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この1年で成長させてやろう、なんて思わない。

私が教師として思わないようにしていたこと。
それが、私が子どもを成長させてやるんだということ。

なぜなら、子どもは勝手に成長していくからです。

多くの子どもは勉強もスポーツも友達関係も、今よりもっと良くなりたい、楽しみたいと思っています。もちろん、素直な分、間違った行動をしてしまうこともあります。

教師として大切なのは、自分で伸びていこうとする子どものサポートをしたり、進む方向が間違っていた時に”それは違うよ”と教えてあげることだと思っています。

ありがたいことに、年度末には保護者の方から「先生のおかげです」「来年も担任してほしいです」と言ってもらうこともありました。本当にありがたく、私にはもったいない言葉だったと思います。

特に特別支援学級を担任していた時に感じましたが、子どもは子ども同士の関わりの中で大きく成長していきます。大人がいろいろ言うより子ども同士で声をかけあって何とかしていくのです。

教師の役目は、その関係性を調整することであって、必要以上に介入すべきではないのかなと、退職間際には思っていました。

もちろん、いろいろな考え方がありますし、教師の指導・支援の力で大きく伸びる子どもがいるのも事実です。特にスポーツの指導に関しては顕著だと思います。

私にはそこまでの力も責任を負う気持ちもなかったので、こういう方法や考え方をとったのかもしれません。

3月も中旬に差し掛かり、多くの学校で卒業式や終業式が行われ、2023年度は終わりに向かっています。

先生方にも子どもたちにも、今年度の良い部分だけ持って新しい年度を迎えてほしいと思っています。

先生方、今年度1年間、お疲れ様でした。

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