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起業アイデアの探し方 前編

段々と、半袖が活躍することが多くなってまいりました。初夏の訪れを感じる今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。MAKOTOキャピタルインターンの板垣です。

 今回のnoteのテーマは「事業案を探す方法」
「起業に興味があるけれど、アイデアがわかない!」そんな悩みを抱える方に向けて書いていこうと思います。
 「何か自分で事業を作って社会に貢献してみたいが、具体的なアイデアがない…」とか、「とにかく起業してみたいが何の事業をすればいいのかわからない…」といった方もいるのではないでしょうか?そういった方々にとって、何か参考になれば幸いです。

【事業案を探す方法①「課題を見つける」】

 まずは解決したい課題を見つけましょう!初めは、自分が感じた課題を挙げていくのがやりやすいかもしれません。例えば、東北の人口減少などの過疎化問題や、フードロス問題といった、具体的な課題を探してみましょう。このような大きな課題でなくても、「買い物に行かなければならないが、雨なので億劫」とか、「最近よく寝れないので、睡眠の質を上げたい」などといった日常的なものでも構いません。見つかった課題は、紙に書き出すなどしてメモしておくと良いでしょう。
 ゼロからの起業は、「自分がどういう会社を創りたくて、社会のどんな課題を解決したいのか」が、全ての始まりです。こういった「夢」を、自分のなかで再考したり、親しい人や詳しい人に話してフィードバックをもらったりしてみて、言語化をしていくことが大事です。

 自分で課題を見つける他にも、他の人が抱える課題をリサーチするのもいいかもしれません。例えば、SNSが使えます。最近では、日常生活で直面した課題をTwitterやInstagramといったSNSで見かけることも増えてきました。大衆の率直な課題感からアイデアを生み出す場合、SNSはツールの一つとして使えそうです。そういった目線でタイムラインを眺めると、また違った見え方をしてくるかもしれませんよ。

 課題を解決するという根本的な目的が、企業の存在意義として重要となりますし、存続のためのモチベーション維持にも繋がります。自分が本気で取り組める、解決したい課題を探すのがベストです!

【事業案を探す方法②「マネしてアレンジ」】

 具体的な事業を考える際、全く新しいアイデアを思い付くのは簡単では無いと思います。0から思いつくのは難しいかもしれません。そこで、「マネしてアレンジ」の出番です。みなさんもよく知っている宅配ピザチェーン、「ピザーラ」は元々、アメリカの宅配ピザシステムを日本向けにアレンジしたものでした。「マネアレ」によってできた企業が日本で覇権を握った一例です。

 早速、具体的な方法を見ていきましょう。ある程度やりたい事業の分野が決まったら、まずはその分野で、すでにビジネスを展開している企業の事業をリサーチしてみましょう。ツールとしてはスタートアップ系ニュースサイトなどがおすすめです。

 リサーチができたら、次は分析です。顧客ターゲット、ニーズ、課題、ソリューション、マネタイズなどの分野ごとに、どのようにしてビジネスを展開しているかを見ていくと良いでしょう。

 分析が済んだら、いよいよアレンジです。例えば東北で展開するバージョンの考案や、昨今のマーケティングトレンドとの組み合わせ、他業界との組み合わせなどのアレンジがあります。

既存のアイデアでも、今までになかった組み合わせを実現できれば、それはイノベーションとなり得ます。鉛筆に消しゴムを組み合わせたというエピソードは有名ですね。

「ポケットマルシェ」という事業では、「食材のオンライン購入」と「1対1でのメッセージ機能」を組み合わせています。農家さんや漁師さんとコミュニケーションを取りながら食材を購入できるという新しい形のサービスです。

ポケットマルシェHP(https://poke-m.com/about)より引用

このような組み合わせが付加価値となり、今までにない事業が誕生するという一例です。みなさんもぜひ、さまざまな組み合わせを考えてみてください!

【それでもやっぱりアイデアが出ない方へ】


 そもそもアイデアが思いつかないという人は、もしかすると新しいビジネスが生まれにくい分野で探しているのかもしれません。時間と共にビジネス化しやすい未解決ニーズが減っていくのは、みなさんも体感的にわかると思います。自分がそういった分野で探しているのかを見極め、新しいニーズやソリューションが生まれている所を見て行きましょう。最近ですと、リモートワーク関係などは新しいニーズ・ソリューションになりますね。こういった部分も意識して考案すると良いと思います。

 さて、ここまでアイデアの出し方をざっと紹介してきました。なんとなく、ざっくりとしたアイデアが出てきた方も多いのではないでしょうか。
 「アイデアを出したはいいけれど、ここから先はどうするの?」という声が聞こえてきそうです。その答えについては、次回をお楽しみに!

MAKOTOキャピタルでは、東北から日本全国、世界に羽ばたいていくようなスタートアップに対して投資や支援を行っています。まずはお気軽にご相談ください。

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担当:板垣
2022年5月27日


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