永沢俳里

雑記家、詩人、ときどき魔女

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四半世紀は贅沢な孤独を

温室は環境の整った修羅だった。それに気づいたのは25の秋で、その秋も儚く散ってしまうのだと思うととても切ない。 四半世紀生き抜いた褒美として私は自分に本当に孤独をプレゼントした。6月に2年半努めた会社を辞め、これを書いてる現在(2023/09/27)まで無職としてのらりくらり生きている。一時期アルバイトをしたけど、この夏の暑さに私が勝てず1ヶ月で辞めた。 『空白期間は何をしていましたか?』 会社を辞めて真っ先に指定ゴミ袋(45L)に会社員時代に使っていたもの投げ入れた。

    • 5月22日 ミツバツツジ

      5月22日 ミツバツツジ 花言葉:抑制のきいた生活 自分の性格は?と聞かれたら昔は「マイペース」と答えていた。今聞かれたら「どっちつかず」と答える。 優柔不断とも言えるけど、そんな堅苦しい表現で自分を決めたくない…というのもある意味マイペースなのか?うーん、わからん。 好きなものはやり通すけどそれ以外は選ぶの下手すぎて「なんでもいい」「やらない」「しらね」の三段活用。家出てよかったー。 一人暮らしすると「俺が法律」になれるのもそうだけど、自分の体調の具合でこの家事はサ

      • 前橋ポエフェス ポエトリーリーディングの日記

        深夜、トイレに起きたら変に覚醒して眠れなくなった。恋人はぐうすか寝てる(布団も取られた)ので、昨日のポエフェスの感想を書くことにする。 もう昨日なのが勿体ないくらい素晴らしく、尊い言葉に溢れたイベントだった。 去年は魔女の姿で参戦した。今年は中華街で勢いで買ったチャイナ服と厚底(マーチン)で参戦。 私達が会場の前橋文学館についたのが、ほぼ開演時刻の13時。ギリギリかと思ったら電車組も遅延の関係で平均1時間遅刻だった。 そういう事で繰り上がりされまくって、北爪さんの朗読か

        • 【詩】蛸

          否めない入口で 腓返癖が抜けない それでも話は継続され 呆と聞く私の腕を取ったのは幻だったのだろうか? 巻きつくした息で抗う機会を伺う 花束を解体する傍で毒を幇助する元若人 丁度切れていたのと受け取った20分の4 以下、彷徨う猜疑を褪せらせ 眠りつかれた過去を拒む だれかの破片を運ぶ これはこれは 「どうかして」る

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        四半世紀は贅沢な孤独を

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        • 華色奥都
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          いつTwitterに飽きてもおかしくないので、最近はブログをTwitterのように使うようにしてる https://hairi-gift.hatenablog.jp/entry/2024/05/16/185014

          いつTwitterに飽きてもおかしくないので、最近はブログをTwitterのように使うようにしてる https://hairi-gift.hatenablog.jp/entry/2024/05/16/185014

          5月15日 アヤメ

          5月15日 アヤメ 花言葉:気まぐれ 昔からマダム運が強い。親戚もそうだけど、全く知らない人。例えば電車でたまたま隣に座ってたり、ふと入ったシーシャバーで一緒になったり、喫煙所で「ねえ、ライター貸してくれない?」って声かけられたり、それきっかけで2時間くらい一緒にいて話を聞いてもらったりして連絡先もSNSも交換せず解散する。ということが何度かあった。 最初は大学2年。 面白いくらいやる気が出なくて、電車途中で降りてサボるかーって考えていた時だ。 彼女は途中で乗ってきた

          5月15日 アヤメ

          参加している詩誌、紙版も発売されました! 以下の記事に追記しているので是非✨ 【お知らせ】詩誌「開かれた窓」|永沢俳里 @Hairi_gifT #note #スキしてみて https://note.com/speak_low/n/n8c48fcab44d7

          参加している詩誌、紙版も発売されました! 以下の記事に追記しているので是非✨ 【お知らせ】詩誌「開かれた窓」|永沢俳里 @Hairi_gifT #note #スキしてみて https://note.com/speak_low/n/n8c48fcab44d7

          5月8日 マツバギク

          5月8日 マツバギク ゆったりとした気分 3年前は村上春樹が大半を占めていた本棚、それに加え読みかけのシリーズ物の続きとか、アニメ見てハマった原作(よふかしのうた、ブルーピリオド)と家から持参したもの(HIGH SCORE、東京喰種)がちらほらある。 今は詩集が大半になり、村上春樹関連は最高時の三分の一くらい、後は画集その他小説が増えた。漫画も浅野いにおや大友克洋作品に変わり雰囲気が変わった。 突然ですが、皆さん持ち物のキャパってどれくらいですか?掃除できるできないって

          5月8日 マツバギク

          創作まとめの記事に、寄稿の項目を追記しました。 https://note.com/speak_low/n/nacf6fb4fb2ae

          創作まとめの記事に、寄稿の項目を追記しました。 https://note.com/speak_low/n/nacf6fb4fb2ae

          5月1日  エーデルワイス

          5月1日  エーデルワイス 「大切な思い出」「勇気」 朝起き上がる事ですら勇気がいる毎日。やっと暖かい(?)気候に移りつつあるから、お風呂ミッションも何とかこなせる。 元々お風呂苦手なのもあるけど、今住んでる家の給湯器が老朽化しててシャワーの7割(日によって8割)水しか出ない。引っ越してから変わらず。次の部屋は給湯器が新しい、お湯がちゃんと出るところがいいなぁって3年間言ってる。 他にも些細な勇気で生活が回っているわけだけど、それを一つ一つ認知してたら疲れるから、無視し

          5月1日  エーデルワイス

          【お知らせ】詩誌「開かれた窓」

          蝶尾出版社様より発刊される新しい詩誌に、詩画で参加させて頂いております。 あまり見ない形式の詩ですが、読み方に決まりはないので、自由に読んでいただけたら嬉しいです。 よろしくお願いします。 発売日は5月1日(水)です。 Amazon.co.jp: 開かれた窓: 創刊号 詩雑誌 eBook : 蝶尾出版社: Kindleストア ※現在電子書籍のリンクのみになっていますが、紙でも発売されます。そちらも追って追記します。 5月12日(日)紙版も創刊されました。お家でのんびり

          【お知らせ】詩誌「開かれた窓」

          4月24日 シャガ

          4月24日 シャガ 自己主張 こないだ初めて日暮里を歩いた。上品だけど高貴すぎない街というイメージがぼんやりとあって、いざ降り立ってみると概ねその通りだった。 駅から出て少し歩くと「谷中銀座」という商店街が現れ、道行く人はみなゲートに吸い込まれていく。私達もならって吸い込まれ、開かれた通りを見ると東京都は思えない空気に包まれた。 今どきな街でも、下町でもない。 だからといってサブカルやアングラとも違う、上野のような愉快な雰囲気でもない、ゆったりとした雰囲気。 都会のどの街

          4月24日 シャガ

          創作歴まとめ

          詩 中学:宮沢賢治の詩を読む。詩より宮沢賢治に興味があった。 高校:教科書や便覧に載ってる詩は読んだけどそこまで読み込んでなかった 大学:米津玄師のライブに初参戦した帰りに、新潮文庫の宮沢賢治詩集を買う。その1年後に室生犀星の詩集も買う 23歳:一人暮らし記念に糸井重里の雑文集と萩原朔太郎の詩集を買う。 24歳:前橋ポエトリーフェスティバル2022に観覧者として遊びに行く。詩を朗読するという考えがなかったので、とても新鮮で、自分の何かをここで読みたいと思った。

          創作歴まとめ

          4月17日 アイリス

          4月17日 アイリス  恋のメッセージ、吉報 最近はポケモンsvの図鑑埋めを進めている。 ソフトはバイオレットで、ストーリーは去年末くらいにクリアしたので、あとはダウンロードコンテンツ買うか、図鑑埋めか、となり、図鑑を優先してみた。 とは言っても2月にコロナになって少し進めて以来だからやっと210匹。今回の舞台であるパルデア図鑑は400匹もいる。ふう。でもDS時代と比べたら埋めやすくなったよね。インターネット環境が潤っているのが常になったし。片方のタイトルでしかゲットで

          4月17日 アイリス

          https://hairi-gift.hatenablog.jp/entry/2024/04/13/201128 日記です

          https://hairi-gift.hatenablog.jp/entry/2024/04/13/201128 日記です

          【詩】立入禁止

          まだ 終わるには早く 止めるには脆く 風は 湿を拵えているので 私は幼い爪先で 光を攫う ああ、駄目 駄目です 刻は染まりきってません ので悪夢は 数日継続されます 編まれた庇が 受ける深夜便 憑まれた怨に そうと口吻 私は睡ります それが拙い爆弾でも 私は灯します 終わらない恋を 見るために

          【詩】立入禁止