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5/29 第三十四回文学フリマ 告知

 世界は色々と大変だけど、だからこそ文学は続いていく。

 と、いうわけで告知です!今回は2冊、すごいぜ!

『感傷マゾVol.7 仮想感傷と未来特集号』

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テ35〜36

予告動画

短編SF小説「肖像のない象徴.bak

 2122年。人々が仮想空間でアバターを使い生活するのが当たり前の世界、という設定でSF短編小説を書きました。軽い読み味のボーイ・ミーツ・ガールものを目指し、大学生の男の子を主人公にしたラブコメです。
 私は性根がサディストなので「感傷マゾ」というテーマに対応できるか不安だったのですが、むしろその嗜虐性を読者に向けることで(感傷)マゾの方に楽しんでもらえるものができたように思います(改めて言いますがラブコメです)。

 『感傷マゾ』はこれで一旦の区切りを迎えるそうですが、そのフィナーレを飾る寄稿者の方々が並んだ目次だけでもこの一冊が凄まじいものになっていることが伺い知れるでしょう。とにかく読んで絶対に損することはないと思いますので、まずは手に入れてから色々考えると良いのではないでしょうか?
 そしてその勢いで私のを読め!

 ものすごく個人的な話ではありますが、20年以上『lain』にハマりっぱなしの私にとって、この表紙で飾られた中に自分の書いたSF小説が載っている……というのは望外の喜びであります。いやほんと、こんな嬉しいことって世の中にあるんですね……。



『アニメクリティークvol.2s_β 特集:〈彼方〉の歴史/記憶 』
「不完全な”いま、ここ”少年少女たち」

 こちらはいつもどおり批評を寄稿しました。
 タイトルからおわかりいただけるように『地球外少年少女』を取り上げております。

 その中でも実況配信者のミーナこと美笹美衣奈が本作において果たした役割と、彼女が示した「希望」のようなものについて述べました。『地球外少年少女』において私は彼女こそがテーマの中心に届く道筋を導いてくれるキャラクターであると考えております、ぜひミーナについて(あるいはそのキャラクターの性質について)不満がある方にこそご一読いただければ……と思っております。

 また『アニクリ』のシステムとして、掲載論考に対するコメントを一緒に載せるというのがありますが、今回は私から無理を言ってお一人に直接そのコメント役をお願いしました。(いわゆるごくごくインディーな)批評界隈には属していない方なので、普段とは違う角度の言及がお楽しみいただけると思います。そちらもお楽しみください!

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