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家族と友人に支えられて踏み出した一歩

久々の投稿ですが、ポップな内容ではなく、少し真面目なわたし自身のお話です。



2022年9月にプロポーズを受け婚約をしましたが、なかなか前に進ませることができず1年半…

今月、婚約関係を解消しました。


まず気持ちの面ですが、もやもや・不安な気持ちがすべて取れて、心の平穏が取り戻せました。またようやくため息混じりの浅い呼吸から解放され、夜も雑音(YouTube)がなくても眠れるようになり、安定・安心した日々を過ごせています。

パートナーとの未来に不安を覚えながら受けたプロポーズ。"ゼロスタートなのだから上がっていくしかない"と何度も何度も自分に言い聞かせて過ごしてきましたが、やはり自分の気持ちに嘘はつけず、また嘘をつくべきではないことも学びました。

色々と不安要素があった中で、プロポーズを受ける前から一番悩んでいたのは、お酒を飲むと180度変わるパートナーの言動。

パートナーはお酒があまり強くなく、一方わたしはお酒が入ると楽しくなって進んでしまうので、わたしのペースに合わせて飲むと、パートナーはどこかで急にスイッチが入ったかのように表情が変わり、発言も過激になります。

わたしはというと、楽しく飲んでいたはずが急に暴言を吐きはじめるので、そんなパートナーに困惑して一気に酔いが醒める…

こういった事態に慣れないうちはパートナーの発言内容が信じられない一心で、その発言ひとつひとつに真っ向から返していき、ゆくゆくは口論に。そうすると更にヒートアップしてしまい、あらゆる角度から止めどなく暴言が飛んできてもう収拾つかずお手上げ状態。

じきに"これはまともに返してはいけないんだ"と学び、それ以降はパートナーの暴言スイッチが入ると、あらゆる手段を講じてなだめることだけに努めるようになりました。

またこの暴言スイッチですが、たとえば、友人も交えて飲んでいたりすると、友人と別れた後にスイッチが入ります。楽しかった時間が一気に地獄に変わり、何度かそれを経験してもう懲り懲りし、以降はわたしの友人に会わせることをやめました。

もっとももどかしいのが、パートナーは酔いが醒めると必ず全力の謝罪モードに入ること。LINE、電話、直接自宅までやってくるなど…

その度に、"今度こそは本当だろう"と、もう二度と繰り返されないことを祈りながら謝罪を受け入れるのですが、結局また同じことが繰り返される。

そんな豹変した際のパートナーの暴言ですが、最初はわたしにだけ向けられていたのが、婚約してからというもの、その矛先がわたしの両親にまで向かうようになりました。

それだけはどうにも受け入れられずに、両親の顔を見ては涙が溢れる日々…

わたしの父は2020年に心の健康を崩してしまい、そのこともあってわたしたちの結婚話はゆっくりと進めさせてもらっていました。パートナーもそのことを(素面の状態では)受け入れてくれて、むしろ「急いでないから大丈夫だよ」とまで言ってくれていたので、わたしはその言葉を100%で受け止めていたわけですが…

きっと本心はお酒が入った時に出てくるありとあらゆる暴言の中に込められていて、それが分かってしまってからは、素面の時に繰り広げられる会話にも懐疑的になってしまい、次第にパートナーとの未来を描くことができなくなっていました。

LINEが届くたびに心拍数は上がり、会うと"今日はどんな暴言が出てくるのだろう"と緊張し、もう生理的にも受け入れられなくなり…

パートナーもそれを感じ取っていたようで、最終的にはお互い合意の上で婚約関係を解消することができたのですが、やはり会って直接その話をする時も一人で臨むことはできず、事情を打ち明けて、ずっと支えてくれていた友人に待ち合わせ場所まで付き添ってもらいました。

そんなこんなでようやく終止符を打てたこの婚約で学んだことは、「自分の気持ちに嘘をついて、自分を騙してはいけない」ということと「周囲の支えのありがたみ」です。

特に後者ですが、心から自分のことを想ってくれる人からの支えというのは本当に心強いもので、それは物理的な距離がある場合でも伝わるのだと思いました。というのも、こういう人たちって察知してくれて、そして勇気を持ってアプローチしてくれるんです。なかなか自分からは言い出しにくいことだからこそ、という気遣いを感じるし、何より強いな、と。茶化したり冗談に変えるなどの聴き方は一切なく、むしろ「わたしもいつも支えてもらってるから」なんて言葉まで掛けてくれる…

本当にたくさん話を聴いてくれて、たくさん心強い言葉をもらえて、本当に本当に救われました。なので、わたしも大切な人に何かあった時には全身全霊で寄り添い、想い、支えようと改めて誓った次第です。学ぶことがたくさんでした。


そんな感じで、とにかく光が見えない暗闇に長くいた感覚でしたが、今とっても明るいです。

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