らいとらいとる

広島市在住でインドネシア語、チェコ語、英語の翻訳家・通訳・リポーター・ライター・フォト…

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広島市在住でインドネシア語、チェコ語、英語の翻訳家・通訳・リポーター・ライター・フォトグラファーなどを生業にしています。カープやサンフレッチェ、MLBや帯同したチェコ共和国代表を応援しています。 お仕事のご依頼は、 spojka69@yahoo.ne.jp までお願い致します。

最近の記事

Jリーグ誕生31年目の夜、Eピース広島で鹿島アントラーズに3発もボコられながら…記憶を巻き戻し、広島的”外偉人イレブン”をわがままに選出してみた⚽️外偉人レコード①

《満員御礼》の紫の千社札が掲げられ、鹿島アントラーズをEピース広島に迎え討った水曜日のナイトマッチ。平日の夜にサンフレッチェのホームゲームが全席完売するのは、1994年以来、実に30年振りの盛況である。  木村和司がラモン・ディアスが、三浦知良がラモス瑠偉が、国立競技場のピッチを躍動し、ヴェルディのFWヘニー・マイヤーの右足鋭く振り抜いた豪快なミドルの弾道は、すかさず宙に舞ったマリノスの守護神・松永成立のセーブ遥か及ばぬ軌跡を描いて、鮮烈にゴールネットを揺らした。Jリーグの

    • チェコ語学校へ行こう♪1348年、ボヘミア王・カレル四世が創立したカレル大学傘下のスクールで、あまり引き篭もらずに仕事のベースを築いたコロナ禍生活。

       物価の高〜い欧米でケチケチ生活の日々を過ごした後、日本に戻ると、一瞬、その割安感にホッとするものだが、徐々に危機感を抱くようになってくる。Made in Japanのクオリティは依然、世界最高水準を保ちながらも、国力低下を如実に示す円安が招く海外からの観光客の嵐。一方で、円安の錘が着いて飛び立てなくなった日本人。これでいいのか、我が祖国?それでも円安を是認する日銀・植田総裁のしどろもどろな答弁と隠し事に終始する人間の相は、太陽の沈む国を象徴しているようにも映った。我が国の金

      • 《九代目・入船亭扇橋も野球を詠んだ》本をメルカリで買った噺(俳句の英訳付)

         好き昔日、噺家の橘ノ圓満さんに落語を教わっていた縁で、浅草演芸ホールの招待券を頂戴した。今更、当の圓満師匠の様に、中年からの落語家人生を志したわけではない。職業柄、司会者の真似事みたいな任務が、或日、急に飛び込んで来る事もまま有って、聴衆との阿吽の呼吸と云うか、噺の間合い、洒落た即興、緊張みなぎる演壇での自身のごまかし方などなど、仕事の幅や余裕を少し広げて、自身の中に、蔵書の様なストックを多少並べておきたかった時季だったのかもしれない。  浅草演芸ホールの開幕から閉幕まで

        • ニューヨークメッツを愛する私がクイーンズで通った市立のCC: 実践仕様の米語は、人種のるつぼで培われた。

          憧れの摩天楼に架かるブルックリンブリッジの夕闇が綺麗にプリントされたポスターを、部屋のど真ん中に貼って、いつの日かニューヨークに暮らす夢を見ながら少年時代を過ごした。いつしか、周囲はカナダやオセアニアにワーホリに旅立つ輩も目立って来た頃、外野の芝生には見向きもせず、頑なに計画通りに、ほぼ定刻通りに、私はJFK国際空港に降り立った。 ブルックリンドジャースと云う伝説のプロ野球チームは、とっくの昔に、其の街から姿を消していたが、そのモダンタイムズな面影を残しつつ、ナショナルリー

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          我が愛しのインドネシア語講座: 仕事の基礎は、夜な夜なこの教室で培われた◎

           ヨーロッパのことをエロパと読んだり、ベースボールはビスボル、ソフトボールはソフボルだったりと、ただただ響きの可愛さが、私にとっては漫才レベルで面白かったが故に、インドネシア語とやらを第二外国語に選択してしまった。デヴィ夫人くらいは知っていたけれど、バリ島やジャワ島がそのインドネシア共和国とやらに属することすら知らぬ青二才の春だった。  田舎者が、大都会の下町・三軒茶屋のキャンパスにメトロに揺られて通う日々はクールに楽しかったけれど、履修科目では四年間、インドネシア語以外に

          我が愛しのインドネシア語講座: 仕事の基礎は、夜な夜なこの教室で培われた◎

          Ivan Hašek~サンフレッチェ広島を築き上げたGM・今西和男がチェコ人ストライカーに託した思いに迫る⚽️+チョコっとチェコ語講座⑧

          広島市民球場跡地群とその北側に幾棟も聳える公営基町アパートの狭間には、長い間、野放しにされた様なダダっ広い公園が漠然と横たわっていた。本通りからアストラムラインに乗って郊外の広島ビッグアーチまで、サンフレッチェの応援に通う度に、私の目には市民の憩いの場に成れている様には映らない、空き地にも見えるあの一等地に、ワシらのサカスタを作ってくれれば、飛躍的に集客が伸びるじゃろーに、と何度も溜息を吐いたものだ。 コロナ禍をそっくりチェコで暮らした後、思いがけず広島市に戻って来た。する

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          42Jackie Robinson Day: ワンポイント野球英語④=dodger(ドジャースはニューヨークからやって来た⚾)

          1947年4月15日に黒人初のメジャーリーガーとして、ジャッキー・ロビンソンがブルックリンドジャースにデビューした日を記念して、1997年からMLB全球団が彼の背番号42番を永久欠番に指定した。黒人が多く暮らすマンハッタンのハーレム地区にオフィスを構えるビル・クリントン政権下の影響力も相まって、ジャッキー・ロビンソンと42番は、再び大きな陽の目を見ることになった。 2004年4月15日のゲームからは一日限定で全選手、監督、コーチが42番を背負ってベンチ入りすると云う、ファッ

          42Jackie Robinson Day: ワンポイント野球英語④=dodger(ドジャースはニューヨークからやって来た⚾)

          かっとばせ!㊗️入園入学の野球少年に贈りたいワンポイント野球英語③=inside-the-park homerun⚾️走れ、クワン!

          サンフランシスコジャイアンツ時代のバリー・ボンズの代名詞と云えば、右翼上空を越えてマッコビー湾に飛沫を上げて飛び込む場外ホームラン、いわゆる”スプラッシュヒット”でしたが、このボールパークで2012年に開催されたオールスターゲームに於いて、イチロー選手が放ったランニングホームランを記憶しておられるベースボールバグ【野球の蟲】の方も多いのではないでしょうか。 今週はオイっこ達の入園入学式が重なり、我が家の野球小僧どものバッティングピッチャーやキャッチャーをどっぷり陽が暮れるま

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          広島のブックフェスで買ったドヴォルザークの交響曲全集を聴きながら♪:チョコっとチェコ語講座⑦+広島野球小噺

          広島市民球場跡地で開催されていたブックフェスに三度通って、衣笠祥雄さんの直筆サイン本【野球の夢一途に】とドイツグラモフォンのドヴォルザーク交響曲全集を買ってみました。野球本は日頃から、老舗のアカデミィ書店さんにお世話になっているので、またの機会に譲るとして、ベルリンフィル&チェコの伝説的指揮者、ラファエル・クーベリックのコンビでドイツグラモフォンのドヴォルザーク全集が1200円で叩き売られていたのには仰天でした。誠に有り難う御座いました。 ドヴォルザークの交響曲と云えば九番

          広島のブックフェスで買ったドヴォルザークの交響曲全集を聴きながら♪:チョコっとチェコ語講座⑦+広島野球小噺

          チェコ語でサクラ(sakra)!と叫ぶ@@; チョコっとチェコ語講座⑥:連敗中の広島カープを癒す🌸

          平和公園の夜桜が美しい今日この頃の広島ですが、カープ打線は依然として酷い花冷えが続いていますな。 チャンスであと一本打てずに残塁、ピンチであと1アウトが奪えずに痛打を浴びる、ピンチで手痛い失策が出てしまい得点に繋がる、などなど、そんな時、チェコ人は”Sakra!”(やべぇ!やってしまった!)と叫ぶものです。 例えば、昨夜のナイターで本塁への返球を焦ってボールをファンブルしてしまった瞬間のライトの田村選手。もしくは本日のデイゲームの5回表、内角へコントロールしたかったはずのツー

          チェコ語でサクラ(sakra)!と叫ぶ@@; チョコっとチェコ語講座⑥:連敗中の広島カープを癒す🌸

          KNOWER来日公演満員御礼+ワンポイント野球英語②=behind the plate

          昔々、ハリウッドのずーっとずーっと奥地のサンフェルナンド溪谷にVan Nuysと云う地区が在って、そんな辺境に暮らして、就活しながらアダルトスクールに通ったひと夏があった。アダルトスクールって性教育の学校ではなく、公営のイングリッシュスクールである笑。メキシコ以南から続々と押し寄せる移民の群衆に英語教育を施すありがたい学び舎なのだ。登録料1ドルだけ払えば、教科書は買っても買わなくても良し。もちろん、分け隔てなく日本人の私にも門戸は開かれた。夏休みのVan Nuys高校の校舎を

          KNOWER来日公演満員御礼+ワンポイント野球英語②=behind the plate

          ソウルシリーズに投映された「君たちはどう生きるか」(+ワンポイント野球英語①=walk)

          張さんこと張本勲さんがサンモ二(LAのサンタモニカではなく、TBS系サンデーモーニング)に出演すれば「喝!」を連発しそうなソウルシリーズになってしまった。広島のカープオタクとしては「誠也のカブスやマエケンのタイガースの開幕戦もズムスタでやってくれんのん?」とか「ドジャーの開幕戦ならマツダでやりゃぁワシらの黒田が始球式出来るじゃろ」とか「韓国のアイドルもぶちキレイじゃったけど、ワシSTU48が観たかったんよ」とか云うニヒルな類の喝ではない。 とは云え「あっぱれ!」もメジャー級

          ソウルシリーズに投映された「君たちはどう生きるか」(+ワンポイント野球英語①=walk)

          侍JAPANの完全試合に垣間見えたチェコ野球界の現在地と明るい未来(チョコっとチェコ語講座⑤)

          鳥谷敬以来の大型遊撃手と囁かれる明治大の宗山塁内野手が注目を集め、今秋は【宗山ドラフト】などと噂されている。一方、其の夜は、同じくドラ1候補と目され、その宗山や西川史礁外野手(青学大)と共に侍JAPAN(Samurajové Japonsko)に選出された関西大の左腕・金丸夢斗投手が先発に抜擢され、彼の快投から継投による完全試合が成し遂げられた。 前日、ワシら鯉党が期待する八番坂倉から二番小園までをあっさり四者凡退に斬った後、三番近藤への投球中、ヨーロッパ代表(Evrops

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          チェコ語で「だぁれ(dárek)」インドネシア語で「オレおれ(oleh oleh)」:ちょこっとチェコ語&インドネシア語講座

          某自動車メイカー本拠地の在る日本のへそから、街なかスタジアムを舞台にJ1・サンフレッチェの開幕奪首に湧きかえる広島の街にめでたく戻って来ました。今回のクルマ関連の任務でも、昨春の大きなイベント群でも、周りの同僚通訳陣は名の有る実績組が多く、唯一私だけが名も無き凡人だなぁ、と感じさせられながらも、今回もまた一緒に大きなクジラに吞み込まれるドサクサを楽しんできました。周りから見れば何処の馬の骨か判らない立場って、余計なプレッシャーも少ないからか、案外、気楽なんですな笑。 毎度、

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          音楽も野球も愛した小澤征爾

          ボストンレッドソックスの親善大使に小澤征爾さんが就任するに当たり、恵比寿に在ったMLBカフェTOKYOで開催されたパーティーに私も招かれたことがあった。かつて29年もの長きに渡りボストン交響楽団を率いた小澤は、同時に野球の歴史そのものを物語る様なフェンウェイパークのグリーンモンスターにもどっぷり呑み込まれ、足繁く野球観戦に通ったわけである。 小澤が生前、各国のオーケストラに稽古をつける光景をテレビやビデオで目にしたことのある方ならば、小澤がレッドソックスの半袖丸首Tシャツ姿

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          アジアカップ⚽️を観ながらインドネシア語で”ヨーロッパ=エロパ”組に思いを馳せる:バリうけるインドネシア語講座①

          こどもの時分から野球やサッカー、それにもみあげがチャーミングなスモウレスラー・高見山大五郎がマニアックなほどに好きで、ニューヨークメッツやリバプールFC、そしてジェシー高見山関のケバくビビッドなコスチュームに憧れて、どっぷり欧米に夢を抱く少年時代だった。 なのに、タマタマ、途上国の開発みたいな学科に進学してしまったことで、自らその未来に暗雲をもたらした。大学の第二外国語の選択肢は、中国語・スペイン語・インドネシア語の3択しかなく、仕方なくスペイン語を選択したものの、まるでその

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