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総合型選抜で失敗したこと

こんにちは。つぐみ🍁です。つい40分前に、ある大学の総合型選抜の面接を受け終えました。受けた感触としては、題名にもある通り、あ、失敗したわ… という感じでした。まだ気持ちの整理がついていませんが、忘れるともったいないので筆をとり、反省とどうすればよかったかを細かく書いていこうと思います。私の失敗談を反面教師にしてこれを読んでるあなたの役に立てば幸いです。

〜面接の流れ〜

①志望理由

まず、最後に受けた面接から2年くらい経っていたのでガッチガチのギッチギチに緊張していました。コロナ禍ということもありオンラインでやったのですが、自分が先にzoomに入室し、2人の面接官が後から入ってくるところからがスタートで、特にそのときは手汗が止まりませんでした。面接の時間が始まり、面接官にいろいろ質問されます。「はじめに、本学を志望した理由を…」と言われたので 完璧に用意した志望理由を言おうと身構えていたら、「簡潔に教えてください」と言われました。「簡潔に」を強調されるということは、これに長い時間をかけるなよ、ということなので、長々と準備していた志望理由をかなり端折って言ってしまいました。その結果伝えたいことがうまく伝わらず焦りました。後から考えれば、アレを言っとけばもっとよかった…というキーワードがいくつか出てきて泣きたくなりました。面接官の反応は「ふぅん、そんなもんね」という感じでした。

次。次はなんと面接官におっそろしいことを言われました。面接を受ける受験生は絶対に言われてはいけない言葉です。

「あなたが今おっしゃった学びたいことというのは、他の大学でも学べるんじゃないですか?」

ここまではまだ挽回する余地があります。志望大学と他大学を比較して、それでもこの大学がいい!という熱い想いを語ればいいからです。しかし、私はそれを語れませんでした。他大学を調べて比較はしたものの、決定的な違いを相手にちゃんと説明する自信がありませんでした。

「他大学と比較しましたか?」

と言われ、上の理由でNoと言わざるを得ない状況になりました。無理に言っても相手は人を見るプロです。簡単に見破られ、痛いところを突かれればどんどん苦しくなってしまいます。私は仕方なく、「貴学を知ったときに貴学で学びたいという思いが強く芽生えたので、他大学との比較はあまりしていません。申し訳ありません。」と答えました。こりゃダメだ、完全に落ちる…落ちた……

「そうですか。正直に言えばこの答えはマイナスです。」

サーーッと血の気が引きました。もう泣きそうでした。そりゃそうだよね、向こう側はいかに自分の大学で学ぶ意思があるかだけでなくなぜこの大学じゃないといけないのかを聞きたいんだもんね、そりゃこの答えはマイナスですよ😭と思っていたら、「私たちは〇〇さんが本当に学びたいことを学べることがいちばんの幸せだと思うので、面接が終わってからでもいいので他の大学を調べてみて、それでも本学が良ければぜひ来てください。」ともうあなたに合格はないですよと遠回しに言われました。完全に終わった…。

②口頭試問

口頭試問というのは、受験生自身を問う質問とは違い、学術的なことについて質問されるものです。主に志望学部のテーマにあわせて質問されます。私が受けた大学は事前に課題を提出する必要があり、その中でアフリカのこととコロナのことを書きました。

「アフリカでコロナウイルスのワクチン接種はどう進んでいると思いますか?」

この質問は事前に予想していたので、練習した通りに答えました。確か、アフリカでは人種差別に伴いワクチン格差が起きている影響でアフリカ大陸のうち接種した人が4%にも満たない、みたいなことを答えました。しかしここで突っ込まれました。

「アフリカのワクチンと人種差別には具体的にどんな関係があると思いますか?」

こんなことを聞かれるとは思っていなかったので咄嗟に思いついたことを言いました。面接官の反応としては、「Hum…まあこういうアフリカの人種差別とコロナの関係については日本ではあまり言われていませんよね。4%など具体的な数字が出てきましたしちゃんと調べていてよかったです。」と言われ、まさかの「答えのない問い」的な問いを聞かれたやつ?こういうこと聞かれることあるって誰か言ってたなぁとほんのすこし感動を覚えました。最後褒めてくれたのはさっきかなり傷ついただけに嬉しかったです。

③英文音読、質疑応答

口頭試問で簡単な英文を音読することを要求されることだけはわかっていました。かと言って特別に対策したことはありません。英語の音読には多少なりとも自信があったからです(なんて生意気)。画面共有で短めの英文を1分で黙読したあと、英文を音読しました。よし今までのボロボロな回答でイメージダウンしてたところから少しは挽回できただろうと思いました。何となくわかってはいましたが、やはり質疑応答を英語でするよう求められました。めちゃくちゃ緊張してて、コロナと電車の関係の話をしているくらいしか読み取れませんでした。質問を受け、ここ答えじゃないだろうな…と思いながらも時間がかかりすぎるのは良くないと判断したため目に入った文をちょっと変えてそのまま答えてしまいました。はい、落ち確定。面接官が答えを解説してくださいましたが、見当違いなことを答えていたようでした。いや、焦って間違うくらいなら時間かかっても正解出した方がいいっしょ!という考えは頭にありませんでした。自分のできなさ、無知さに焦っているときに長く感じる時間は実際にはそんなに長くはないのかもしれませんね。

〜面接を振り返って〜

私が受けた学部は倍率が4.7倍とやや高く、せっかく苦労して課題や面接を準備したんだから受かりたい!の思い一心で練習に取り組みました。手を貸してくださった方々には感謝しています。敗因ばかり語りましたが、笑顔や受け答え、挨拶、服装など基本的なところは悪くなかったと思います(自分で言うな)。ただ、その大学に行きたいあまり盲目になって他大学についてを調べなかったのが痛手となりました。当日はどんなことを聞かれるか分かりません。私は準備していた質問を2割程度しか聞かれず、答えにくい質問もされました。ひとつ言えることは、❶自分がその大学に合っているか(アドミッションポリシー熟読、カリキュラム把握は必須です!)、❷そこで学びたい意欲が体から滲み出ているか、❸自分が発した言葉について突っ込まれても太刀打ちできるかが重要です。当日は何があるかわかりません。面接を受ける受験生ができることは、とにかく練習を積んで自信をつけることです。それに加えて、ちょっとクセのある人になる or 演じると面接官の記憶に残っていいと思います。先生方は親身になって対応してくださると思うので、ぜひ合格を掴んでください!応援しています!!📣