お風呂で元気を取り戻す!60代から始めるリラクゼーションの秘訣

年間120万人のお客様の笑顔を湯ぶねごしにみてきたのだが、最高に気持ちの良い入浴術は、クタクタに疲れた時に入るおふろだと思っている。

おなかをぺこぺこにした時には、なんでも美味しいのと同じ原理だ。。

ストレスからくる緊張感から解放された心地良さを否定できる人はいないだろう。

おふろに関する仕事をはじめたのは35歳くらいだった。それ以来仕事もかねて数多くの温泉、銭湯、スーパー銭湯、サウナ、旅館を体験した。自宅のふろには1年以上つかっていないといった時期もしばしば。

素晴らしい温泉や旅館の体験もしたが、それでも一番印象に残っているのは20代後半から30際前くらいに、時々利用していたサウナである。

月に2度くらいしか休めず、毎日終電で帰るという超ブラック企業。今となってはよい経験をしたと思っているのだが、駅のホームで線路を一心に見つめる自分にハッとするような時期もあった。相当追いつめられていたのだろう。

たまの休みに昼過ぎまで泥のように眠り、重い体を起こしてサウナに駆け込む。湯ぶねにつかった時、体を包み込むお湯に溶けてしまうようなあの感覚に勝るものはいまだない。

数年後、縁もゆかりもない温浴事業の仕事に就いたのも、あの時の体験があったからかもしれない。

日常生活の中のオアシス

今年還暦のぼくは、「おふろで60代を元気にする」というコンセプトを掲げてnotoeを書いている。だからといって四六時中おふろにつかってくださいといった内容の、おふろの情報を流すつもりはない。

最高に気持ちよくおふろを楽しんでいただくには、やっぱり日常が充実していておふろの時間が特別な時間と空間でなければならないからだ。

誰にだって、自分の時間が持てないほど忙しかったり、何かに没頭して疲労を覚えたり、精神的に落ち込んで逃げ場を失ったり。さまざまな人生をストレスを感じなから生きてきたはずである。

生涯現役であるとは、例えフェースが変わっても同じようなことを繰り返していくことなんだろう。

ただ、少しずつ体力は落ちてゆく。その代わり、おとなの知恵は蓄積されている。自分の体と上手につきあうために、頭と体をリラックスするための知恵としてのおふろの活用も然りだ!

そんなあなたのために、ぼくが今まで得てきたおふろの知見や、そこで繰り広げられたさまざまな人間模様やこぼれ話を伝えたい。それが役に立ったり、共感してもらえたら嬉しい。

365日、毎日がおふろ三昧という人生ではきっと飽きてしまうだろう。日々の充実があって、おふろの時間は輝く。

今まで見てきたお客さまもそうだった。年齢は関係ない、くたくたになるほど一所懸命生きる。それがどんな名湯であることより大事な前提条件となる。

おふろを楽しむとは、人生を楽しむということを伝えていきたいそんれが、ぼくの使命なのだ。

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