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KNOWER来日公演満員御礼+ワンポイント野球英語②=behind the plate

昔々、ハリウッドのずーっとずーっと奥地のサンフェルナンド溪谷にVan Nuysと云う地区が在って、そんな辺境に暮らして、就活しながらアダルトスクールに通ったひと夏があった。アダルトスクールって性教育の学校ではなく、公営のイングリッシュスクールである笑。メキシコ以南から続々と押し寄せる移民の群衆に英語教育を施すありがたい学び舎なのだ。登録料1ドルだけ払えば、教科書は買っても買わなくても良し。もちろん、分け隔てなく日本人の私にも門戸は開かれた。夏休みのVan Nuys高校の校舎を利用して、19時から21時半まで週四日みっちり教えてもらった。間借りしていた家から片道五キロ程の道のりを、キックボードを蹴って通ったものだ。

たまたま、とあるWebサイトのカキコで見つけて暮らすことになったそのVan Nuysの家の愛娘が、今年も即SOLD OUTの来日3公演を成功させたKnowerと云うデュオのヴォーカリスト、Genevieve Artadi【愛称・Gigi】だった。早々にチケットをお買い求め頂き、お疲れの平日の晩に足を運んで、スタンディングで盛り上げて下さったファンの皆さまに、日本語喋れないGigiに代わって、厚く満員御礼申し上げます。
私が居候していた当時のGigiは、まだ大学一年生だったが、既にジャズシンガーとしてひっぱりダコだったし、やはり無茶苦茶キュートだった笑。Gigiの父親もまた滅茶苦茶愛すべきプリチーなオッちゃんで、我が父にも増して子供達に自遊を許容する類稀な男との出会いも、実に衝撃的だった。ここに書けないような笑いの刺激に満たされたひと夏のショートステイだったが、結局、今に繋がる一期一会になったわけである。

GigiのArtadi家から電車【アムトラック】のVan Nuys駅へは歩ける距離だったので、アナハイムのエンジェルスタジアムへ暇つぶし半日旅に出たものだ。その頃のエンジェルスは知将マイク・ソーシア監督の全盛期で、現トロントブルージェイズの主砲、ウラジミール・ゲレーロJr.のお父さんが四番を務め、繋がりまくる打線プラス安定したピッチングスタッフを擁し、圧倒的な強さを誇った。観戦した試合はミラクルに全勝だった。大谷翔平が在籍した6年間とは天と地の差で、天使の一時代を目の当たりに出来た。
アムトラックのアナハイムステーションはエンジェルスタジアムの駐車場の外れに位置し、公共のアクセスも抜群である。
ちなみに、ドジャースタジアムへも、ダウンタウンのユニオンステーションから試合開催日には送迎バスが出ています。

昨今、当時のエンジェルスの様な黄金期を迎えている球団が、大谷翔平の移籍etcでにぎわうLAドジャースやアトランタブレーブスであろう。開幕早々、後者は正捕手でMLBを代表するキャッチャーに成長したショーン・マーフィーが負傷し、故障者リスト入りすることが発表されてしまったが、ブレーブスにはTravis d’Arnaud(トラヴィス・ダーノー)と云う頼れるベテランバックストップが支えているから心配無用である。ブーマーの居た阪急ブレーブスに例えるならば、マーフィーが藤田で、ダーノーが片岡新之介みたいな存在、笑。ワシらのカープで云えば、坂倉がマーフィーで、會澤翼がダーノーって立場ですかね、笑。

そのトラヴィス・ダーノーとKnowerのGigiはイトコである。
彼がフィラデルフィア・フィリーズに一位指名されて契約金が100万ドル入った!と大はしゃぎしていたタイムリーな時季に、そんなファミリーヒストリーの1ページに刻まれし場に居合わせることが出来た。現在、トラヴィス・ダーノーは怪我に泣かされた野球人生の晩年を過ごしているが、ニューヨークメッツ時代には、松坂大輔の女房役として日本のMLBファンにも顔と名前が知れたパンチ力が魅力の名キャッチャーである。

そこで、今回のワンポイント野球英語はbehind the plateです。
捕手のことは、そのままcatcherとか前述の様にbackstopとか表記されるが、スポーツ紙などで【女房役には、、】などと表現される際に頻繁に使われるのが、behind the plate【ホームプレイトの後ろに→扇の要に】である。
i.e.
Travis d’Arnaud must be behind the plate for Atlanta【ブレーブスの扇の要には、トラヴィス・ダーノーが座るはずだ】って感じですな。
Go Gigi, Travis n also Maeken n Seiya Go@@/

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