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60歳から元気な人は、男も女もテスステロンがすごいんです!

年間120万人のお客様を湯船こしに見てきました。フロントに立っていると時々おばさんのようなおじさん、あるいはおじさんのようなおばさんがお客様として来店され、男湯、女湯、はたしてどちらの脱衣場の鍵をお渡しすべきなのかを迷うことがあります。
 
高齢者専門の精神科医の和田秀樹氏によると、60歳を超えると男性は男性ホルモンの分泌量が減り若い頃と比べて穏やかになり、逆に女性は閉経後に男性ホルモンの分泌が増えて、活発になる傾向が強まるそうです。
 
男性を女性に間違えると、キョトンとされ笑い話ですみますが、女性を男性と間違えると、これはとても恐ろしいことになります。僕は1度このミスを思いっきりやってしまいこっぴどい目にあいました。坊主頭にドロップ型サングラスは勘弁していただきたい ……

こういったことも含めて、なるほど和田先生のおっしゃることはまんざらでもないと、妙に納得できます
 
今回の記事では、60代以上の方にとって男性ホルモンが果たす役割について考えてみましょう。
 

男性ホルモンがはたす役割


男性ホルモンであるテストステロンは若さをたもつために非常に大切な成分なのですが、その役割について大きく3つに絞って考えてみましょう。

1)筋肉の成長と維持に重要な役割を持っている
男性ホルモンであるテストステロンは筋肉を形成するのに必要となる成分です。

筋肉量が増えると基礎代謝率(BMR)が上がり、エネルギー消費が増えるため、体脂肪の減少や健康維持に役立つ。

さらに、基礎代謝が高まり余分な脂肪を溜め込むメタボリックシンドロームを防ぎ、肥満、高血圧、高血糖、高脂血症など、代謝異常の予防や改善に重要な役割を果たします。
 
2)性機能の維持に重要な役割を持っている
テストステロンは性欲と性的機能に直接関与している。性機能の低下は、男性ホルモンの減少と関連していることが多い。

性欲は、生命力や活力の源泉であり、モチベーションや意欲にも影響を与えます。ホルモンレベルが適切であれば、さまざまな活動への意欲が高まり、積極的に日常生活を送ることができるので、老化を防ぎ若さを維持するためには大切な要素となるのです。

3)気分とエネルギーレベルの調整に関与している。
 
テストステロンが十分に分泌されていると、脳内の神経伝達物質であるセロトニンやドーパミンのバランスが保たれ、気分の安定に寄与する。

いっぽう、テストステロンの低下は、これらの神経伝達物質のバランスを崩し、うつ病や不安感のリスクを高める可能性が高まる。つまり、自信や自己肯定感にも影響を与える。分泌量が低いと、自己評価が低下し、自信を失いやすい状態を招く要因となる。

60歳を過ぎると男性ホルモンの分泌が減る理由


高齢化とともに、テストステロンが低下する要因は簡単にいえば以下の3点、これらの原因は有機的に関連しています
 
1)老化による体の変化
自然な老化プロセスの一環として、男性ホルモンの分泌が徐々に減少する。これは体内の内分泌系の変化によるもので、加齢によりおのずとおこる現象である。
 
2)生活習慣の変化
加齢にともない、運動量の減少や食生活の変化などの生活習慣が影響し、男性ホルモンの分泌が減少する。ここは、なんとか生活環境を変えることで無理をしない範囲で改善を行いたいものですね。
 
3)健康状態の悪化
加齢により、慢性的な疾患(糖尿病、高血圧、肥満など)のリスクが増加し、これらの健康問題が男性ホルモンの分泌をさらに低下させる要因となる。ホルモン分泌が減るから病気になるのか、病気になるからホルモンが減るのか、これらは相互に関わり合いがあるようです。

60歳から男性ホルモンを増やすために行うべきこと


1)適度な運動
テステステロンが筋肉を作るのに有効であることは前述しましたが、当然のことながら身体が必要なホルモンを分泌するには、それが必要となる状態を作り出す環境が必要です。つまり、筋肉を使い強くするといった行動をすることです。
 
ただし普段運動不足であるのに、激しい筋トレは逆効果。毎日の散歩から始めて、無理のない範囲でトレーニングを行いましょう。大切なことは継続して行うことです。
 
2)バランスの取れた食事
タンパク質、健康的な脂肪、ビタミンD、亜鉛などを含むバランスの取れた食事を摂ることで、男性ホル(モンのレベルを維持できます。

高齢の方でも、元気な方はおタンパク源として肉をしっかりと食べている人が多いことがわかっておいます。また、良い脂肪は不飽和脂肪酸を多く含む油で、代表格はオリーブオイルなどです。
 
3)十分な睡眠とストレスを溜めない生活
質の良い睡眠はホルモンのバランスを保つために重要です。毎晩7〜8時間の睡眠を確保することを心がけましょう。

さらに、長期的なストレスはテストステロンの分泌を抑制します。瞑想、ヨガ、趣味の活動や、40度のお湯に肩までつかる入浴を日課にしてください。
 
お風呂の専門家なので、特に付け加えておきますが、良い眠りを望むなら、就寝1時間前に40度のお湯に肩までつかり15分入る。これがマストです。良質な眠りがストレスも軽減してくれるでしょう。

体の個人差が明確になるのは60歳からである


健康に関しては、どんな文献や医者の話を読んだり聞いたりしても、いわれていることは同じようなことばかりです。

男性ホルモンの分泌が減るのは、老化、年齢による生活環境の変化、そして病気によるもの。そして、それを改善するには運動、食時、ストレスを溜めないこと。
 
結局は、同じこと、当たり前のことなのですね。
 
個人差というのは、60歳を過ぎるとますます大きくなります。一般的な話ですが、例えば100メートルを走るのに10代だと足の速い人なら11秒台で、遅い人でも18秒もあれば走れたはずです。
 
ところが、60を超えると速い人は相変わらず11秒台で走る人もいるでしょうが、遅い人は20秒以上かかる。それでも走れればまだ良い方で、もはや走るという行為の意味がわからないという人も多いのではないでしょうか。

どんどん差がひらいてくるのは、健康のために良いとされている当たり前のことができていないことの差が大きな要因の一つと考えられます。

まとめ


今の時代、男らしいとか、女らしいとか、そういった表現は炎上キーワードなのでしょう。しかし、性別に関係なく男性ホルモンであるテステステロンの存在は、若々しく活発に生きるためには大切な要素です。
 
良い意味でおじさんはおじさんらしく、おばさんもおじさんのように、どちれでもない人もはつらつとした毎日を送るために、60歳を超えたらテステステロンを意識しましょう。
 
1. 適度な運動。筋肉の衰えが一番の敵です。
2. 食事を意識する。タンパク質と良質の油を意識する。
3、ストレスと溜めない。良質な睡眠となんといってもお風呂にはいろう
 
もう、フロントで迷わせないでくださいね。毎日を元気よく楽しみましょう。

おふろを楽しむとは、人生を楽しむということを伝えていきたいそんれが、ぼくの使命です。もしこの記事に共感いただけたら「すき」「フォロー」お願いします。あなたの優しさに感謝です!


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