見出し画像

中学生の企業訪問を受け入れ、参加生徒の将来への気持ちが「不安」から「明るい見通し」に逆転

2023年6月26日から9月13日にかけて、スパイスファクトリーでは創業以来”初”の中学生の企業訪問を計4校、21名の皆さんをお迎えしました。今回の記事では、企業訪問のアンケート結果から分かった「働くこと」に関する生徒の皆さんの感情の変化、スパイスファクトリーが教育支援に取り組む理由等をお話ししていきます。

4校、全国各地から企業訪問に参加してくれています。
・愛知県の中学校 3年生 5名
・東京都の中学校 2年生 4名
・山形県の中学校 3年生 7名
・茨城県の中学校 2年生 5名


スパイスファクトリーの会社概要について説明中の様子

各校ともに、修学旅行や校外学習の際に、キャリア教育の一環として企業訪問をおこなっています。

当日は当社代表取締役CEOの高木さんと取締役CSOの流郷さん、取締役COOの小島さんが対応し、スタートアップ企業とはどんな企業なのか、スパイスファクトリーの仕事の価値観、社会貢献活動やSDGsへの取り組みについて伝えました。

取締役COOの小島さんがミニゲームを交えて授業をしている様子

実際に社員が働く職場を見学したり、働くことについての質疑応答をベースに対話をする中で「なんでこの仕事を選びましたか?」「仕事をする中で身についた力はなんですか?」「どうしてこの会社を立ち上げようと思ったんですか?」などたくさんの質問にお答えしていきました。

■企業訪問がもたらした、「働くこと」や「将来」に対する大きな感情の変化

スパイスファクトリーでは、企業訪問を通じて生徒の皆さんが将来に対する希望や明るい見通しを持てるようになることを目指しています。そのため、生徒の皆さんの「将来への見通しの変化」を指標に設定し、企業訪問の意義として捉えて終了後にアンケートを実施しています。

先生方にもアンケートを実施したところ、キャリア教育の必要性を感じる一つの要因として「生徒が”働くことや将来”に対してネガティブなイメージを持っている」という課題も上がっていました。

<生徒の皆さんへのアンケート結果>

先生の課題通り、「不安」を抱いている生徒が大半を占めています。

企業訪問に参加した生徒の皆さんは、訪問前に「自身の将来について不安を持っている」が66.7%でしたが、訪問後には「明るい見通しを持っている」が逆転して85.7%にまで跳ね上がっています。

なんと企業訪問後には全員が「働くことに対して前向きな気持ちを持てた」とのアンケート回答に!嬉し涙が出そうです。

この数字からも、企業訪問が生徒の皆さんの感情に大きな変化をもたらしたことが確認できます。

※このアンケート結果は2023年9月13日時点のものです

■教育支援に注力する理由

スパイスファクトリーは、次世代を担う中高生が自由な自己選択を実現し、将来に希望を持てるように、積極的に教育支援に注力していきます。

この背景には、中高生が大人に対して抱くイメージには「大変そう」「楽しくなさそう」「疲れている」「暗い」と思っている傾向があるという、2021年の意識調査結果があります※1。

その結果を重く捉えていると同時に、この時代に生きる大人として、実際には大変なことも疲れることもありますが、「楽しく、やりがいをもって、笑顔で働くことができる」という現状とキャリアを伝えていくことを重視しています。

「1ピクセルずつ、世界をより良いものにする。」というPurposeの下、私たちが日々の業務にどのように取り組んでいるかを伝える事で、こどもたち自身が、未来は明るいものなんだと信じられるような、社会をつくっていきたいと考えています。

2023年4月のこども家庭庁設立以降、国全体が次世代への取り組みを推進しています。「こども大綱の枠組み(案)」では、こども・若者の意見表明と自己選択・自己決定を尊重する方針が提唱されています。※2

スパイスファクトリーもこどもたちの自己選択・自己決定を尊重する方針に賛同しています。独自の社会貢献指標「Priority5」の中で「教育」も重要な分野と位置づけています。こどもたちが実際に働く大人と対話し、現状を知ることで1人でも多く社会や働くことにポジティブなイメージを持つことができるようになってほしい、という考えのもと教育支援に注力しています。

※1中高生が思い描く将来についての意識調査2021 ソニー生命調べ/全国の中高生1,000名(中学生200名・高校生800名)にアンケート
※2こども大綱の枠組み、こども大綱が目指す「こどもまんなか社会」、基本的な方針について(案)

■今後も継続、年間100名以上の生徒の皆さんを受け入れ予定

スパイスファクトリーは今後も教育支援の一環として、キャリア教育のための企業訪問の受け入れを積極的に行う予定です。9月には11校、さらに10月・11月も企業訪問の受け入れを予定しております。年間100名以上の中高生と関わっていく予定です。

今後も、教育機関だけではなく社会全体で共に次世代を担うこどもたちの教育支援ができるように、取り組みを継続していきます。

※企業訪問の実施については、民間コーディネーターの株式会社ミューズ様と協力しています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

スパイスファクトリー株式会社
私たちのMissionは「革新の触媒」であり、Purposeは「1ピクセルずつ、世界をより良いものにする。」ことです。デジタルの力で社会課題解決を追求し、新たなビジネスやイノベーション創出に貢献します。
世界がより良い方向に向かう"触媒"であることをMissionとし、他の先進国に比べてデジタル化が遅れていると叫ばれる日本において、より社会貢献性・公共性の高い領域でのDXを促進します。エンジニアが4名で立ち上げ、2016年の創業以来、売上高や事業規模は継続して成長を続けています。

★スパイスファクトリーのコーポレートサイトはこちら
★採用についてはこちら


この記事が参加している募集

SDGsへの向き合い方

仕事について話そう