見出し画像

仕事なのに「心が洗われた」体験とは?社会人が中高生から教えられた〇〇のこと

スパイスファクトリーでは中高生の企業訪問受け入れを積極的に行っており、2023年は31校291名の生徒を受け入れました。受け入れ後には生徒の皆さんの将来への見通しも明るいものになり、とても良かったという感想も数多くいただいています。

受け入れに関するプレスリリースhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000022779.html

中高生の企業訪問受け入れに関するnote

もともとこのキャリア教育支援はボードメンバーが講師として登壇していました。やるほどに「この活動には意義がある」とさらに感じるようになり、もっとメンバーも巻き込んでこの活動を行っていきたい!という思いから、メンバーに展開する前にまずは事業部長に対して活動の説明を行い、先生役として講義してもらいました。

今回はどんな内容を講義していたのか、また実際に講義してみることで登壇者の心境にも起きた変化についてお伝えしたいと思います。


■キャリア教育ってどんな内容を話すの?

キャリア教育支援として企業訪問を受け入れ、1時間~1時間半で会社紹介、オフィス紹介などをしつつ、登壇者自身の今までのキャリアや仕事で大切にしていることなどを話してもらいました。

<講義で話していた内容>
・自分の仕事がどんな内容か
・自分が仕事をする上で大切にしていることは?
・今までどんなキャリアを歩んできたのか   ・・・など

そのほか、生徒の皆さんに考えていただくようなワークショップも行いました。

  • インクルーシブデザインの考え方で「お互いの得意や違いを活かして、どんな事業ができるか考えるペアワーク」

  • 伝え方を考えるために、自分の好きなことや自己紹介を1分みんなの前でやってみるプチプレゼン

  • 自分の得意なこと、できることを考えるワークショップ

  • アジャイルを体験するために、チームでペーパータワーを作るワークショップ

当日の授業の様子

生徒の皆さんの感想を見ると講義だけでなくワークショップを混ぜることで、実際に体験してみて理解が深まったようでした。

■登壇してみてどんなことを感じたの?心境の変化は?

講義登壇後、登壇者の皆さんにもアンケートを行いました。その中で変化があった項目について抜き出してお伝えします。

登壇前には「この活動について興味がありますか?」という問いに対し、「興味がある(42.9%)」「やや興味がある(57.1%)」という結果でしたが、登壇後の心境について聞くと「興味がある(71.4%)」「やや興味がある(28.6%)」と活動に対する興味がわいていることがわかりました。

活動についての意義についても聞いたところ「意義を感じる(57.1%)」「やや意義を感じる(42.9%)」と全員が意義を感じていました。
さらに驚きだったのが登壇した全員が「また次回も登壇したい」と回答していたことです!

登壇した皆さんからいただいたコメントも一部掲載します。

  • 自分が同じ年齢のときは仕事のことはなんにも考えてなかったので、しっかり話しを聞いててえらいなと感心した。少しでも参加してよかったなと思ってもらえたらうれしい。

  • 可能性のある高校生に対して、仕事や能力開発などを伝える機会は、自身にとっても有益な機会をいただけたと思います。

  • 学生が純粋な視点で話を聞いてくれるのには心が洗われた。社会貢献性に寄与しやすいと感じた。

■まとめ

この活動を通して、中高生の皆さんとの交流や対話を通して教えられたことの方が多いと感じました。
仕事を通して「心が洗われる」と感じられる経験はなかなか得難い体験で、非常に貴重です。
社会貢献という名目の元に活動を行ってきましたが、社員のエンゲージメントにもつながる活動であることがアンケートを通して改めてわかり、益々意義がある活動だと思いました。

2024年もこのキャリア教育支援活動は引き続き実施していく予定です。
昨年よりも受け入れ校数を増やし、役職、職種問わず、誰でも参加できるような体制を構築し、多くの中高生と出会い、多くのメンバーの意義ある体験につながればと思っています。