう買わんで。いやでも銀軸欲しい……(ループ)

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