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僕は CPCC®︎ではない

僕は CPCC®︎ではない

ずっとこの言葉を 
自分に 投げかけていた

CTIの認定資格であるCPCC®(Certified Professional Co-Active® Coach)は、コーチング業界で最も厳格な資格と言われ、実力と信頼を備えるプロコーチを輩出しています。

CTI Japan HPより抜粋

CPCC®︎は複数ある コースのうち
上級コースを完了し 認定試験を受けた後に
獲得できる 資格

取得には 時間と費用のハードルがあり
僕には 遠い存在だった

ただこの言葉を SNS上で見るたびに
心のどこかが ちくちくと痛む感覚があった

コーチングをすることから 
随分と 距離を置いていたのだけれど
最近になって ようやく向き合えた時
また この言葉を耳にすることが増えた

 CPCCかと思った

これは 自分の関わりに対して
褒めてくれる意図で 発してくれた言葉だったが
いやいや違うんです と受け取れない自分がいた

だって 違うのだから

転機になったのは つい先日
コーチの方達と 話をした時
僕の絵のことが 話題になった

 これって 反映ですよね

反映
 コーチングのスキルの1つ
 コーチングをしている際に クライアントさんが
 コーチから見て どのように見えているのかを
 フィードバックする時に 使うスキル

コーチングと 繋がりがないと思っていたところに
繋がりを 見出してくれた人がいた

 そうなのか 反映なのか

僕は 好奇心が 湧き
久方ぶりに コーチングバイブルを手に取り
反映の項目に 目を通した

反映の項目は 傾聴の章に 書かれていた
ページをめくり 読み進めると
他のスキルのことも 書かれている

反映  ・・・ 相手に起こっていることを明確にする
明確化 ・・・ 思っているイメージを鮮明にする 
俯瞰  ・・・ 高い視点で物語を捉え直す
比喩  ・・・ 例えることでイメージを理解しやすくする
認知  ・・・ 相手そのものに焦点をあてる

一つ一つを 読み進めながら
自分の行動との 繋がりを確認した

 これは 絵を描く際に
 やっていることと 同じだ

絵を描く際に インタビューをしている間
反映 明確化 俯瞰 比喩 認知
全てを 使っている感覚がある

インタビューを 受け終わった方が
そのことに 感謝を伝えてくれるのは
ここに理由が あったのだ

そうなのだ
コーチとしての スキルが
そこに あったのだ

僕は CPCC®︎ではない

それは 変わらない事実だ
でも コーチのスキルが 無いわけではないのだ

資格が 無いからと言って
スキルを 否定する必要はないのだ

今まで 聞かせてくれた
たくさんの人たちの 声が
僕に教えてくれた

僕は CPCC®︎ではない
でも コーチでないわけでは ない

僕は CPCC®︎ではない
けれど 
費やした時間を 注いだ想いを
悔しかった記憶を 忘れられない失敗を
否定する 必要はない

自分を またすこし 受け止める


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