Special Medico

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株式会社Special Medico です。 予防医学と産業医に特化した医師紹介を行っています。 予防医学で人と人がつながる、その架け橋になりたいと願っています。

最近の記事

特定保健指導

特定保健指導ってご存知ですか? 対象年齢が40歳~なので若い方はご存じないと思います。 生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による効果が多く期待できると判定された人に対して行われる健康支援です。 令和3年では特定保健指導の対象は 143 万 2,424 人、対象者の割合は 18.3%。特定保健指導の終了者は 44 万 131 人、終了者の割合(実施率)は 30.7%。(健康保険組合連合会 政策部 調査分析グループ) 約3割しか指導を受けてないんですね。 いつも思う

    • 異所性脂肪

      内臓脂肪はよく聞きますが「異所性脂肪」というのがあります。 皮下脂肪に収まりきらない脂肪が内臓脂肪になり、それでもあふれた脂肪が異所性脂肪になると考えられているそうです。こわい!! 筋肉に脂肪がたまる「脂肪筋」というのもあるそうです。 脂肪筋になるとインスリンの働きが低下し、糖尿病を招きやすくなるということで避けたいですね。 日本人は「異所性脂肪」がたまりやすいですが、食事や運動の効果が表れやすいのも特徴です。 ウォーキングやお肉をとり肉にするなどちょっとしたことで効果が

      • キャリアと健康

        血圧は30代~40代から意識して「予防」しませんか。 今、「キャリア」って盛んに言われていますが、キャリアの土台は健康です。中・長期的キャリアを考える際に、ご自身の病気のリスクは加味していますか? いきなり血圧がバーンとあがったり、他の数値がドドーンと悪くなる・・場合もありますが、「じわじわ」と悪化していく方が多いです。 血圧は塩分の取りすぎなどもありますがストレスが大きな原因の方もいます。 また、他の病気が考えられることもあります。 予防は、運動やストレス発散、睡眠時間や

        • 持ち家は長生き

          持ち家→公的賃貸住宅→賃貸 の順に高齢者の死亡リスクが高くなるそうです。 古賀 千絵氏(東京大学先端科学技術研究センター)と花里 真道氏(千葉大学予防医学センター)の研究チームがScientific Reports誌2024年3月30日で発表しました。 計画的な都市開発に基づく良好な近隣環境が、この結果に寄与した可能性がある。という事です。 「長生き」をこのような側面から見るって面白いですね。 人口統計的変数、健康状態、社会的地位、環境で調整した後でも、賃貸住宅居住者の中

        特定保健指導

          2025年問題

          2024年問題の真っただ中ですが、次なる2025年問題もあります。 2024年問題はドライバーさんや医師の働き方改革。 これによりさまざまな影響が出ています。 2025年問題は団塊の世代が全員75歳以上、後期高齢者になるということです。 仕事と介護の両立を支援する職場の体制は万全ではありません。 年間の介護離職者も10.6万にいるそうです。 ここ数年、介護真っ最中の我が家でも実家に近い、私の姉に負担がかかっています。 私は今は仕事を優先させてもらっていて、土日をメインに帰

          2025年問題

          塩味増幅スプーン

          身体に影響のない、電流をスプーンに流して、塩味を増幅させるスプーン!19800円☆生活習慣病ではしばしば減塩の話がでます。 これなら塩味足りない・美味しくないと思うことなくおいしく減塩料理が食べられるようになります。すごい!! 日本人は世界の基準に比べて塩分をとりすぎていると言われています。 このスプーン試してみたいです。 下記サイトで抽選販売されます。 スプーンだからスプーンで食べられるものでないとですね。 お味噌汁などスープ系には良いですね。 お箸もできるといいですね

          塩味増幅スプーン

          守りたい

          何度も繰り返される事件。 また、出産後に赤ちゃんを遺棄した女性が逮捕されたニュースが流れていました。 相談する人が場所が見つけられなかったのか、原因はわかりません。 ただ、毎年毎年同じニュースが流れてくるのは、悲しくて仕方ありません。 赤ちゃんも守りたい。ママも守りたい。 赤ちゃんポスト、施設、自分で育てられなくても、赤ちゃんが生きていく 方法があります。 行政や相談する人、場所は、ネットでも探せます。 望まぬ妊娠・望まぬ出産、 緊急避妊薬は吐き気などの副作用が出てしま

          産業カウンセラー

          昨日、久しぶりに「産業カウンセラー」持ってますという方と出会いました。お互い、あの講座は大変だったねと盛り上がりました。 通い始めたころ、「私には無理だ」と思い何度か学校をやめようと思いました。 どう人の話を聴いていいか・・できなかったんです。 娘に「もう辞めたい」と言ったところ、まだ行き始めたばかりだからもう少し通ってみたらと言われしぶしぶ行っていました。 なんとか継続するなかで仲間ができ、励まし合いながら結局最後まで続け、今は「傾聴」や「コミュニケーション」について人

          産業カウンセラー

          PHR

          PHRとは「パーソナルヘルスレコード)で、「個人健康記録」です。 母子手帳~病院受診記録、お薬の記録、健診結果などを一元管理し いざという時にそれを見れば全部わかり、適切な対応をしていただけるというものです。そして、自分自身でも管理し、健康に役立ててもらおうというものでもあります。 自分の健康情報が流出してしまうかもしれないリスクはあります。 住所や電話番号、メールアドレス以上にパーソナルな情報で、第3者に知られたくないですよね。 医療機関のネットワークで、医師や医療従事

          価値観

          私は仕事柄、みんなにヘルスリテラシーをあげて欲しいと常々思っていますが、昨日一緒にご飯を食べていた方から「みんながみんな健康で長生きしたい」とか「生きる事に積極的」ではないんだよ。そういう人に健康とか長生きとか言っても・・という話になりました。 健康とか生きる事を押し付けられたくない人、いますよね。 あー、私は健康であれば幸せだとか、みんなが生きたいことを前提に考えていたと反省しました。 生きることは義務なのかどうか、哲学的な話になっていきますね。 私は生きているなら一生

          笑いでメンタル回復を

          人を傷つけない「笑い」 誰かを貶めたりする笑いではないもので 従業員のメンタル回復を! 社会人お笑い協会なんてのもあるんですね。 失敗もお笑いの世界では「おいしい話」になるという この考え方を身に着けるだけでもメンタル面に大きな 影響が出そうです。 メンタルで休職や退職している方は年々増加しています。 頑張りすぎないようにと言われても、じゃあ誰がやるの?と なります。 仕事だけではないという人もたくさんいます。 家に帰れば子どもや介護、1人何役も頑張ってやっている人がいま

          笑いでメンタル回復を

          学びの感動

          週末、コミュニケーションに関する研修をさせて頂きました。 大人になると学ぶ人・学ばない人の差が大きくでてきます。 資格や大学など学びにもいろいろな種類がありますが、日ごろの 自分と向き合い、さらにTEAMについて考えるという学びを共有しました。 人との関りが薄くなることが多い中で、お互いに認め合うワークでは みんなで泣きながら話すという時間も生まれました。 この涙の意味は「感謝」だったと私は感じました。 毎日一緒にいて、なんとなくあうんの呼吸で仕事もできて 何の問題もな

          学びの感動

          子どもに緑を

          公園などの緑地がある環境で育った子は2〜5歳時に不安や抑うつといった感情的な問題を抱える可能性が低いそうです。米ノースカロライナ大学フランク・ポーター・グラハム児童発達研究所のNissa Towe-Goodman氏らの研究結果が発表されました。 感覚で「自然の中で育つと良い」と思っていましたがエビデンスとしてこういう結果が発表されるのは良いですね。 これからは緑地の中でさらにどのような活動をするとどう良いのかなども研究されるかもしれません。 2歳から5歳は成長にとても大切

          子どもに緑を

          氷河期世代の健康リスク

          1993〜2005年ごろに大学や高校を卒業し、就職活動をした世代が 就職氷河期世代と言われています。 非正規雇用であったり、その後も就労・所得などの面で不利な立場であったりした場合、それが健康面にどう影響してくるか懸念されています。 健康面にまで影響がでてくるとしたら、切ない世代だななんて感じます。 私は1995年卒業の氷河期真っ最中で、やりたかった仕事は募集がなく 夢を絶たれてしまいました。 人数も多く、受験も大変・就職も大変、挙句の果てに健康面のリスクも高いとなったら

          氷河期世代の健康リスク

          老化の加速

          若い世代での老化が加速しているそうです。 若い世代と言っても1965年以降に生まれた人では、1950年から1954年の間に生まれた人に比べて老化が加速している可能性が17%高いという事で、 60代以下くらいの方でしょうか。 米ワシントン大学医学部のRuiyi Tian氏らの研究発表されました。 老化の加速が1標準偏差増加するごとに、肺がんリスクは42%、消化器がんリスクは22%、子宮体がんリスクは36%、それぞれ上昇すると推測されているようです。 老化を遅らせるとがんにな

          老化の加速

          共感力

          米国・University of North Texas Health Science CenterのJohn C. Licciardone氏らの発表によると腰痛の患者さんに対し、医師が共感的な態度を示すと 患者さんの痛みの強さや腰痛関連障害、HRQOL障害の平均スコアが有意に低かったそうです。 共感力の高いお医者さんに出会いたいですね。 「共感力」とは他人の感情や考えに「その通りだ」と同調できる力、寄り添える力を意味しています。 今、まさにこう言った研修をさせてもらっ