JVCケンウッド Victor SP-WM01BT 音質比較  Bill Evans 「Waltz for Debby」

スピーカー音質比較 JVCケンウッド Victor SP-WM01BT

00:00 動画冒頭
00:08 JVCケンウッド Victor SP-WM01BT
02:19 Bose SoundLink Micro
04:31 Bose SoundLink Color II
06:41 Tribit StormBox Micro 2
08:54 JBL GO 3
11:07 JBL GO ESSENTIAL
13:18 Marshall Willen


◆◆ 課題曲

Bill Evans 「Waltz for Debby」


◆◆ 評価

JVCケンウッド Victor SP-WM01BT
 ピアノが主役だが、全体的に音がこもる。 スピーカーのサイズの割に、ウッドベースは、比較的、質感良く鳴るが、ドラムは、他のスピーカーと比べ、埋もれる印象。 デザインが、どちらかというと室内用 (メーカーは、持ち運びできることを売りにしてるとはいえ)で、オフィスや、キッチンなどの、空いたスペースに置いてBGMで流す、という使い方で、しっかり聞き込むスピーカーでは無い(はずな)ので、このくらい鳴れば順当。 他のスピーカーの鳴り方如何。
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Bose SoundLink Micro
 「JVCケンウッド Victor SP-WM01BT」より、低音に厚みが出た分、音の質感が良い。 全体的に、音のこもりはあり、ピアノも、ウッドベースも、1枚、ベールがかかったような音ではあるが、ドラムは、しっかり聞こえ、「JVCケンウッド Victor SP-WM01BT」より明確。 アウトドア用と言いつつ、室内で聴いても、さほど悪くない音質。
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Bose SoundLink Color II
 アウトドアでも、室内でも、使えそうな大きさ。 サイズは、「Bose SoundLink Micro」より、一回りだけ大きいくらいの違いながら、音質は、1ランク上で、ピアノは明確で、ウッドベースの低音も程よく鳴る。 ドラムは、おだやかに入ってきて、他のスピーカーのように"鮮烈"な鳴り方では無いが、気持ちの良い響き。 ピアノの音が強くなったとき、若干、高音の抜けの悪さは感じるが、他の同サイズのスピーカーのように、音がこもることは無く、価格帯が上のbluetoothスピーカーに匹敵する、音質の良さ。 生産終了の可能性が高いので、程度の良い中古品を買うか、現実的には、後継機種扱いの、「Bose SoundLink Flex」を選ぶことになりそう。
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Tribit StormBox Micro 2
 中音域に厚く、ピアノ中心に音を出す。 ただ、主役のピアノの音が、高音で抜けないぶん、そこそこ鳴るウッドベースの低音や、ドラムの音まで、中途半端に感じてしまう。 さほど音質は悪くないが、可もなく、不可も無い、という印象。 どちらかというと、ボーカル向きのスピーカー。
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JBL GO 3
 全体的に音は軽めながら、冒頭は、ピアノも、ウッドベースも、しっかり聞こえる。 サビが近づくにつれ、高音の抜けの悪さが、足をひっぱり、音がこもってしまうが、途中から入るドラムの音が、鮮烈に響く。 比較してしまうと、高音質とは、言えず、じっくり聞く用途には向かないが、手に入るほどの、小さいスピーカーなのに、この音の広がりで鳴るのは、なかなか面白し。 
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JBL GO ESSENTIAL
 「JBL GO 3」と比較すると、ボーカルに特化した音質なだけに、中音域が厚く、全体的に高音寄りの音。 そのぶん、ピアノの音色は「JBL GO 3」よりクリアだが、ウッドベース音は、かなり埋もれる。 サビが近づくにつれ、高音の抜けの悪さが、足をひっぱるところは同じ。 一方、ドラムの音は、「JBL GO 3」より穏やかだが、しっかり聞こえる。 JBL2機種に関しては、どちらもBGMで流すには悪くなさそうだが、サイズがサイズだけに、ボーカル曲の方が良さそう。
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Marshall Willen
 特に、ウッドベースと、途中から入るドラムが、臨場感のある音で、前で鳴る。 ピアノも比較的クリアで、サビに近づくと、若干、苦しくなるものの、全体を通して、個々の楽器の音が、それぞれ、独立して聞こえ、今回比べたスピーカーのなかで、一番、良い音質で聴けた。 マーシャルにしては、高音域寄りの、繊細な音のスピーカーで、ギターなどの弦楽器の響きは良いものの、あまりロックなどには、向かないが、古いジャズなどには、合っていそう。
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 【 結論 】

「Bose SoundLink Color II」の安定感。


正方形型、ということで、この7台で比べてますが、
「JVCケンウッド Victor SP-WM01BT」の大きさだと、
大きすぎず、小さすぎず、

ただ、持ち運びするには大きくて、じっくり聞くには小さくて…というサイズでもあり、
盲点? 穴場? になっているサイズで、

実質、この3台の勝負に。

「JVCケンウッド Victor SP-WM01BT」
「Bose SoundLink Color II」 
「Marshall Willen」

となると、やはり、音質がこなれてる、BOSEが強い。



◆◆ 雑記

"この小さいサイズのスピーカーで、ジャズ!? と、思うかもしれませんが、

案外、キャンプ場などの屋外や、出先のホテルで、
ジャズを聴きたくなることは、結構あるはずで、

特に、中音域さえ強調してしまえば、誤魔化しがきくボーカル曲と違い、
この筐体のサイズで、ジャズを、上手く鳴らそうと思うと、
かなり、工夫が必要なだけに、

各メーカーの腕の見せどころ、
むしろ、スピーカーの良し悪しが、残酷なまでに、顕著に出るジャンルかもしれません。

その点、BOSEは、どんなサイズのスピーカーでも、
音質で妥協しないのが、素晴らしい。






「JVCケンウッド Victor SP-WM01BT」 メーカー公式コメント


・ 【豊かな低音と広い音楽空間】ウーファーとツィーター、大型パッシブラジエーターを搭載。小型ながら上質なサウンドと豊かな音楽空間を実現しています。

・ 【こだわりの高音質設計】空間表現を高めるためユニットの取り付け角度を最適化して構成。音の開口率を向上させるハニカム構造のサランフレームに加え、ウーファーやパッシブラジエーターの振動を吸収して接地面との相互干渉を低減する円錐シリコンインシュレーターの採用など、内部設計の細部までこだわり、高音質再生を追求しました。

・ 【天然木のウッドデザイン】スピーカー外枠に天然木※ を採用。インテリアアイテムとして天然素材ならではの質感が楽しめます。天面には Victor ブランドを象徴する「犬のマーク」をプリントしました。※:天然木を使用しているため、1台1台外観は異なります。

・ 【ステレオペアリング機能に対応】拡張機能としてステレオペアリング機能に対応。同モデルを1台増設することにより、セパレートスピーカーのような広がりのあるステレオ再生が可能です。

・ 【最大12時間※の長時間再生】内蔵バッテリーで最大12時間※の長時間再生が可能。電池残量は天面のLED(白と青の 2 色 LED)で確認できます。 ※:使用条件により変わります。

・ 【片手で持ち運べるコンパクトサイズ】幅 11.4 cm × 高さ 10.6 cm × 奥行き 8.0 cm、質量約580gの軽量ボディで、リビングやベランダ、寝室など、お好きな場所で気軽に本格サウンドが楽しめます。

・ 【充電しながらの再生が可能】専用USB(Type-C)ケーブルで充電しながらの音楽再生も可能です。

・ 【付属品】専用USB(Type-C)ケーブル(1m)




 
◆◆ 注意書き

2023年1月より、特に注意書きの無いかぎり、生活ノイズ低減のため、
音声フィルタを、かましています。

2021年7月6日より、動画の音量が上がっています。 ※ ボリューム注意

動画は、良さげなヘッドフォンで、聞いてください。
スマホのスピーカーや、安いイヤホンだと、全部、同じ音に聞こえます。

「賃貸アパートで、流せる音量」に、こだわって、比較しています。
(実際は、大きな音を出せないだけ)

スピーカーによって、音の大きさが違って聞こえますが、
できるだけ音量が同等になるよう、測定しつつ、録音をしています。
聞こえ方の違いは、実際に聞こえる"音質"の違い、と、考えて良いかと思います。


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