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20240516: ACL損傷・受傷機転分析・神経可塑性・オルソバイオロジクス・新しい予防戦力


プロの女子サッカー選手における前十字靭帯損傷の系統的ビデオ分析

Lucarno et al. AJSM (2021) doi: 10.1177/03635465211008169
2017-2018、2018-2019、および2019-2020年12月まで:

  • ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(アメリカ合衆国)

  • フラウエン・ブンデスリーガ(ドイツ)

  • ディヴィジョン1フェミニン(フランス)

  • フットボール・アソシエーション・ウィメンズ・スーパーリーグ(イングランド)

  • プリメーラ・ディビシオン・デ・ラ・リーガ・デ・フトボル・フェメニーノ(スペイン)

  • セリエA(イタリア)

35件のACL損傷

  • 19件の非接触損傷(54%)

  • 12件の間接接触損傷(34%)

  • 4件の直接接触損傷(12%)

  • 直接接触なし 88%

損傷パターン(非接触および間接接触)

  • プレスおよびタックル(18件)

  • キック後のバランスを取り戻す(7件)

  • タックルを受ける(4件)

損傷の64%は試合の前半に発生し、最も頻繁には最初の30分以内に発生。

前十字靭帯損傷の4つの明確なパターン:女子プロサッカーにおける37件の試合中の損傷の系統的ビデオ分析

Achenbach et al. BJSM (2024) doi:10.1136/bjsports-2023-107113
2016-2017年から2022-2023年:

  • フラウエン・ブンデスリーガ(ドイツ)、ドイツカップ、及びUEFAチャンピオンズリーグ

37件のACL損傷

  • 17件の非接触損傷(46%)

  • 14件の間接接触損傷(38%)

  • 6件の直接接触損傷(16%)

直接接触なし 84%

損傷パターン

  • 膝対膝の損傷(6件)

  • プレスによるACL損傷(9件)

  • 平行スプリントとタックルによる膝の損傷(7件)

  • 着地時のACL損傷(4件)

第1ピリオド(0〜15分)が最も多くのACL損傷を示した(41%)


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