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あの人が願っていたこと 56

願いには いろいろな形がある
この詩は 誰かの願いの物語から
湧きあがった直感を 絵にした記録

あの人の人生は 取引だった

幼い頃から 病気がちだった
自分がいると 家族に迷惑をかける

そう 思い込んでいたあの人にとって
人生は 取引だった

自分が居心地良く 過ごすためには
何かしらの価値を 提供しなければならない

あの人は 能力を高め
自身が提供できる価値を 高めつづけた

所属した会社においても そうだ
あの人は 価値を高めつづけた
自分が いても迷惑をかけないように

それだけに 集中し
たくさんの行動を 起こしてきた

戦って 戦って 戦い続けて
そして 敗れた

お前は 上に立つ人間ではない 
そう 言われ

どうしたら いいのだろうか
途方に暮れた あの人は
自らの生き方を 考え直す

根本的なところを 変えなくては

あの人は 能力を高めるのではなく
自分自身を 変えることを選択した

そして 見えないものを探究しはじめた
想いとは 願いとは 使命とは 

誰かを 蹴落とすのではなく
活かしあう はたらきを求めて

いまこそ
人間であることを 取り戻すのだ

この絵は 願いの絵
手を取り合うために 目に見えないものを信じた精神の絵

新月

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